ステキ!
高峰秀子 大丈夫?
灰田勝彦 痛い いたッいたッー
高峰秀子 どうして あいつらを さっきみたいに やっつけなかったの?
灰田勝彦 喧嘩なんかしたって つまらないからさ
高峰秀子 あんたなら あんなのへいちゃらよ くやしかったわ わたし
灰田勝彦 僕はね あんな奴らと命のやりとりをするのが いやなんだよ
もったいないんだ
僕は 自分自身もっと尊い人間だと思っている
殴られながら我慢ができる
俺はえらい 俺はえらいんだ と思って 嬉しくなったよ
高峰秀子 、、、、、ステキ! わたしあなたの顔を画きたい!
*銀座カンカン娘 監督 島耕二 脚本 山本嘉次郎 より