料理研究家「R」へのインタビューを聞く

 

  一番印象に残った言葉を考える。

  「私は自分のことはどうでもいい。自分は欲望を殆ど持っていない。

  豪邸も恋愛も結婚も高級車も服もまったく欲しくない。将来への

  希望もない。言ってしまえば早く死にたい。ただ、私が今死んでしまうと

  従業員スタッフが困ると思う。それだけが心配で、生き続けようと思っている

  スタッフは私の友達だ。幸せであって欲しい。彼らは今よりもっと

  お金が欲しいと思っているはず。私の高額収入を知っているし私は

  利益は還元すると言っているし今までそのとおりしてきたので」

 

  さて、問題は、自分のためではなく、人の幸せのため生きるということ。

  従業員の幸せのため、そしてその幸せは「金」であるということ。

  ちなみに「R」は、「高邁な理論は信用できない、現実的な経験から信用できる

  のは『金』である」とインタビュー前半で言っている。

 

  有島武郎の作品で「惜しみなく愛は奪う」というのがある。

  精神分析学者の岸田秀は母親の「愛」から自分は神経症になったと告白している

  「愛」は相手を不幸にすることもあるのだ。

 

  今現在、料理研究家「R」は、業界トップに君臨し超高額収入者らしい。

  そして3人のスタッフも週3日就労残りの日自由という環境での高額給料

 

  "人の為"とは何か?

  "愛" とは、"幸せ"とは 何か?

  考えた、、、、、