以前からこの時期には必ず芍薬を買って、毎日写真を撮り、開花までの観察記録にしていました。

あまり写真を撮らない私が毎日写真を撮るのは、芍薬と月下美人だけです。

今年も芍薬を買っていて、これで3回目。

濃いピンクと薄いピンクが3本ずつあったのですが、濃いピンクは今日で最後の1本が散り、残るは薄いピンクのみとなりました。

芍薬の花が散るのがこんなにも悲しく思えたのは、今年が初めてです。

仕事から帰ると花びらがどっさり散っていて、花瓶からその1本を抜き出そうとすると、またハラハラとたくさん散ります。

こんなに綺麗にゴージャスに咲いても、まさに花のいのちは短くて、です。

夫が花かと言われると困りますが、夫は「花のいのちは短くて苦しきことのみ多かりき」だったんじゃないかな。

芍薬の花びらの散る様子に、放射線治療後に頭を撫でただけでごそっと束で脱毛したことが思い出されました。