病院から電話があった。『来てください』とだけ。
何の話なのか、まったくわからない。
不安だけが胸の奥でじわじわ広がっていった。
病院に付き病棟のナースステーションへ顔を出す、病室で待機するように伝えられる
病室の扉をそっと開けると、
静かな呼吸の音だけが響いていた。
カーテン越しに差し込む夕方の光が、親父の痩せた頬を優しく照らしていた。
ベッドの上の親父は、まるで子どものように穏やかな顔で眠っていた。
寝顔みてると、随分痩せている
それはご飯食べてないから・・
点滴と20%くらいしか食べられてないようだ
入院生活も2ヶ月くらいだから
少し落ち着いてきたのだろうか?
弟や孫達の顔みたからだろうか?
食事も少しすつだが増えてきてるようだ
これには少し安心した
「頑張って食べろ」とは言わない
頑張って食べれば誤嚥に繋がるからね
少しずつでいい。養分とってくれ。
ほんの少しだけ、希望の光が見えた気がした。
でも、油断はできない。
だからこそ、俺の願いはただ1つ--。
少しでも長く生きてくれ
