今日から始まったクラスは、ウェディングや記念日などに用意される、塔のように、砂糖や飴細工などを組み合わせて組み立てていく、見せるためのケーキ作りです。これまでは、食べていただき、美味しいと感じて頂けるものを作ることが、私の常に求めてやっていることでした。
なので、ピエスモンテを自分が学ぶようになるとは、正直思ってもみなかったこと。
でも、自分のなかのお菓子の世界を広げるには、必要なことと考えて、考えて、受講を決めました。
なぜそんなに考えたのかというと、見せるお菓子はこれまでの物とは分野がちがって、ゼロからの出発になるから。
材料も作業も本当に違い、初日の今日は、周りの慣れた男性職人3人の中で、ついていくのにとにかく必死でした。
でも、そう言っているわりに、内容はとても興味深くて、おもしろくて仕方ない。
ちょっと複雑な気分で、1日を何とか過ごしました。
講師の先生は、まだとっても若いのですが、フランスで開かれるいくつかのコンクールで優勝を続けていて、今とても期待をされているホープだと聞いていました。
授業が始まってすぐに、先生の作業は、見とれてしまうくらい、本当に手先の動きと、作り出されるものがきれいで、美しく、見ているだけで笑顔になってしまってました。
作業は本当に私にとって難しいものですが、この世界が、こんなに楽しいと思えることを知って、とても嬉しいピエスモンテとの出会いに思いました。
明日はまだ少し慣れるかな。