JUNKサタデー、エレ片のコント太郎。

前々回のスペシャルウィークから聴き始めました。声優さんの。通りなめしの回。

正直スペシャルウィークでゲストがいるということもあり、そこまでズドンとハマったわけではありませんでした。でも「通常回、聴いてみたいな」と思った。

で、次の週を聴く。

分からない話がある。

知らない人物名が出てくる。

一瞬「えっと、今の声は…」と考える。

すんごくうるさい。

で、気付けばハマってました。

あぁ、もう。こんなに面白いなんて。知らない間に954土曜1時が、こんなにふざけていたなんて。悪童の衝動と悪戯と屈折がギチギチに詰まっている。半年以上前の放送まで一気にさかのぼって聴いてしまいました。まぁ、手段はね、あれですけども…。

そもそも僕は、この番組をなぜ聴いていなかったのか。長い間プロフィールには「JUNK月～金」と書いてありました。なぜ土曜だけ、聴いていなかったのだろう。

理由の一つは「先にオードリーのラジオを知ったから」ですね。しかも一時期はオードリーANNが一番好きなラジオにもなった。どハマり。もちろん今も好きですし、5周年のショーパブ祭りにも行きましたけども。

でも裏だからというのはちゃんとした理由にならない。【メガネびいき】も【岡村隆史のオールナイトニッポン】も好きです。去年は多くのリスナーが【バナナマンのバナナムーンGOLD】と【アルコ＆ピースのオールナイトニッポン】の被りに阿鼻叫喚でした。なぜ僕は土曜のJUNKだけ…。

二つ目。「3人のラジオ」だから。

現在僕はラジオを16番組ほど毎週欠かさず聞いていますが、ほとんどのパーソナリティーが2人もしくは1人です。「3人が同時に喋るのか」と考えると、少し腰が重かった。

でもこの理由もどうだろう。僕の大好きなPodcast番組【ガレージくん】は、芸人2人とフリーライターの計3人がワチャワチャ話すラジオです。4人は大変かもしれないけれど、3人のラジオは充分聴ける。いや、むしろ好きかもしれない。ではなぜ僕は土曜のJUNKだけ…。

三つ目。「よく知らない」から。

ラーメンズのコントを見たのも去年が初めてでしたし、エレキコミックに関しては「あぁ、え～っと確かあの、キングオブコントの？」という感じ。「う～ん、まぁよく知らないし」で、終わり。「聴いてみよう」という機会が訪れなかった。

いや、この理由もどうかな。大原櫻子さんを知らなくても【大原櫻子のオールナイトニッポンゼロ】を聴き始めましたし、細身のシャイボーイさんを知らなくても【細身のシャイボーイのアコースティックラジオ】は聴き始めました。

ようは出会うチャンスがあるかどうかということに尽きるかもしれません。エレ片に関して、僕にそのチャンスは無かったのです。そしてさらに、上記の三つの条件が見事に重なってしまった。「大好きなオードリーの裏で、知らない人達が3人同時にマイクの前で騒いでいる」なるほど、聞かないわけです。

で、今回遂に「出会うチャンス」が訪れたわけですね。

僕がフォローしている人の中にエレ片リスナーがいないわけではなかったので、スペシャルウィークの時期などは、たまに告知ツイートがタイムラインに流れてきたりもしていたのですが、今回は少し様子が違いました。いつもより沢山のリスナーのツイートが、リツイートで回ってきた。そして一様に、どう表現していいか分かりませんが…「必死」な感じ。「頼むから聴いてくれ」と。「数字が本当に重要なんだ」と。

スペシャルウィークにリスナーがここまで聴取率のことを考えている状況に「ん？」と引っかかりました。良い意味でね。次第に「もしかしたら結果次第では番組の存続も関わってくる」という空気感を理解し始めた。

この時点で「そんなに言うなら聴いてみようかな。初めてだけど。」と既に思ってはいたのですが、ここでダメ押し。アカウント停止していたはずの玉金ピロリロさんがエレ片のSPW告知ツイートをしていたんですね。

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おぉ、リツイート数48。なかなかの拡散。

玉ピロさんとは何度もお会いしたことがあります。僕からすれば【アルコ＆ピースのオールナイトニッポン】のリスナーとして認識したのが最初でしたが、「この人はエレ片の方でかなりの常連である」ということもなんとなく知ってはいました。

実は何度か「エレ片聴いてよ」と言われたことがあったのですが、「まぁ、そうっすね、はい…」みたいな、曖昧な返事で乗り切ってしまっていた。彼もそんなにしつこく勧めるようなタイプでもないので、それでなんとなく会話が終わる。そんなことが2、3回くらいあったかしら。

ただ、話していて面白い人だなぁと、信用のできる人だなぁと思っていたので、心にはずっとこのオススメが引っかかっていました。「まぁ、いつか聴こうかな」というぐらいの気持ちでしたが。

そんな人が柄にもなく…ここ大事ですね、柄にもなく、キャラに似合わず、ラジオの告知ツイートをしている。「そうか。今回は本当に、聴いてほしいんだ」と、緊張します。そして遂に僕は土曜の1時、初めて周波数を954に合わせたわけです。

新しいものに挑戦したり参加したりするのは、なんだって怖いし、面倒臭いんですよね。どんなものだって、ひとたび飛び込んでみれば「大したことないじゃん」「意外と面白いじゃん」となるのは今までの人生経験から分かっているのだけれど、それでもやっぱり、怖いし面倒臭い。

こういう時、未知へ飛び込む自分の背中を押してくれるのは「信用している人、経験者からの推奨」だったりする。「あの人が良いって言ってるなら、あの映画観に行ってみようかな」と思える人って、たくさんいます。

スペシャルウィークという「出会うチャンス」に、「信用できる人からの推奨」が重なって、僕はエレ片にたどり着きました。玉ピロさんに、もっと言えばTwitterに感謝しています。ラジオやテレビ、音楽やイベントなどに関しても、「出会うチャンス」で言えば、Twitterはその宝庫です。くりぃむしちゅーのオールナイトニッポンに出会えたのもTwitterのおかげですし。

もちろん個人の好みもありますから、信用できる人からの推奨とはいえ、出会ったものが自分の大好きなものだった、となる確率は高くはないはずです。だからこそ、出会えたものは大事にしたいと思います。誰かにとっての「信用できる人」になりたいものですね。

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