GWが明け通常運転に戻った世の中ですが、
全女ビデオチャンネルはますますレアな映像を
お届けしていきます。
今回は、92年9月15日後楽園での北斗VSみなみ戦。
ポストクラッシュとして、タッグチームを結成した
北斗&みなみですが、62年組との世代闘争を経て、
ブル、アジャのヒール側がトップを張ってくると、
それぞれまた違った道を歩むようになります。
この時期、92年の北斗はメキシコ遠征を通じて、誰も
が知る北斗晶のキャラクターを確立します。この遠征中に
ラスカチョ―ラス。オリエンタレスを結成。5・24後楽園
で凱旋試合を行ないます。
それから、約4か月後に組まれたのがこの対決です。
このときの北斗とみなみは互いに別の道を歩んでおり、
ラスカチョとしての北斗がこの先、神取との対戦を機に
大ブレイクしていくのはみなさんご承知のところだと
思います。
いっぽうのみなみもレスリングマスターの異名を取り、
まさにマスター的な存在としてこの先の全女に君臨
し続けていきます。
特にこの試合でも見られますが、ケブラドーラ・
コンヒーロはみなみにしかできない技。高角度
パワーボムやダイビングセントーン、ジャーマン
など、一つひとつの技に味があるのもみなみの特徴です。
この試合、北斗晶が登っていく過程のこの時期を見るのは
もちろん、みなみのすごさも再発見できると思います。
海狼組としての二人の絆が再び見えるのは、みなみの
引退試合である95年5月の後楽園まで待たなければ
ならないのですが、それもまたこのチャンネルにて
お届けできればと思います。
(※写真は95年横浜アリーナで引退発表したときのもの)