7日目:結末 | ナンパは思いやり

ナンパは思いやり

ラクトがナンパを通じで自己成長し魅力的な人間になることで理想を掴むためのブログです。

0:30 R街

街にいる人の数は昨日の半分くらいだ。

駅から出ると偶然にもエッグさんとその友達と会った。
これからBにいくとのこと。
頑張ってください!と言ってもらい握手をして別れた。
モチベーションが上がる。

スト高サンタコスがいた。
逆4で話しかける。
特に何も出来ず放流。

合流までサンタコスに声をかける。
当然のことながら相手は複数人が多い。

ドンキ前でアルファさんと合流する。
いつものお酒を買って飲みながら街の様子を見る。
やっぱり昨日より人は少ない。

交差点に移動して信号待ちをしていた。
サンタコスから声をかけられる。

「メリークリスマス!」

見ると男連れだ。
これからクラブにでも行くのだろうか。
少し酔ってるみたいだ。
去り際に少し溶けたチョコをくれた。

V前にプレゼントボックスのコスプレをした女の子二人が居た。
ネタ系コスプレだ。
声を掛ける。
着るのに苦労しているみたいだから助けてあげる。
これからBに行くらしい。
エッグさんに連絡をとってBの様子を教えてもらう。
その様子を教えて放流した。

1:30

ゾーイさん、ごまきさん、Yさんと合流する。
久々にゾーイさんにあった気がする。
それでも一ヶ月前だと言ったけど自分にはこのノックで時間の密度が濃かった為全く会っていなかったように思えた。

ゾーイさんと軽く話す。
自分がいいなと思った女の子に行けば良いんだと。
誰に言われるわけでもなく自分で決めろと。
クラブても何でも自分がいいと思う子が居ないなら0即でも良いだろなど。

自分が良いなと思った子に声をかければ良いし良いなと思う子と即すれば良い。
振り返ると昨日の子は後悔している。
なし崩し的ではあったけど自分の意志をしっかりと持てなかったことに後悔する。
性欲に負けた形だ。
女の子にも悪かった。

「今日は必ずサンタコスを即します!」

ゾーイさんにコミットする。

「明日は休みだからいつまででも付き合ってあげる」

心強い言葉だった。

ガスパに入る。
すごい賑わいだった。

ゾーイさんとごまきさんはナンパ師の中でも次元が違う。
特にゾーイさんは判断が早い。

フロアの中にグイグイ入って行って探す。
そして3人組のサンタコスにゾーイさんが話しかける。
自分も隣の子に話し掛ける。

ゾーイさんからアドバイスを受け、まずはテキーラを5人分頼み乾杯する。

「あまり無理して飲まなくてもいいよ、長丁場になるんだから今から死んだら元も子もないでしょ、最悪トイレで水でも飲みな」

ゾーイさんの優しさは心に刺さる。
恐らく女の子もこう言う感じなんだろう。
その人の為を思っていつも言ってくれているのがわかる。

少し和んでから番ゲして放流。
いまの時間ならこれが最適らしい。

ソロになりサンタコスに声かけ放流を繰り返している時にごまきさんから連絡があり外にいると言う。

アルファさんを探して外に出ようと言った。
この時アルファさんはサンタコスを連れて外に出た。

外に出るとごまきさんから女の子をパスされカラオケにゾーイさんがいるからそこに向かえとのこと。

女の子もよく分かってないみたいだ。
腰に手を回して話をするも大丈夫ですと拒否された。
ひとまずカラオケに向かう。
ゾーイさんは居なかった。

ここで意図を全く汲み取れず無駄な時間を過ごす。
ごまきさんに連絡してようやく真意が分かった。
即決めましょう。
そう返信がありギラつくも何も出来なかった。

女の子の友達から返信があったみたいだ。
別のカラオケにいるからYさんと来てと言ってる。
最初Yさんとゾーイさんで声を掛けたんだと思う。
Yさんの代わりになってしまったが行くしかない。
Yさんに比べて実力が全く足りてない為しっかりできるか不安だ。

ゾーイさん達と合流する。
場は良い感じだった。
自分担当の子が全くオープンしてない為、場が良くない方向になる。
ゾーイさんがオープンさせようと話す。
その間に自分は隣の友達と話す。
色々とゾーイさんが試してくれるもオープンせずに結局放流することになる。

何もかもが申し訳なく思う。。。
自分じゃなくてYさんだったら良い方向に持って行ったんじゃないかとか考えて弱気になる。

ゾーイさんに聞くと即をしていたらしい。

「当然!」

と当たり前のように言った。
しかも付け加えて

「あの子の方が即系だよ、プライドが高いだけ」

と言われた。
衝撃を受ける。
自分には戦いにすらならなかったのにそう言われた。
どこまでレベルが違うのか。
実力の近しいものにしかその凄さは分からないと言う。
自分には凄いと言うことだけしか分からなくてそもそも理解が出来なかった。
ゾーイさんごまきさんにはどんなにナンパをして成長してもあのレベルにはなれない気がする。

アルファさんとも合流した。
スト高が自分らの目の前を少しだけ立ち止まった。
すぐ後にゆっくり歩き出した。

それを見逃さずゾーイさんが話しかける。
それに邪魔にならないようについて行く。
どうやっているのか学ぶ為だ。

2、3言葉を交わすだけでスト高がゾーイさんに寄りかかりながら話をしている。
手を引いてゾーイさんが近くのビルに入って行った。
もう意味が分からなかった。

放心していたらごまきさんといじゅさんと合流した。

つるとんたん前でアルファさんとサンタコス2人に声を掛ける。
ゾーイさんに言われたことを思い出した。
この子の事を良いなとは思えなかった。
あらたくんから妥協も大事だと言われたのに妥協できなかった。
話をしている時に別の可愛いサンタコスがいた。
早々に話を切り上げてそちらに声を掛けに行く。
反応が悪かった。

交差点を挟んだ反対側に座り込んでいる女の子が居た。
話しかけに行く。
一人が相当酔っているみたいだった。
この子達は無理だ。
ひと通り介抱してから放流。

エッグさんから連絡が来た。
くるくる案件が居るとのこと。
少し迷った。
自分に合うかどうか分からないけど会ってみないとわからない。
向かいますと返信をして数分後。
逃したという連絡を受けた。
他にも和み案件が数件いるけど復活するのが運だという。

「ありがとうございます!こっちも頑張ります!」

と返信するとわざわざこちらに来てくれることになった。
なぜここまでしてくれるのだろうか。
ゾーイさん達に着いて行くのが精一杯であまり考えられなかった。

ゾーイさんから連絡が来て合流する。
さっきの子とは楽しく過ごして友だちになったみたいだ。
別に即にこだわっている訳ではないとのこと。
自分に芯のある人は全くブレない。
いうこともやることも一貫性がある。
そんなゾーイさんは目指すべき姿だ。

5:30

再びガスパへ。
ゾーイさんが一人のサンタコスに声を掛ける。
2、3言葉を交わすとやっぱり相手から寄りかかってくる。
意味がわからない。
何でこんなに和みが早いんだろうか。

自分はそのままフロアへ。

ゾーイさんから入り口にいると連絡が来る。
すぐに戻って合流する。

女の子がゾーイさんと一緒に帰りたいという。
しかも携帯を渡してどこかに行っている。
どんなことを言ったらそこまで信用させられるのか。
いくら考えても理解できなかった。
ゾーイさんは女の子がこのまま帰るのなら一緒に帰るらしい。

エッグさんから連絡が来てエッグさんとも合流する。
ゾーイさんにエッグさんを紹介して軽く挨拶する。
ゾーイさんはエッグさんのことを気に入ったみたいだった。

そしてエッグさんに言われた。

「ブログを読んですごい真剣なんだと思いました!今日は僕をコマのように使ってください!サンタコス即頑張りましょう!」

負け戦しか書いていないブログに共感してくれていた。
すごく嬉しかった。
何としても結果を残さないといけない。

外に出てストることにする。

サンタコスがあまりいない。
いや正確には居るけど妥協出来ずに居るので狭めている。

2人組に声を掛ける。
エッグさんが素早くフォローをしてくれて上手く和んでいる。
自分の方はあまり和めていない。
これ以上粘ってもダメだったので放流した。
申し訳ない。

別のサンタコスに声を掛ける。
エッグさんの面白いトークで相手が笑う。
お腹が減ったとのことでつるとんたんに行こうと言ってきた。
タカリか?数日間の悪夢が蘇る。
なんとも言えない。
エッグさんが別の店を提案する。
それでもつるとんたんがいいみたいだ。
エッグさんが番ゲして後で合流しようと言って放流する。

エッグさんの話の持って行き方は凄かった。
そんな人が今日は全部自分のために協力してくれる。
何としても即を決めないと。

7:00

エッグさんは予定があるらしい。
けど何としても自分にサンタコスを即してもらいたいと言って付き合ってくれる。
何て良い人なんだろうか。

「せめてセパだけでもして協力したいです!」

ここまで人の好意を受けたのは初めてだ。
モチベーションが一気に上る。
足も痛いし喉も痛い、吐き気もあったけどまだ戦おうと思えば戦える。

朝までやっているクラブに行く。
あまり案件が居ない。
入口付近のサンタコスに声を掛ける。
反応は良かった。
番ゲする。
トイレにいくというので放流。
トイレに行った後に上の階に行くのが見えたので上に移動する。
その子たちに連れ出し打診をするも拒否されて放流する。

7:30

ストに出る。
朝の交差点。
風が吹きとてつもなく寒い。
女と男が口論していた。
気にせず探して声を掛ける。
ダメだ。

すでに出勤時間の人が多い。

出勤前のスト高が居たので誠実系で声を掛ける。
イヤフォンを外して聞いてくれるも出勤前なのでと言われ放流。

ゆったり歩いているサンタコスを見つけ走って声を掛けに行く。
顔を見たらすごく可愛かった。
ガンシカ。

エッグさんの所に戻り案件を探す。
するとつるとんたんに行っていた2人組と偶然再会する。
帰るところだ。
しかも残念なことにサンタコスは脱いでしまったようだ。
最悪また着させればいい。
少し話しをして寒いから地下に移動する。

移動中にさっきの口論していた男女のところには警官が5,6人くらい居た。
R街は物騒だ。

地下の改札前で和む。
エッグさんが必死にセパを提案してくれている。
自分も微力ながら手伝う。
様々なグダが起きつつもエッグさんが崩す。
別々の路線で帰り何とかセパに成功。

エッグさんたちと別れた。

ラインが来た。
「ラクトさん!マジで頑張って!!」
やるしかない。

さあ、ここからが勝負だ。
これを逃したらもう後はない。
女の子は朝から予定もある上に2徹で寝てないから家に帰る気満々だ。
ここからどう切り崩すか。
まずは話をしないことには進まない。

駅のホームに向かう。
大江戸線は地下が深い。
自己開示をしながら共通点を探る。
手をつなぐ。
グダはない。
一番地下まで降りる。

「あれ?こっちのホームじゃないね」

意識したわけではないけどこの上のホームだった。
手をつなぎながら上のホームに行く。
和む。
改札まで戻ってきてしまった。
これからどうするのがいいのか話しながら考えているので周りが見えない。
無事に目的のホームについて電車を待つ。
帰るという気持ちを崩すことが出来ない。

電車がホームに入ってくる。
電車の扉が開き手をつなぎならが中に入る。
ポツポツと座っている人がいる。
近くに一人分の椅子のスペースならいっぱいあった。
二人分の座るスペースは奥の方にある。
少し試してみる。
ここで真っ先に一人分の椅子に座るようならどう頑張ってもムリだろう。
二人分の椅子に座るならまだ可能性はある。
女の子に委ねてみる。
女の子が見渡して二人分のスペースの方に歩いて行った。
よし、まだ戦える。

座ったのもつかの間すぐに乗換駅になってしまう。
一緒に降りて乗換駅のホームまで行く。

「私このままこの電車で一本だから」

そう言われる。
途中駅までは一緒と伝えてしまったのでその駅で降りるしかない。
どこにでもいいから連れ出さないと話すら出来ない。
必死に考える。
ひとまずカフェ打診をしよう。

「5分いいからカフェで話でもしようよ」
「眠たいから帰りたい」
「なら3分でいいよ」
「あまり変わらないよ」

押し問答をしていたら途中駅についてしまった。

「ほらこの駅でしょ?」
「そうだよ」

聞き流して女の子の目を見て打診する。

「なら2分でいいからカフェに行こう」

扉が開いた。
中にいる人が電車を降りる。

「早く降りないと扉が閉まっちゃうよ」
「そうだね」

聞き流す。
後は女の子に任せる。
外に居た人たちが電車に乗り込んでくる。

「うーん」

迷っている。
ひと通り乗車が完了してベルが鳴る。

「分かった少しだけだよ」

そういって一緒に電車を降りた。
なんとか希望が見えた。

電車を降りて再び手をつなぐ。
特にグダはない。

8:40

地上に出た。
すっかり朝になっていて出勤してくる人とすれ違い歩いていく。
近くにとってあるホテルの方に誘導しつつカフェを探す。
好都合なことにほとんど開いていない。
どんどんホテルの方に近づいていく。
その途中で開いているカフェがあったので入る。

ソファ席に隣同士で座り和む。
女の子は話している最中に時折意識がなくなってしゃべらなくなる。
相当眠いんだと思う。
少しして女の子の携帯がなった。

「ちょっとゴメンね」

そう言って携帯を見る。
自分は携帯を見ないように別の方を向き考える。
どうやってホテルまで連れ込もうか。

「まずい、このあとすぐに用事ができちゃった。。。」

なんということだ。
タイムリミットがいきなり来てしまった。
エッグさんのお膳立てでここまでこれたのに。
これ以上は無理だと判断する。

「じゃあ、もう出ようか」
「。。。うん」

一緒にカフェを出て駅まで向かう。
番ゲ打診をする。
ダメみたいだ。
後にして思えば理由を聞いておけばよかった。
駅前まで送り手を振って別れる。

7日間のクリスマスノックは幕を閉じた。

結果、1番ゲ。



ゾーイさんにはサンタコスを即するとコミットし
エッグさんはセパまでしてくれた。
ライン、Twitterでの応援メッセージや実際会って応援してくれた人までいた。
その人達に報いることが出来なかったのが何より悔しい。

妥協しまくればもしかしたら出来たかもしれない。
そしたら当然おめでとうと言われると思う。
それ自体は嬉しいけど、自分では納得できなかった。
ゾーイさんも言っていた「良いなと思う人」でないと心から喜べない。
自分の中での良いサンタコスの子、納得のできる子を即をしたかった。

このサンタコスの子で本当に良かった!と思えるような子じゃないとたとえ結果を残しても必ずしこりや後悔が生まれると思う。
単なるエゴかもしれないけどそこは譲れなかった。
そういった理由もあって昨日の子にはサンタコスを着させなかった。
正確には買いに行かなかった、だけど。

この判断が正しいのかわからない。
この選択が正しいのかわからない。

ただ自分の中での気持ちとして心からこの子で良かったと思える子が良かった。
それは理想だけど諦めたくない。
妥協をして結果を残して皆から認められるかもしれない。
けど自分の中では納得できず後悔するかもしれない。
実際に別の選択肢というのはもうないのだから想像しかできない。

何を言った所で言い訳になってしまう。
分かることは結果を残せなかった口だけのショボ腕だということ。
悔しかった。