福岡国際マラソン2011 | フルマラソンだっちゃ

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運動経験0のらきの特技はのんきに走ること。興味とあこがれからはいっちゃったランラン生活。ブログタイトルから世代がわかるよね。

なんか
朝から
意味もなくテンションの低いはじまりで
お休みの日に
これは 私にして
めちゃくちゃめずらしい
原因不明

昼前に
なんとか ちょっと浮上しきたので
10km走
川沿いの桜
大坂城周回の銀杏
道まであざやかに染め上げた紅葉で
この季節
走っていると寒さを感じず
この風景を遊べるなんて
ランニングしていてよかったなぁ

調子にのって

帰って来たら
福岡国際マラソンの中継がはじまってしまっていた。
経過をきくと
川内選手が給水をとりそこなった
っていうから
これは勝負どころで
えらいことだと
思いつつ
川内選手なら精神的ダメージは少ないのではないかと
粘りに期待しつつ
twitterしながら
前半は流して観る。

そして
32kmすぎあたりから
川内選手に魅入ってテレビに釘づけ
もしかして来る?
35kmすぎ
絶対来る!!!!!
37km
本当に来たっ!しかも並びもしない。
追いつかれる。
給水でスパート
追いつかれる。
かえす。
追いつかれる。
かえす。かえす。かえす。
っていうか
前しかみていない。

コース取りをしていないと解説はいうけど
コース取りをまさか知らないわけはないと思う。
仮に、コースを忘れていても
競っている選手が端によっていくのだから
ふつう
きづくものではない?
川内選手の頭ン中は
もっと別の次元にぶっとんでるのではないかと
思って観ていた。

川内選手は
毎度 ゴールで倒れるのだから
その一歩手前まで全力で走れるだから
これは
特殊な才能だと
奇才ではなかろうかと思う。
走る力でいうなら
川内選手以上の実力の選手はたくさんいるけど
倒れるまでの全力を出し切れる選手はそういない。
まして、毎度だもの。。。
精神力とか努力とか
そこではなく
脳が止める生存本能を振りきるって
どうやって身につけたのか?
夏にはゴール直前で本当に熱中症で倒れて棄権もあったのに
何故
この人の脳は怖がらないのだろう?

勝負どころで
一瞬 笑うような顔をするけど
やはりそこは意識してのことだろうか?

負けた今井選手は悔しいだろうと思う。
ゴール後、歩けている自分すら悔しいのではないかと思う。
あの時
全力を出して上がらなかった脚のくせに
何故、まだ歩ける余力を残しているのかと
叶うなら
今 立っていられる力すら
レースに使いたいと思うのではなかろうかと。
でも
それは本当にどうしょうもないことだから
練習でも根性でも解決するものではない

ペースダウンしてばてて倒れているのではなく
ロングスパートにはいり
全力のままゴールして
次の一歩では何の力も残していない。
そして
勝つ。
これは、ランナーの夢だ。

しかも
自己ベストではないにしろ10分ぎりぎり切ったし。
川内選手はレース運びも
その才能を充分計算にいれた上の
クレバーな戦いぶりだった。
今井選手は
もちろん川内選手の粘りは知っている
逃げ切れる差だと思ったから
自己のレースの組み立てに専念して走っていたと思う。
彼も充分計算して走っていた。
ラストのデッドヒートがそれを充分しめしている。
二重に悔しいだろう

中継まで一位のダビリ選手より
この二人を映し続けたけど
日本での大会での争いだという以前に
どちらもすごかった。
川内選手の脳のからくりがわかったら
日本マラソン界の暁光なのに
そんな夢想してしまうくらい。

そういえば
今日、朝のテンション低かったのって誰?