君の不幸は特権ではない
君の不幸は特権ではない
君は君の不幸に誇りを持つ資格はない
君の不幸は君だけに与えられたものではない
もう一度言う
君の不幸は君の特権ではない 君だけの特権ではない
誰にでも与えられる不幸の一つに過ぎない
自惚れるな 自分の不幸に自惚れるな 不幸を威張るな
君の不幸は全く特別のものではない ごくごく普通の当たり前の不幸だ
君に特別なことは何一つない 君の人格性格は星屑の一つに過ぎない
不幸を軸に自分を特別な人間と思いたい気持ちは分かる
不幸を軸に生きがいを求めたい気持ちは分かる
星屑の一つだとしてもそこに自分だけの特別感を持ちたいという気持は分かる
しかし宇宙と人間の関係はそのようには出来ていない
宇宙には何一つ特別なものはない
宇宙に特別の人間はいない 宇宙に特別の不幸はない
君には何の取り柄もない 不幸の取り柄も幸福の取り柄も才能の取り柄もない
君は宇宙で限りなく「無」に近い
君は「無」でしかない 君は「無」でもある 君は「無」として存在する
誇りを持ちたいなら「無」としての存在にだ
「無」である自分を誇れ!
「無」としての自分を嬉々として喜べ!
宇宙に同化することだ!
「無」になれ!
「無」になる極意を達成することだ!
宇宙に同化することだ!
「無」になれ!
「無」になる極意を達成することだ!