test02
魂が離れる時
角川春樹との対談の中で、手塚治虫自身が「現代編」の構想を語っている。手塚は「現代」というものの
解釈を「自分の体から魂が離れる時」だとし、その時こそ「現代編」を描く時だとした。ほかに「1コ
マ」「ひとつの話」「火の鳥の終末になっていること」、と「現代編」の構想を語った。しかし、残念な
がら「現代編」が描かれることはなかった。『ブラック・ジャック』の一編である「不死鳥」において、
現代社会の中の「火の鳥」が描かれているが、手塚自身がこの作品を封印していたこともあり(「火の
鳥」の「現代編」との兼ね合いを考えての措置だったと言われている)、「現代編」との関連は薄いと見 るべきであろう。
角川春樹との対談の中で、手塚治虫自身が「現代編」の構想を語っている。手塚は「現代」というものの
解釈を「自分の体から魂が離れる時」だとし、その時こそ「現代編」を描く時だとした。ほかに「1コ
マ」「ひとつの話」「火の鳥の終末になっていること」、と「現代編」の構想を語った。しかし、残念な
がら「現代編」が描かれることはなかった。『ブラック・ジャック』の一編である「不死鳥」において、
現代社会の中の「火の鳥」が描かれているが、手塚自身がこの作品を封印していたこともあり(「火の
鳥」の「現代編」との兼ね合いを考えての措置だったと言われている)、「現代編」との関連は薄いと見 るべきであろう。
