危険な他人の体験談


こんにちは。

スターシード図書館へ

ようこそ。

館長の星子(ほしこ)です。


これは、先日書いた

「人に言えない恋愛をしている人へ」

の続きです。


人に言えない恋愛、つまり、

不倫恋愛、

ホストや女性向け風俗のセラピストなど
が恋愛対象

となっている場合、

YouTuberの話題作りででもない限り、

世間に公開したりしません。

一般の人たち、普通の人たちが、

人に言えない恋愛をしている場合、多くが、

親、きょうだい、親戚、いとこなどにも

秘密にしていると思います。
ショボーン


本来であれば、恋愛相談できるはずの

友人にすらできない…。


というのも、友人がすでに、

既婚者・子持ちだったりして、

そんな人に、不倫やら、ホストやら、

セラピストやらと言ったところで、

目をまん丸にして、呆れられるのが、

落ちだと、思うからです。


聞いてくれる人がいるとすれば、

それは、その友人もまた、

同じ状況だったことがある、

不倫してたことがある、

ホストなどのお店の男性と

親しかったことがある、

のだと思います。

そういう友人だと、そんなに

驚かれずに、

話を聞いてくれる場合があります。



しかし、たとえそうであっても、

館長は、こういうことは、

基本的に人に相談しない方がよい

と思います。

(これはDVなど、心身に苦痛を覚えている場合を除きます。
そういう場合は、
コレってどう思う?と相談することは、
おかしなことではありません)。

だいたい、恋愛自体、

人に相談しない方がいい

です。

なぜなら、

他人の恋愛のアドバイスほど、

あてにならないものはない

からです。
ガーン


たとえ、好きな彼の学生時代からの

親友であっても、

その人に話を聞いたからといって、

参考になることなんて、

ほとんどありません。

「あいつ、昔からこんなやつでさ」

とか話を聞いても、ふーん程度で

聞き流しておけばいいのです。

だって、今大事な問題は、

自分と彼

とのことですよね。

で、あるならば、たとえ、

親友であっても、

自分と彼との間に

入れるべきでは

ありません。


それに、人は少なからず、

相手によって違う顔を見せています。


彼が男の親友といるときの顔と

恋人といるときの顔は、

同じではないはずです。

今重要なのは、目の前にいる彼です。




なぜ、こんなにも、他人に

相談するな言うのかというと、

人に言えない恋愛をしている場合、

身近な人には相談できないため、

第三者に相談しようとすることがあります。

例えば、占い師。

しかし、街のタロット占い師などに

相談しても、

そんな関係はやめろと言われるか、

悩んでいるのをよいことにどんどん、

延長させられ、料金を取られることになりかねません。

そうなると、向かう先は、

恋愛指南本や、

恋愛カウンセラーや、

恋愛セミナー

ということになります。


こうしたものが全て怪しいとか、

悪いとか言うつもりはありません。

ここで重要なのは、そういうこと

ではなくて、

そこで、語られている、

口コミ、

特に、

成功者の話

です。


お店、特にWeb上にしかないお店の場合、

商品がなんであれ、

やはり口コミは大事ですよね。

口コミがないと、ここはどんなところなのか、

今もやっているのか(口コミがだいぶ前のものだと信用できません)、

不安でいっぱいになります。
えーん


「利用してよかったです」

という口コミがあると、

申し込みするときも、

安心です。

だから、お店側としては、

お客さんに安心して来てもらうために、

口コミを載せているわけです。

口コミって、実はそれ以上でも、

それ以下でもないんです!

しかし。それがいつの間にか、

別のものに変容してしまう、

自分のなかで、

偽錬金術が起こるのです。


危険なのは、

本にせよ、カウンセリングにせよ、

セミナーにせよ、

成功した人の話

です。


え?どうして?

と思いますよね。

幸せになった人の話を聞くと、

幸せになれるんじゃないの?

ってお思いの方もいるかもしれませんが、

そう思った時点で、

その本を書いた著者、

カウンセリングやセミナーを

行うカウンセラーらの、

思う壺なんです。


ここはとても重要な点なので、

あえて、誤解を恐れずに、

はっきり言います。

ぶっちゃけ、

他人の

幸せなんて、

どうでもよくは

ないですか?

自分と彼が幸せになりたいですよね?

あるいは、

自分が幸せになりたいですよね?

これは、

自分と彼だけが幸せになればいいという

意味ではありません。

他人の幸せ体験は、

自分が幸せを体験することとは、

全く関係がない、

ということです。



例をあげましょう。

「○○さんの個人カウンセリングを

受けて言われた通りにしたら、

三日後、彼からプロポーズされたんです!

しかも、夜景の見えるレストランで、

これから、ずっと幸せにするよって。

今は海外ウェディングとハネムーンを

計画中です。

○○さん、本当にありがとうございました!」

という、口コミがあったとします。

そして、コレを読んだ人が、

「すごい!大変だわ!

そんなに効果があるなら、

絶対、このひとの

カウンセリング受けなきゃ!」

と思ったとします。

はい、ここで、ストップパー

ここですでに、ヤバイ方向へ

向かっています。

どこがヤバイかというと、

自分と彼とが幸せになるには、

このカウンセリングが

必要不可欠要素

なんだと、

知らぬうちに思い込まされている

ことです。

もちろん、必要不可欠なわけありません。

しかし、こうした口コミを

真に受けてしまうと、

まるでこのカウンセリングを受けることだけが、

唯一の救いの道のように、

思ってしまいます。

自分と彼との関係の可能性を

狭めてしまうのです。


さらに、例を続けます。

カウンセリング受けなきゃと思った人が、

しかし、人気カウンセラーなので、

なかなか予約が取れないので、

ある時間に抽選となったとします。

手に汗握りながら、

抽選に向かいます。

スマホをポチ!

そして、外れてしまった、

もう埋まってしまったとなると、

どう感じるでしょうか?

「もう、ダメだわ、

コレだけが唯一の望みだったのに、

私の恋愛は、

運にも神様にも見放されて

いるんだ…」

そうして、すっかり落ち込んで、

立ち直れません。

はい、ここで、ストップパー

ここで、すでに、本来の目的と、

大幅にずれていることに気づきませんか?

それは、

彼や自分のことを、

すっかり忘れ、

全ての意識が、

そのカウンセリングの抽選結果

に注がれてしまっているのです。

そこには、自分自身はおろか、

彼も存在してしません。

その場を支配しているのは、

その恋愛カウンセラーだけです。

ここで、すでにカウンセラーへの

依存が始まっています。

前回も言いましたが、

なかなか会えないというのは、

貴重価値が高まります。

雀よりも、パンダを見たがるひとが

多いようなものです。
パンダ


ギャンブルなどでもそうですが、

はずれてやめる人もいれば、

あともう一回と、はかない希望を胸に

続けて大損をする人もいます。
えーん汗


一度会えないと、次こそは絶対と思い、

抽選に、執着するようになります。


そして、例を、さらに続けます。

そうこうしているうちに、

やっとカウンセラーと会えました。

カウンセラーはとてもいい人で、

悩みを親身になって聞いてくれます。

そして、アドバイスをくれました。

高かったけれども、

会ってカウンセリング受けて、

よかったと思い、帰ります。

そして、早速、カウンセラーに言われたことを

試してみます。

必死なので、真面目に真剣にやり続けます。


しかし・・・

一向に、彼との関係がよくなる様子がありません。

「おかしいな、口コミでは

三日後には

プロポーズとか

書いてあったのに」


信じて、言われた通りにやり続けます。


しかし、、

状況はよくなるどころか、

どんどん、悪くなっています。

彼との仲が、険悪になっているのです。

「どうしたんだろう?何が悪いんだろう?

カウンセリング、効果なかったのかな?

いや、そんなこと、あるわけない!

だって、あのカウンセラーさん、

めっちゃ、いい人だったもん!

人に言えない恋愛で苦しんでいる私に、

あんなに親切にしてくれた!

あの人を疑う、自分がおかしいんだ、

だって、あれで叶った人が沢山いるんだから。

口コミにも沢山、よかったって、

書いてあったじゃない」

そうして、二度、三度と、頑張って抽選を勝ち抜き、

カウンセリングを受けます。

セミナーにも行きます。

DVDも買います。

そのカウンセラーの本を書い、

そのカウンセラーが作っている、

恋愛お守りグッズを買います。

それで、色々試してみるのですが、

いっこうに、事態はよくならず、

口コミのような出来事も起きません。

そうこうするうちに、

きっと、私がおかしいんだよね、

だって、上手く言っている人、

いるじゃない。なのに、なんで、

私は上手くいかないんだろう。

あの口コミの人のように、

海外ウェディング……できないんだろう。

なんで、私はよい運命に選ばれない、

不幸な人生なんだろう。

はい、ここまで。

なにが、問題か、わかりますでしょうか?

問題が、ストーリーが、全てが、

すり代わってしまっているんです。

自分と彼が幸せになる目的だったはずが、

いつの間にか、

カウンセラーのいうことが正しかったと

証明することへ、

カウンセラーの力を証明することへ、

口コミにあったひとびとと、

同じになることへ

目的が変わってしまっているのです。

そして、ここには、

大事な彼も、

自分も

不在です。

二人はただ、亡霊のように、

存在感が薄くなってしまっているのです。




以上は、どちらかといえばポジティブな体験談の危険性ですが、

では、ネガティブな体験談は、

どうなのでしょうか?

例えば、不倫の末路だとか、

ホストやセラピストに関わり、悲惨なことになったとかです。

こちらも、先程と同じぐらい、

ヤバイです。
ガーン


人間は負の感情へ共感しやすい生き物です。

理由は人類が狩猟採集していた時代からの本能だとか、

色々言われていますが、

そうした人類の歴史的要因だけではなく、

普段から、ニュースなどで、

ネガティブな情報に触れているので、

ネガティブなことのほうが、

聞きなれているのかもしれません。

そういうわけで、最初はただ単に興味で、

そうした悲惨な結果や体験談を聞いたり、

読んだりしていたとしても、

気づかぬうちに、

どんどんそちらへ吸い寄せられていってしまいます。

また、人は少なからず、

負の感情のトリガー(引き金)となるものを

持っています。

そうしたネガティブな記事は、

トリガーに引っ掛かりやすく、

すると、まるで、自分も、そのネガティブな体験をしているような、

錯覚に陥ってしまいます。

これは、

極めて危険です!!!

もしかしたら、上手くいくかもしれない、

幸せな関係が築けるかもしれない

自分と彼との関係が、

そのネガティブな情報に引き込まれることで、

破壊されてしまいます。

心霊スポットの動画などもそうですが、

最初は興味本位で見ていても、

そのうち、その動画の波長に同調してしまい、

体調不良になったり、変な出来事が起こったりします。

それに、近いことになりかねません。

しかし、館長は個人的には物事のよい面だけを見よう、

闇を見ないでおこうという考えは、

あまり好きではないんです。

ですから、不倫は悪だとか、

ホストや女性向け風俗へ行く人間なんて、バカとか、

そういう個人的な道徳観念や固定概念で

情報を流している場合は問題だけど、

そうでない場合は、そういう情報を流している人全てが悪いとは、思いません。

そもそも、心霊スポットに出る霊だって、

邪悪なものばかりではなくて、

ただ、単にそこにいたみたいな存在もいるわけで、

その多くが成仏出来ずに困ってしまっているということがあるのです。

助けを求めて現れたり、途方にくれてしまっていたりするわけです。

ですから、匿名掲示板は

まだ成仏出来ていない

想いが渦巻いている場所

なのです。

そのため、共感のために

ちょっと立ち寄るつもりが

いつの間にか取りこまれてしまった

ということも起こり得ます。
ガーン


あるいは、自分の辛かった経験を、

ただ、垂れ流し続け、

それに対して、具体的な解決策を提示することがないというものも

見受けられます。

怖がらせるだけ怖がらせて、

…で?
っていう……。

キョロキョロ

一時は共感で慰めとなるかもしれませんが、

体験していた本人がまだその想いを成仏させていないため、

発信者のネガティブな想いに巻き込まれて、

エネルギーを吸いとられるような、
嫌な感覚になります。

発信者本人には、全く悪気もなく、悪い人でもないにも関わらず、

結果として、そうした救いのない体験談に関わると、

解放されることのない、モヤモヤが胸にたまったまま、

放置されることになります。



これら、ポジティブ体験、ネガティブ体験、

どちらの場合も言えることは、

他人の恋愛は、

自分の恋愛には、

何の関係もない

ということです。

彼と自分との間に

他者の存在や
(カウンセラー)

他人のエピソードや

ストーリー、
(体験談)

他人の念
(想い)

をいれてはいけません。

誰か(カウンセラーなど)と一緒に

彼を愛するのではなくて、

自分一人で、

彼を

愛しましょう。



どんなに有名なカウンセラーであったとしても、

その方法を試して、効果をなにも感じられなかったら、

それを素直に認めましょう。
びっくり


そのカウンセラーがどんなにイイ人であっても、

なんか違うなと思ったら、離れましょう。

そのカウンセラーが悪いとか、

そういうことではなくて、

自分には合わなかったということなのです。


さらにいうと、

大抵、効果がなかったり、

嫌な感じかするときというのは、

彼のことはもちろん、

自分のことや

自分の心を

守りもせず、

ほったらかしに

している時です。

その恋愛をしているのは、

他でもない、自分の心なのに、

酷使するだけ酷使して、

ぼろぼろにして、

ほったらかしにしているのです。

かわいそうじゃない

ですか!!!
えーんえーんえーん

大怪我をしているのに、

エベレストに登頂しようとする人は

いないと思いますが、

恋愛では人は平気で、

心にそれぐらいのことをさせます。



では、その心のために、

何をしたらいいのでしょうか?

ヒーリング?癒し系グッズ?マッサージ?

いえ、そうではありません。

彼に会うよう努力する?

いえ。彼もひとまず、脇に起きます。


具体的な行動ではなくて、

まず、

自分のなかで、

自分の心がぼろぼろだと

気づくこと、

そして、

いたわってあげること、

ヨシヨシしてあげること。


実際に手を胸に当てて、優しく

トントンしてあげるのも良いかもしれません。

そうして、締め付けられるような想いで苦しんできた心を、

少しずつ緩めて、ほっと安心させてあげます。

それから、これからどうするか、

自分はどうしたいのか、考えてゆけばいいのです。

恋愛もあくまで主体者は

自分。

その自分の心を守るのも、

やはり、自分。

心を置き去りにしたまま、

他人にいくら話したとしても、

その時はスッキリしたって、

心からくつろぐことは

できません。


だから、言いたがっている、苦しがっている心をまず、理解し、

解放してあげることが、

とっても大事なのですね。
照れラブラブ



今日も読んで下さり、

ありがとうございました。