基礎から始めるプロのためのスチルライフライティング (コマーシャル・フォト・シリーズ)/著者不明
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今回はムックの紹介。

玄光社といえば、月刊誌の「COMMERCIAL・PHOTO」を刊行しているところでも有名な出版社。

写真をもっと上手くなりたい、プロってどんな風に撮影しているんだろう?、どんな機材使ってるんだろう?とか思いながら読んだこともある人も多いと思う。そして、今回紹介しているもの以外にも沢山のムックを刊行しているので、一度は目にしたことがあるかもしれない。



こちらのムックは、スタジオなどでライティングを組んで撮影する際、知っておきたい知識がわかりやすく、

たくさんの写真を用いながら解説されている。

実際の内容は、下記のような内容である。


 1. スチルライフライティングの基礎

 2. テーブルトップライティング 11のパターン

 3. 天トレを極める撮影のアイデア集

 4. 目からウロコのライティング講座

 5. 基礎から覚えるシズル&スタジオ機材

 6. 玉ちゃんのストロボ話 / ライティング話



1ではライトの基礎、ライトの基本的な解説から、四角いもの、円筒、球の撮影、グラデーションの調整、半逆光による効果、光の柔らかさ、ハイライトの調整、シルバー(光りもの、反射物)、黒締め、ライティングの組み立て方などが載っている。

2~4では、それらのライトを使って、実際どのように撮影しているか、5ではビールの泡の作り方などのテクニック、6ではそれぞれのディフィーザーやオプションの解説が記載されている。


これらの解説では、ライト位置はもちろんのこと、個々のライトを当てた時の写真まで載っており、そのライトの役割が非常にわかりやすくなっている。今までのムックではここまできちんと解説されているものは少なく、ライト位置は載っているものの、何のために当てているライトなのかわからないものも沢山あった。

しかし、こちらのムックではそれらの役割がわかりやすいために、プロの写真はどのような場所に気をつけながら写真を撮っているか、また、これらのライトがあることによって、質感や立体感、シズル感などにどのよな影響を与えるか、ということが非常に容易に読み取れる。


同時に、同じストロボの光でも、ディフューズの仕方やアクセサリーによって、どのように変わるのかもわかりやすくなっている。

ベアバルブから標準リフレクター、バンクライト、アンブレラ(ホワイト、シルバー)、アンブレラ+ディフューザー、

オパライト、リングストロボ、ハニカムグリッドやスヌート等など、さまざまなライトの解説まである。




実際の現場では数えきれないくらいのライティングの種類があり、

それらがカメラマンの個性にもつながっている。

しかし、それらのライトを理解するには基礎をしっかり学び、理解することが大事だ。


また、自分はスタジオやらないし・・・と思っている人でも、スタジオのライティングを学ぶことによって

どうすれば今までの写真から、よりよく撮影できるかその答えも見つかるかもしれない。



以前、スタジオで物を撮れる人間は人も撮れる!と言った人がいた。

それくらい一つの物をきちんと撮るのは簡単そうに見えて難しい。


ただ、人を撮るのは撮るのでライティング以外にコミュニケーションであったり、

撮影する際の空気であったり、機転であったり、瞬発力であったり、、、

物を撮る際とはまた違った能力も必要とされるのだが・・・・。