向き不向き
前の会社で言われたことがあります。
技術者にも向き不向きがあります。
それはどういう事?
友達に
タイル職人を目指して修行している人がいました。
一生懸命にタイルを貼り親方のいう事を聞きながらやっていたのですが、あるとき入ってきて3ヶ月の子に仕事のやり方で負けてしまったそうです。
新しい子は一人でタイルを貼れるまでに成長
しかし知り合い(友達)はまだ一人では晴れません。
親方に聞いてみると
このまま続けてもいいが君は向いてないようですね。
そんな事を言われ辞めたそうです。
私たちにもそのようなことがあって、こんなクリームが欲しい、こういう感じで、と言われたときに同じようなイメージのものが造れるか
イメージは違ってもいいのですが、例えば
AとBの違いがわかるか判らないか。それによって化粧品の研究に向いているか、いないか判ります。
残念ながら差の判らない人は、研究には向いていません。
そんな人は工場の方で働いて貰う。そう言う事もあるそうです。
味見で味の差が判らなければ料理が出来ないのと一緒ですね。
化粧品の特徴はある程度判りますが、
それでも判らないところを区別できる人
判らない差を判る人が素人の中にいます。(此処での素人は技術者としての素人で化粧品はよく知っている人です)
このような人が窓口で、商品開発をするときは大変です。
サンプルを20回ぐらい出したことも
それでも決まりません。
でも気に入ったものが出来るとそれは達成感がありますが、
いわゆる、さじ加減
難しいものがありますね。
この辺はもう経験からモノを加えてと成ります。そこで経験者は凄いモノを創ってきます。
技術プラス経験それで商品が出来上がります。
私が足元にも及ばないそんな師匠が二人いや三人います。
良く教えて貰っています。
創作化粧品は私の方が優れていると想っていますが
荒削りを
師匠でまろやかにして貰って
商品化
師匠と言える人の中に、いつか一緒に仕事をしたい人がいます。
遙かなる夢ですが。