そもそも 私が鬱病になったのも
失恋がきっかけだった
その頃仕事が忙しくてメンタル的にも体力的にも限界ギリギリだった所にトドメを刺された
夜疲れてるのに眠れなくなった
食欲がなくなった
つーか食べ物の味がわからない
でも食べないと仕事にならないからと
カロリーメイトばっか食べてた
喜怒哀楽がなくなった
他人の関わるのが億劫になった
笑い声が駄目、笑顔が不快
昼休みは「疲れてるから寝てたい」と誰とも過ごさず横になってた
きっかけはわかんないけど
気がついたらカミソリで腕を切ってた
流れる血を見てすごく安心した。
鬱々してた気持ちが嘘みたいに消えてスッキリした
その日から自傷行為がストレス発散になった
手首近くはバレるから
制服で隠れる二の腕辺りを切る様にした
この時点で自分はおかしいと気が付けば良かったんだけどね
自分がヤバいと思ったのはもっと後
駅のホームに飛び降りようとしてた
「貴方何してんの？電車来るよ」って止めてくれた人がいて良かった
ここでようやく自分がヤバいと気付いた私は
心療内科を受診する事にした。
結果は鬱病。
病気だと分かってホッとしたのを覚えてる
だって病気なら治療すれば治るから
この時は想いもしなかったけど
その治療が10年近く長引くなんて
3種類の薬を処方された
抗鬱剤、精神安定剤、睡眠薬
薬のおかげで大分楽になった。
自傷行為はたまにしてたけど
ちなみに鬱病になった事も心療内科に通ってる事も誰にも話してなかった。
午前、午後どちらか2回公休を取る決まりだったので
通院はその公休を利用してた
午前働いて午後に病院に行く
だから職場にも家族にも内緒にする事が出来た
自殺する引き金になったのはまたしても失恋（苦笑）
かつて安定してた病状は恋愛した事により
また不安定に戻ってしまっていた。
ホントにメンタルがヤバい時は絶対恋愛しちゃいけない
ろくな結果にならない
自分にとっても相手にとっても。
その日は13日の金曜日だった
だからってわけじゃないんだけどね、たまたま。
足元が崩れ落ちる感覚とゆーか
世界から色が無くなるとゆーか
「もう終わりにしよう」「もう疲れた」
って思ってしまったんだよね
よくさ、「死ぬ勇気があるなら」とか「その気力を他に回せ」とか言う人がいるけど
一度「死のう」と頭で決めてしまうと
もう他の事は考えられなくなるんだよね。
スイッチが完全に切り替わっちゃってる感じ
家に帰って両親に遺書を書いて
友達と職場の人にさよならメールをして
溜め込んでた睡眠薬をイッキ飲みした
１００錠くらい用意したんだけど死ねなかった。
これは後になって
第一発見者である母に聞いたんだけど
１００錠全部飲めてなかったらしい
床に大量の錠剤が散らばってたらしいので
2 、30錠くらいしか飲めなかったらしい
途中で睡眠薬が効いてしまい飲み切る前に寝ちゃったらしい
なんてこったい！！
ツメが甘かった！！！
大量摂取で死んだ人はいったいどうやって飲んだんだろうね？
コツがあんのかな？
つーか何錠のめば致死量に達するんだか
救急車で運ばれたけど胃洗浄する程でもなく
1日くらいずっと爆睡してました
死ねなかったと分かった時ショックは計り知れなかったけど
家族や友達や職場の人や同じ病室で入院してた人らに励まされ
退院する頃にはかなり前向きな気持ちでいられた。
だけど自殺未遂者に世間は厳しい
仕事は結局クビにされてしまった