実家暮らし。母とプチ喧嘩。
インターホンを押して、大人しくドアの前でポツンと。
開いた先には、既に後ろへの振り返りを開始した、機嫌の悪い母の横顔がチラリと。
「なんだろうか」と僕が靴を脱いでいると、ゆっくりリビングに向かう母の小さい背中がポツリと。
「鍵持ってるんだから自分で開けて入ってくればいいじゃん」
違う。
違うんだよ。
違うんだよなぁ!
怠惰からのインターホンじゃないのよ!「中にいる人に開けさせる」じゃないの!僕の行動は。
というかそもそも、自分が家に居て誰か帰ってきたら、進んでドアを開けてあげる家族であれ!と思うんです。でも、これは強制するのも違うから、ただただ歯がゆい。
僕はね、ドアを開けて家に迎え入れるっていう過程に!家庭に!温かさを感じるんですよ!「おかえりなさい」ってさ。そうじゃん!そうでしょ!
自分で鍵開けてリビングに入ってからじゃなくて、玄関で言われる「おかえり」に、めちゃくちゃ意味があると思っているんです。
「ただいま」
「おかえり」
じゃなくて!
「おかえり」
「ただいま」
がいいと思うんです!!それが家族であり、それが『家』じゃないのか、と!!ねぇ!!
こんなこと恥ずかしくて伝えられないし、「進んでドアを開ける家族であれ!」なんて言えないので「なんか嫌だなぁ、そういうの…」と小さくつぶやくと、めちゃくちゃ険悪な空気になりました。「は?何なのよ」みたいなさ、言われちゃいまして。
悲しい!!
仲良くあれ!!
家族!!
お父ちゃん、母ちゃん!!
聞いてほしいことがあります!!
進んでドアを開ける家族であれ!!
僕を「おかえりカツアゲ」にしないでください!!
自主的であれ!!
「おかえり」に自主的であれ!!