NBA  ドアマットからチャンピオンへの道 LAC

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NBA史上最弱・・・どころか、プロスポーツ史上最弱とまで言われた、NBAロサンゼルスクリッパーズの成り上がりストーリーを追いかけるブログです。

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 使い古しのテーマですが、NBA語りが好むテーマとして、日本人NBAプレーヤーは今後現れるのかどうかというものがあります。

 今のところ、田臥選手が唯一NBAのコートでプレーした日本人なのは言うまでもないのですが、彼をもってしても1シーズン通しての契約を勝ち取ることができませんでした。
 田臥選手は身長173cmと、NBAのPG適正身長の範囲より大幅に低い選手だったため、スカウトの評価もかなり厳しいものだったと思われます。
 2012年シーズンでデビューしたサクラメント・キングスのアイザイア・トーマスは、シーズンを通して出場し、新人王投票で7位に入る活躍をしましたが、ドラフトでは全体最下位の60位指名でした。身長が175cmしかないことが理由と見られています。

 やはり、身長が170cm台では、スカウト達の目にとまらないので、なかなかチャンスに恵まれないという事情があり、いくら実力があっても、それを見せる場が限られてきます。サマーリーグやDリーグで、突出した成績でも収めない限り、NBAに昇格するチャンスすら、なかなか与えられないのが現状です。

 つまり、確率論的に見て、6フィート(183cm)を公称できる程度の身長(180cm程度)がないとチャンスは激減してしまうと言えるでしょう。

 では、180cm台でNBAの選手になるためには、どのような能力が必要なのでしょうか?
 私が好きな選手の中では、ジョン・ストックトン(185cm)、ティム・ハーダウェイ(183cm)、マーク・プライス(183cm)、そして現役ではクリス・ポール(183cm)らが180cm台です。

 全員に共通しているのは、
1 基本に忠実なプレイがしっかり出来る選手であること。
2 クラッチシューターであると言うこと。
3 プレイセレクションが完璧であること
です。

 ストックトンやプライスのような白人選手は、アスリートとしては平凡であることが多く、ラリー・バードに到っては小学生並の脚力とまで言われていました。しかし、それをファンダメンタルズで補い、プレイセレクションで抜きん出ることで、トッププレーヤーとして君臨してきました。
 また、ティム・ダンカンのように基本を極めると、プレーの幅は狭くとも、何をするかが分かっていても止められない選手になってしまうケースもあります。ダンカンもアスリートとしては平凡と言われています。

 日本人の大型選手は、どうしても運動能力で劣るケースが多く、NBAでは通用しないだろうとされてきました。しかし、こうした事例を踏まえると、各ポジション毎の適正身長をクリアしていれば、運動能力をそれ以外の能力でカバーすることが、十分に可能なのではないかと思われます。
 ただ、クラッチシューターを育てるには、激しいディフェンスにさらされる環境が必須ですし、プレイセレクションも、常に完璧を求められるような厳しい環境が必要です。そして、環境が厳しいほど基本が大事になってきます。


 恐らく、NBAのレギュラーに定着できる日本人は現れます。ただ、いきなり天才的なプレーヤーが現れてNBA入りするという確率は極めて低いと思われ、国内リーグのレベルアップが不可欠です。
 そのためにこそ、優秀な選手は国内リーグに留まっているのではなく、ユーロリーグ、中国リーグ、トルコリーグなど、海外のレベルの高いリーグに所属して経験を積み、彼らがその情報を国内リーグにフィードバックすることで、レベルを少しずつ上げていかなければならないと思います。
 田臥選手のような「例外」が現れても、国内リーグでの経験が役に立たなければ、また同じ轍を踏むことになりかねません。リーグの1本化とレベルアップが急務だと思います。