先週は 中級クラスのレッスンが続いて、連日のように シャルロット・オ・ポワールを作りました。フランス菓子の伝統の素晴らしさや、奥深さ、内側から感じられるかわいらしさが大好きで この世界にはいり込んで、現在もさらにさらに多くのフランス菓子を 私なりにあるままに受け止めて、出来るだけ 「定番」としての 本来のフランス菓子を伝えていきたいという想いで、毎日を過ごしています。
そういった想いの中で、やっぱり 「シャルロット」はフランス菓子をレッスンする上で欠かせないメニューのひとつと思っています。
嬉しかったのは 4クラスある中級クラス全ての生徒さんが、出来上がりを見て 自分自身がそれを作れたことに、ものすごく感激してくれていたことでした。
デコレーションされたケーキに負けない 生地で作られる模様や温かみかわいらしさは、皆さんの気持ちを癒してくれたように感じました。
19世紀初めにはすでに存在していたといわれる このケーキ。いつも洋菓子の歴史を知るたびに 感覚の素晴らしさを感じさせられます。そんな昔に 多少現在のものとは違っていたのでしょうが、ババロアがあり、模様に絞る口金などがあり、そしてそれをスポンジで作られた容器に詰め込むという発想がされていた。
その頃日本では「乾パン」などが実用化されていた頃のようです。
その後 何十年かごには日本でも フランス式のパンやケーキが伝えられ、同じ1800年代にシュークリームなども発売されるようになったよう・・・その国々で もちろんもっともっと昔から 贅沢品でもあるお菓子は 人々に必要な存在だったんですね。
教室で 伝統菓子をレッスンするたびに、そんなことを考えながら 一人で感心をして それをレッスンを通して伝えたくて いつもレッスンに臨んでいます。
今回のケーキは、何年もカリキュラムからはずさずに行っているメニューですが 毎回生徒さんの感動に 自分が感動させられています。