映画 時をかける少女 1983年版を
21世紀令和の時代に久々に見た
記録媒体はBlu-ray4K版
昭和末期のディテールを解像するには
4Kで正確だった
原田知世主演 大林宣彦監督
説明するまでも無い,青春SF映画の金字塔
Z世代の人たちには、ストーリー、演技、特撮
全てチープに見え、鑑賞に値しないとさえ
評価されかねない
実際、年がバレるが学生時代
この映画を見た時、当時でさえ
演技の稚拙さ、特撮のチープさを感じた
だが、すぐにそれは監督の意図した演出で
その叙情的映像、拙い演技から読み取れる
あの年代特有の大人でも子供でも無い
儚さに心を奪われた
大林宣彦監督作品はハウスが劇場での
初見で、山口百恵さん主演の
「泥だらけの純情」が目当で
併映の「ハウス」には注目していなかった
しかし鑑賞後は大林監督の
奇抜な演出や独特なカラーの映像などに
只、圧倒されてしまった
時をかける少女に、話しは戻るが
原田知世演じる芳山和子の
拙い演技を霞ませる
2人の男子の間で揺れ動く
心情を見事に演出した
監督の手腕
一例として、原田知世と
吾郎の家の作業場での
会話、火事場から去るとき
何度も吾郎の方へ振り返る
演出等、深町に心は傾いているが
吾郎にも何故か切ない思いが
ある、そんな繊細な心情が
よく表現されている
今日では細かな心情描写を
演者から読み取ること
鑑賞する側からは、ともすれば
退屈に映る演出かも知れない
この映画は監督の表現したかった
理想とする、世界観を表現した
いわば自主制作映画かも知れないし
監督の意図、演者の心理描写に
共感出来る鑑賞者には
永遠の青春映画であると思う
久々の懐かしい映画でとりとめのない
感想となったしまった
世間の評価はわからないが
私的評価は、星5です
