10月中旬に引き上げて、水も止めてもらった。とはいえ、その後も枯葉そうじなどに来るつもりだったのだが、世の中全体にクマ騒動が広がって、蓼科の各別荘地でも出没情報が急に増えた。クマに襲われる確率と交通事故に遭う確率とどちらが高いかわからないが、リゾート目的でわざわざクマに遭遇するリスクを取る必要はないだろう。それで行くのが億劫になってしまったのだが、冬に道路が積雪凍結して行けなくなる前に1度は行っておかなければと、一昨日、日帰りしてきた。
さて、今シーズンの総括その2はムシの話である。
私もムシは得意ではないので、正直、こんな大自然の中で暮らすとムシに耐えられるか心配だった。現に、昨年はクマバチなどに何回か悩まされた。
しかし、今年は、ムシの集合が劇的に減りました。
まず、ハチ関係ですが。春先から戸外にブンブン音が聞こえるたびに蚊取線香を戸外(と言っても、窓の外枠とか、ウッドデッキの隅とか風除けのあるところなど)に出すようにした。これが功を奏したのか、ハチたちもここはヒトが住み始めたと認識したのか、かべなどに穴を開けられることもなく、巣を作られることもなく、平和な1年だった。
次に、普通のムシ全般。
これも侵入が劇的に減りました。一つには、窓の開け閉めの際などに気を付けるようになったこと(これは当たり前ですが)。もう一つには、囲炉裏の効果が大きいと思う。今年は、湯を沸かすのでも、味噌汁を作るのでも、なるべく囲炉裏の火を使い、滞在中は毎日炭火をおこしていた。囲炉裏のけむりにいぶされて、ムシが入ってこなくなったのではないかと想像している。
もっとも、アリには悩まされた。梅シロップを作って、そのびんを出しておいたのが敗因と思うが、次から次から現れて、アリの巣コロリを置いても効果は感じられなかった。結局のところ、食事のたびに生ごみを放置せず、食器もこまめに洗い、清潔を保つに限るのかなという感じだった。これは来年の課題である。
一昨日、久しぶりに別荘を開けてみたら、ムシの死骸がいくつかあって、やっぱり囲炉裏を使わないと侵入してくるのかなと思ったりした。
山のお家は薪ストーブもないので、冬はとても暮らせないが、一冬の厳寒期間を経ることで家全体が消毒されると考えればそれはそれで悪くないのかもしれない。。。
一昨日のお昼は長寿更科で鴨そばを食べた。笑っちゃうくらい、たくさん鴨が入っていて思いのほかボリューミーな一品だった。こういうおそばが食べられるお店が何軒もあるのも蓼科の魅力で、来年春まで長いなあと改めて思った。
