寒かったですね〜

朝7時頃のマイガーデンです。

うっすら雪化粧でした。

これなら出かける10時頃には、

とけてなくなってるわ、

と思ったら…

降り出して積もってきましたよ。

今日は、お師匠さん宅で初釜。

マイカーで行く予定でしたが、

タクシーに変更しました。

めったに雪が降らないこのあたりじゃ、

自家用車は雪装備なんてしてないし、

万が一スリップでもしたらと思うと、

おばさんドライバーは

怯んでしまいます。

こわい〜

初釜などのお茶事の記事は、

タイムリーな画像が撮れなくて、

伝えたいことが伝わらないんだけど

(お茶の記事だけとちがうけどね

)

なんとなく

雰囲気だけでも…。

茶室に入ったら、床の軸や生花を拝見します。

床の花は

お正月らしく柳を紅白の水引きで結んでいました。

畳を正方形に切り抜いて、

茶釜をかけられるようにしているの、

あれ、「炉」といいます。

炉に湯を沸かすための炭を入れますが、

それも

「炭点前」という作法があり、

それを見せていただきました。

炭の置き方にも、

美を求めるんですね。

そうやって炭をいこしておいて、

その間に茶懐石がふるまわれます。

これが、このお茶事の楽しみなんです。

質素で少ないように思われませんか？

でも、一つ一つが、手間ひまかけられた料理でとてもおいしいの。

これに、しんじょや八寸に盛られた酒肴が加わり、

とーっても美味しいお酒

(今日は、山口県の『雁木」)

をいただいて、

座が和やかになってきます。

食事が終われば

メインのお茶席です。

お菓子は、花びらもち。

これ、一口いただいたところ。

おいしー

濃茶点前は、亭主であるお師匠さんが点てて下さいます。

お茶には、薄茶と濃茶があってね、

薄茶は、みなさんご存知の

茶筅でシャカシャカ泡だてるみたいにして点てるアレでございます。

濃茶というのは、

お茶をもっとたくさん入れて、

どろーりと錬るように点てたお茶なんです。

(この画像がないから、アカンのやなあ)

濃茶は、何人かで一つの茶碗のお茶を回し飲みします。

不潔？って…

大丈夫

ちゃんと懐紙で飲み口を拭いてから、回すから。

こんなに濃いお茶は、さぞ苦かろうと思われるかもわかりませんが、

薄茶とはまた違うお茶を使うので、

これが、意外にとろーりとほろ甘く感じるんです。

濃茶のあとは、薄茶点前。

これは、お稽古も兼ねているので

弟子が点てます。

今年は私が…。

だから写真撮ってる場合じゃないので、

何もお見せできなくて、

ごめんなさい。

終わった後の棚飾りしか、撮れなかった

お茶は、

お茶事の趣旨、季節などによって、

亭主が、お道具を準備します。

茶入れの塗りや模様

水差しなど、

それそれの由来などを聞いて、歴史などを知ることで興味関心が広がるんです。

私が茶道を習い始めた理由は、

極めて不純でした。

着物を自分で着られるようになったので、

着る場所が欲しかったからなんです。

でも、始めてみたら、

今まで知らなかった文化

(和花、焼き物や塗り物などの伝統工芸、軸など)

に触れるきっかけになりました。

なんと言っても、

無駄のない究極の美意識で構成された【道】ですから、

茶室空間そのものに居心地良さを感じます。

これってね、

ガーデニングにも通ずるところがあるように思えてきました。

居心地のよい美しい空間を作ろうとする点は、共通なのかもわかりません。

まあ、

そんな私のようわからん解釈は

どうでもええとして、

最後に着物姿を一枚

初春らしく、

梅模様の付け下げよ。

母のお下がりです。

着物を着るのもね、

楽しみの一つよ。

たくさん持ってないけどね。

今日は長くなりました。

お付き合い、ありがとう

初釜(酉年)