「リンツァー トルテ」

シナモンとアーモンドプードルの香りが、ずっしりしっとりした存在感のある生地のなかに溶け込んで、たっぷり塗られたラズベリージャムとの相性ぴったりの このお菓子は、ウィーンの伝統菓子です。



フランスのアルザスでも 良く見かけるこのお菓子ですが、ウィーン菓子大好き、リンツァー大好きな私としては、どうしても本場ウィーンにて ウィーンのお菓子が食べたくて、以前 お友達を巻き込んで、フランスからウィーンに飛んで 食べる!だけの旅に出かけてしまいました。

ウィーンのお菓子は 正に「伝統」を感じさせるものばかりで、本で見かけるお菓子ばかりが、どのお店に行っても ショーケースいっぱいに並べられていました。

気になるウィーン菓子を 次から次へと食べ歩いたり、持ち帰ったりして、リンツァーもあちこちのお店のを買ってみて・・・感心したのは どこのを食べても 裏切りがなかったことでした。すごいなー。さすが伝統菓子。と これまで以上に ウィーンとそのお菓子が大好きになりました。

私のリンツァートルテは、2年前の11月のテレビのケーキで作った際 粉やスパイスの配合を試行錯誤して出来上がった、宝物のお菓子の代表となる一つ。しっとりとサックリの中間の生地に しっかり入れたスパイス。見た目は写真とは違った形でテレビに出しましたが、上からとろりと ナッツ入りのキャラメルソースを流しました。

お店のお客様にも ファンが多くて、秋を感じるようになった最近から また作り始めています。



その日の気分で形を変えて作ったり、その決まりきっていない ざっくばらんさも この生地だからこそ出来るもの。

私の大好きなリンツァートルテ 一度召し上がってみてください。