LEO  獅子座 ♌ 7.23~8.22

 

 

 

 

 

 

 

ルーラー:太陽  不動宮  エレメント:火  陽  熱+乾 5ハウス  自己表現と創造

 

 

{ I will 私はする }

 

 

 

~蟹座から獅子座へ~

 

 

獅子座は自己表現の星座です。

慣れ親しんだ蟹座の集団性/安心して休める場所から飛び出し、

自分を表現しようとします。

 

蟹座という集団/共同体の中に留まるには個性の淘汰が必要でした。

双子座での個人の可能性を広げる興奮を抑えて、落ち着く為に蟹座のコミュニティ/集団性の中にあった、その個人の気持ちは、獅子座の段階では、その集団性/共感性の中で次第に溜まった、自分を表現したい!   という気持ちの表れのようでもあります。

共同体からの自立です。

 

これが集団の中であったならその自己表現は浮くことになりました。

けれども、獅子座の段階では、

他者との共存よりも、他者との差別化を意識します。

 

 

 

 

獅子座は人間の旅に当て嵌めた時、

親しんだ環境{蟹座}を飛び出し、冒険へと出る{獅子座}段階です。

意識はまだ個人的な世界の中にあり、まだ社会へとは出ていません。

 

 

牡羊座~双子座が個人の発達のピークでした。けれどもそこに情緒はなく、双子座の段階では落ち着くところのない、休まる場所を持たない宛所のない不安がありました。

 

蟹座でコミュニティに迎えられ、そこに落ち着き、帰れる場所や根を張れる感覚を知り、人と繋がれる安心を初めて得たあと、その安心感を覚えた個人は再び、

自己を中心に、”我がまま”に、自分らしい創造を再び始めます。

蟹座は全てを自分の中に吸収する方向性、獅子座は自分を外に拡大していきます。

 

集団から飛び出して、個性的でテンション高くあることはそのまま他者との温度差にも繋がります。彼/彼女らにしか分からない寂しさや孤独があるかもしれません。

けれども同時に、その孤独感/孤立感が、彼らの独特の世界観、主観ともなっていきます。

 

 

獅子座の支配する惑星は太陽です。

 

太陽は自分自身。

空で輝く太陽{獅子座}は、山羊座とは違う意味でのカリスマをもった、

ただ一人の自分自身という王様です。

 

そこには主観/自分軸しかなく、自分というところから世界を見回します。

 

一人燃え上っていく、不動の火。

 

エレメントが火であり、ドライな性質を持つ獅子座は、

元々、自分の道を一人で突き進む性質であり、競争意識もあって自分が一番になりたい意識があります。金メダルや王冠は一人しか被らないのです。

良い、悪いではなく、そういう性質を持つということです。

 

誰かと繋がりたい水や風の性質はそこにはありません。

下手に「一人ではだめだ。皆で共有しなければいけない。」という意識を持つと、

それはもうドライさを持つ火ではない、自分ではない何かになってしまうでしょう。

勿論、生きている以上、それだけではやっていけない部分もありますが…

 

自分を必要とする人は必要とし、必要としない人はそれでいい。

獅子座は正にそれなのです。

 

その代わりに、

蟹座を経た情感を持った獅子座は愛情も深く、親分肌/姉御肌的な面倒見の良さも持ち、

懐に入れた相手の面倒はしっかりと見ますし、関わる相手には喜んでもらおうとするでしょう。

時に、愛を持って相手を谷に落とすこともしますが…

(獅子は子供を谷底に落とす…^^;)

 

 

 

 

火のインスピレーションのある獅子座の創造力はエンターテイナーであり、

芸術性であり、演技者でもあります。

何かしらの創造をする行為の中で、彼/彼女たちは自己を発揮/発見していくでしょう。

 

 

公正明大で、嘘が苦手な獅子座。陽気で遊び心に溢れている。

その心は子供のように純真です。

威厳があって誇り高い。

おだてに弱い所もあって、過ぎればそれは支配的にもなり、傲慢にもなり、自信過剰にも繋がるでしょう。良くも悪くも熱狂的であり。直観力もあるためオカルトに走ることもあります。

 

それらは時に子供っぽくもありますが、内面から溢れるカリスマ性は人を惹きつけるでしょう。

もしも純真さを忘れてしまったなら、子供と関わるのも良いでしょう。

 

自信を無くすと火が消えたようにすっかり落ち込んで、いじけてしまう面も持ちます。

彼らは、自分の中の火を自発的に作る必要があります。

直接、火を見るのも良いでしょう。

 

輝いていなければ自分ではない。獅子座にはそんな意識もあります。

 

プライドが高く誇り高い獅子座が、獅子座として君臨するための努力を彼らはなかなか見せないでしょう。心を許した相手にしか、その弱さも見せないかもしれません。

 

けれども王様は、泣いた顔を人に見せずに、その裏で孤独に涙しているかもしれません。

 

 

リーダーシップを持ち、帝王として君臨する。

是非、頼もしい、皆を喜ばせる王様でいてほしいものです。

 

努力をしなくても、もともと持っている、内面から湧き出るような華々しさ、魅力、オーラ。

そして誇り高さ。自分のプライド。

本当の意味でのプライドと誇り高さを持って。

 

そのあなたに惹かれて、皆がついてくる。

あなたの光が周りを、人の心を照らします。

 

あなた自身が燃えて輝き、

自分自身を表現して生きることが、周りを触発することになるのです。

 

 

あなたにしか出来ないこと。

 

あなたは自分の何をもって、人に喜んでもらうことができるでしょう?

 

あなたが心から喜ぶことはなんでしょう?

 

答えは外の世界にはなく、自分自身の中にあります。