うちの娘は多分バカだ。

それも結構な天然が入ったバカだ。


とんでもない発言が飛び出してくることがたまにある。

うちら夫婦はその発言を面白がって真似するのだが、

いまのところはバカにされていることに気づいていない。


やつのばかっぷりを楽しむのも今のうちだろう。



先日、オレンジのグミを食べていて


「ねぇねぇ、オレンジの か・お・り が、するんだよ~~?」


「こ れ は !  オレンジの  かおりが!  するんだよ~~?」



・・・?

なんだこいつは・・

なんでそんなに香りばかり強調してくるのか。


「それオレンジのかおりがするんだ?」


「うん!」


「じゃあ、味は? なんの味がするの?」




「味は  無い!」


Σ(゚д゚;)



味無いわけないだろ。


「あじ は ない!」

か。


語録いただきました。


その後もたっぷりとバカにさせていただき、ことあるごとに使っていました。





娘は10のダメージを受けた。

オレンジの味と香りが一致した。





ハロウィンに帰宅した時のことだ。


家に電話をしてみたらまだ娘が起きているようなので、

玄関前でハロウィン衣装の馬の被り物をかぶってからインターホンを押した。


部屋の向こうから

「あ、ぱぱ。 ぱぱー♪」

という声が聞こえてくる。

ガチャと鍵を開ける音が聞こえた。


かぶりものをしていて視界がほぼ無いので

そーっとドアを開ける。


4歳のかわいい娘よ、これぞハロウィンだ!


「ひっ・・」


被り物の向こう側から血の気の引いた声が漏れてくる



「ひっ・・ひぃい ぃぃいやあああああああああああ!」


あれ・・・

なんか想像してたよりも反応が良すぎる



「ぎゃああああああぁぁあ!」


相当な叫び声をあげて部屋の奥へ全力疾走する音がする


バタバタバタガシャーン


あぁ・・・ やっちまった。


「ひぃぃ、いやあああああああ、」


転倒した後も泣き叫ぶ声は止まない。

ママに抱っこされ、恐怖に慄く娘。


ぱ・・・ぱぱなんだよ。

去年はにこにこ近づいてきて、「ぱぱ?」

なんて言って可愛く首を傾げてたじゃないか。


馬の被り物をはずし、パパの顔を見せてもなかなか泣き止まず、

彼女の心にはしっかりとトラウマが刻まれた。





娘はレベルが上がった!

トラウマの呪文を覚えた!

パパに少しだけ恨みを覚えた!



うちの娘はツンデレだ。

ただしパパに対してだけ。


いつもはママが大好きだし、

パパのことを友達か、もしくは自分より下に見ているんじゃないかという節さえある。


たとえば、寝起きの彼女は機嫌が悪く、ママのみに懐くんだが、

起きたと思い、顔を覗き込んでるだけで

「見ないでよ-! もー! (フガー!)」

と威嚇してくる。


また、アニメやCMの歌を口ずさんだだけで

「うたっちゃだめー! (フガー!)」

と威嚇してくる。


なぜだ。

いや、やつは実は友達とか小さな子には優しい。

この威嚇はパパだけにするのだ。


これをツンデレと言わずなんと言おうか。


寝起きも、そのあと優しく話しかけたり、すねたりすると

「大丈夫。大丈夫だから」

と急に態度が変わり、甘えてきたり、


歌だって、

「パパだって歌いたいんだよ」、「歌ったっていいじゃん」

と返すと

「いいよ! パパ歌っていいよ!」

と逆に一緒に歌おうよとまで言い出す。



なんですか、この恋人みたいなツンデレプレイは!



これだけ見てると甘やかしているような感じですが

怒るときはひどく叱り付ける。

怖いパパも知っている。


最近の禁句ワードは

「もう知らないよ」


これをボソッと言っただけで


ぶぇぇ・・うぎゃぁぁ・・!!!


と顔をくしゃくしゃにしながらしがみついてきたり、

手がつけられないほど泣きじゃくってしまう。



なんだろうなぁ。これ。



娘はツンデレの呪文を唱えた!


パパは頭が混乱した!


ツンデレ派じゃないのになぁ。

平日、娘と会う機会はほぼ無い。


娘が寝ている間に出社し、

帰る頃にはすでに寝ている。


しかーし、

先日、めずらしく娘が昼寝をし、

9時までおきていた。

その日は早く帰ることが出来たので、

遅く起きている娘に帰りの父親を見せることが出来た。



「ぱぁぱぁ~おかえり~~~~」



やつはパパが帰ってくると飛び跳ねて喜ぶ。


洗面所で手を洗っていると、

娘はニヤニヤしながらおもちゃの小さな花を持ってきて、



「はいっ! ぱぱ」


「ぱぱけっこんしよ!」


「パパと結婚するのか」


「うん! ぱぱとけっこんするの!」



痛恨の一撃!

241のダメージを受けた!



な・・・

な・

なんですって!


これは娘が大好きな父親にとって

最高の喜びじゃないですか。


平静を装ってはいますが

こんな嬉しいことは無い。


どこでそんなの覚えてきたんだ。

ママに聞いてもそんなの教えてないと言う。


よし分かった。

土曜日は娘の好きなプリキュアデータカードダスでたくさん遊ばせてやろう


前から危険だなと思っていたが、

ついに、うちの娘もやらかした。


迷子、それはドキドキのイベントタイム。


先日、イトーヨーカドーに行ったところ、

閉店セールを開始しているというので、

2階、3階もぐるっと回ってみた。

ヤツが危険なのは、大きなフロアに行くと走りまわりたくなるということだ。

いつも注意しているのだが、いつの間にか勝手にどこかに行く。


2階のフロアで商品を見ている約1分間くらいの間にいなくなった・・・


まぁ、どうせどこかにいるんだろと

嫁と一緒に娘の名前を呼びながら回ってみたけど、

やっぱりいない。


これは・・

迷子か。


嫁には引き続き2階を探すように言って、

外に出てしまう危険性のある1階に移動することにした。

また名前を呼びながら回ってみてもいない。


ヤツは階段を上るのが好きなので

もしかしたら3階にいるかも・・

急いで3階に駆け上がり、

呼んでみてもいない・・


外に出られたか・・!


とその時、


「いつもご来店頂き、ありがとうございます。」

とアナウンスが流れ、

ちょっとした紹介が始まる。


ああ、違うか・・


「迷子のお知らせをします」


きたー!

100%ヤツだろ。



「2歳の女の子の、黄色い服を着た ●●●ちゃん」


うちの子3歳だし、名前違うけど

ちゃんと3って指で出来ないし、

2歳なの?と聞かれたらうなずくし、

見知らぬ人に名前聞かれたらぼそぼそ言うから聞き間違えられたんだろ。


「サービスカウンターでお待ちしております」


サービスカウンターってどこだ?

1階か?

とりあえず、確保されたようなので安心しながら1階に降りて行ってみると、

店員のおじさんに抱っこされていた。

基本的におっさんは嫌いなはず(若い女の子が好き)なのに

なんで黙って抱っこされてるんだろ。

しかも、泣いてるかなと思ったら、無表情だし。


すいません、ありがとうございます。と言って

娘を引き渡してもらう。

サービスカウンターの女の人が「あぁ、よかったぁ・・」

と言ってくれたのが何より救われた。


娘を抱っこすると、急に

糸が切れたように大声で泣き出した。

やっぱり不安だったのかな。

つーか、勝手にどっか行くのが悪いんだけど。

どこに行ってたのか聞こうとしたけど、

もうその時は何も話せる状態じゃなかったのでずっと抱っこしてやった。



後日、嫁が娘とイトーヨーカドーに行ったときに、


急に、

「ぱぱまま  まってーって  階段下りたの」

と言ってたらしい。

勝手に消えて、勝手に階段下りたのか・・


そして、その迷子が聞いたのか、

その日以来、勝手にうろちょろすることは無くなったらしい。




娘はLVが上がった


・勝手にうろちょろすると迷子になることを覚えた

子供の無垢な感じが大好きだ。


競争心が無いと困ることはたくさんあるだろうが

それであっても純粋でいて欲しいというのは

親のわがままだろうか。


娘は攻撃的ではない。


何でも遊ぶものとかは必ず順番を守るように教えているが、

やっぱりそれでも他の子供にとられたり、割り込まれたりということはある。


休みの日によく公園や児童館に一緒に遊びに行ってあげるのだが、

ある日、児童館の小さな滑り台に順番待ちをしているところ、

少し大きな男の子に割り込まれた。


遠くから見ていると、

娘はその子をどかすわけでもなく、

口に手をあてて、あわあわしているようだった。

滑り台を上ろうとしたその時、その子は親に何か呼ばれたようで、

のぼるのをやめ、どこかに行った、

その時、

娘の顔がぱぁぁあっと明るくなり、

ニコニコしながら滑り台をのぼり、また遊び始めた。


その無垢な感じに

パパはずきゅんとやられます。


近くにいて、タイミングが合えば

他の子も順番を守るように、

他の小さな子に危なくないようにしないといけいよと注意します。

基本、自分の親がしつけることだと思うんだが、なんか放置が多いよな。

やれやれ。



娘はLVが上がった


・父の心を鷲掴みにした


※現在、娘は3歳4ヶ月です。



日曜の夕飯にお弁当を買ってきて、お酒を飲んでダラダラしていた。

その日、娘はお昼頃から眠いせいか、ご機嫌ななめ。

(※眠いくせにお昼寝をしない)


ご機嫌を取るために録画しておいたプリキュアを見せて、

なんだか浮かれモードに。

ぐるんぐるん回転しながら踊っている。


そして・・

案の定、テーブルにおいてあった

カロリ グレープフルーツ 350ml にぶつかり

絨毯にぶちまけた。


「こら! 何やってんの!」


と怒られる娘。


怒られた瞬間・・

泣きながら俺のほうに向かってきて、

太ももを何度もはたく。


泣き顔でクシャクシャにしながら見つめるその顔は

さも、


「お前のせいで怒られたんじゃ!」


「こんなところにお酒おきやがって」


と言わんばかりだった。


とはいえ、

テーブルの近くでぐるぐる回って遊んでいる娘が悪い。

教育上、叱らんといけないしな。

叱られながらも、俺にあたって来る娘を見て

俺は笑いをこらえられずにいた。


娘はLVがあがった


・八つ当たりを覚えた

あれは、娘が1歳半になろうという時だっただろうか。

まだ、単語と単語を繋げて文章にするということが難しい時期だ。

単語は結構いけるようになってきたが、

2語文をようやく幾つか言えるようになってきた、

言語に対する、初期の成長過程だ。



クリスマスシーズンのディズニーシーに行き、

早朝から並び、

色々、パレードを見たりして楽しんだ。

夕飯はどこにしようかなんて会話をしながら歩いていたら、

丁度良く、パレードが見えそうなレストランの外側の席を見つけ、

特等席だね、なんて話しながらお店の柵の内側から混雑もせずパレードを見ていた。


パレードの次は花火。

妻は花火が好きで、

これを見ないことには締まらないらしい。


パレードが終ると、花火席を確保しようと、

席にある食器を急いで片付けだし、

「早く! 早く!」

と物凄い急かし、

俺は娘を抱っこしてレストランから急いで抜け出した。


あたりはもう暗くなり、

場所的に、帰り客の混雑と花火を見ようと移動する人たちでごった返していく。

花火の方向もわからない俺は抜け出したものの、どこに向かえばいいのか分からないので

上空を見回し、花火を見つけようとするが見当たらない。


その時、妻を見失った。


まぁ、電話をすればいいか、とポケットを探したが、

携帯が無い!


もしかしたら、レストランに忘れてきたのかと、

席に戻ってみるが、携帯は置いていない。

恐らく妻が急いで出るときに俺の携帯も持って出て行ったんだろう。


その時、自分の置かれた状況に気付いた。

「迷子だ」

いや、迷子は妻のほうか。

ただし、連絡の取りようが無い。

携帯も無いし、

俺は妻の携帯番号を覚えていないのだから。


これはスタッフに迷子の案内を伝えるべきか・・


そんなことを思いながら、

レストランの柵の外にぼーっと立っていると、

肩車をしていた娘が、



「べびかー ないよ!」


「ぱぱ べびかー ないよっ!」


娘にあせっているのが伝わったのか、

娘も何か大変なことが起こっているのだと察知して、

ベビーカーが無いことを、必死に訴えていた。


ごめんね、

ベビーカーも無いんだけど

それよりもママがいないんだ。

心配かけてごめん。

それにベビーカーはママと一緒だ。

ベビーカーなんて、すぐに買ってやるさ、なんて言えるほどの金はないけど

今大事なのは、ママがいないことだ。


もう花火も終ったようだし、

帰り客が落ち着いたら、スタッフさんに相談しよう。


そう思っていた矢先に

「花火みれたー?」

とのん気に嫁が近づいてきた。


なんだったんだ、今までの混乱を返せ!

携帯すら持って行きやがって。

一気にいろんなことが起こりすぎたが、

こんな混乱の中、


娘はLVが上がった


・状況を見て、それを伝える能力が身についた

・3単語を伝えることを覚えた

ここから、テーマが変わります。



『娘 QUEST』


娘の成長のブログですので、

よろしくおねがいします。


とりあえず、前に書いていたブログはそのままにしておきます。

花粉アレルギー


なんなのだろうか。

花粉が花に入って、くしゃみも涙も鼻水も出て、ぼーっとして

俺の身体は俺をどうしたいのだろうか。

耐えろよと言いたい。


睡眠はきっと必要なのだろうから眠くなるのは分かる。


エネルギーは必要だからおなかが空くのもわかる。


身体に損傷が出て、機能に異常が出ると支障が出るので、痛みがあるのも分かる。



花粉に対して何を警戒するのか。

花粉が肺に入ったら死ぬのか?

しかも、春秋2回も忙しいな、おい!


まったく不便なものだ。

顔や身長、身体能力、頭脳などはいじれないとしても、

その他、システムは自分で構築できたらいいのに。


とりあえず、花粉には何も反応しなくて良い。