「すにっぷすいすい」活用術
DNA多型のタイピングには、何をお使いになっていますか?
農学研究においては、SSRや、CAPSをお使いの方が多いと思います。
SSRやCAPSの利点は、PCRと電気泳動で判定ができるところ。
すなわち、高額機器がいらず、ランニングコストも安いところです。
SSRやCAPSがあればよいのですが、ない場合については、自分で塩基配列多型
を探してマーカー化するしかありません。
探すとなるとよく出てくるのは、ゲノム上に豊富に存在する一塩基多型、
すなわちSNPs (single nucleotide polymorphisms)です。
首尾よくSNPsは見つかったけれど、マーカー化はどうしよう?
運良く汎用の制限酵素切断部位に当たることは、滅多にありません。
dCAPSは作るのも難しく、制限酵素も高価で、電気泳動も精密さが要求される
など、決してハードルが低いものではありません。
そんなときは・・・
ぜひ「すにっぷすいすい」を思い出してください!
SNPs(すにっぷす)をすいすいタイピングできる、
PCRマーカーを作るサービスです。
⇒「すにっぷすいすい」の資料請求はこちら
まで。
ご注文に必要なのは、SNPsをはさむ数百bp分の塩基配列情報と、
区別したい2種類のDNA(1μg程度)だけです。
2週間ほどで、「アレル特異的PCRマーカー」をお届けします。
その間にリーゾで行うことは・・・
1)塩基配列のアライメントを取り、SNPを確認
2)各アレルに特異的なPCRプライマーを設計、合成
3)グラジエントPCRを行い、特異性を確認
4)最適と思われる温度条件で、特異性を再確認
(特異性が緩い場合には2)に戻り、再設計を繰り返す)
単なる設計だけでなく、実験を行って確認し、「プライマーとデータをセットで」
お渡しするのが特長です。
さらに、使ってみて、うまくいかないときは、無償で「うまくいくまで」再検討します。
(ご指定ののポリメラーゼや機器をお預かりして検討することもできます)
アレル特異的PCRは誰にでもできる技術ですが、
難しいのは「うまくいかないときにどうするか」です。
特異性が出ない、増えが弱い、全然増えない、などの症状を見て、プライマー
再設計の方針をどう立てるか。
セオリー通りに行かないことが多く、なかなかコツがつかめません。
ご自分でトライされる場合、ここでつまづく方が多いようです。
マーカーは多くの場合、ご研究の最終目的ではなく、ツールに過ぎません。
単なるツール作りに貴重な時間と労力を浪費することはありません。
ぜひ私たちに任せてください!
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「すにっぷすいすい」は、プライマー合成料、確認実験費用も含めて、
1件(SNP1箇所×2アレル)60,000円(税別)です。
試薬・消耗品扱でご注文できます。
詳しくは、リーゾHP、およびブログ記事をご参照ください。
http://rizo.co.jp/SNPs-ici.html
http://rizo-blog.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-30f0.html
http://rizo-blog.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-0825.html
ご参考に、これまでの実績をご紹介します。
・連鎖地図のランドマークとなるSNPsのPCRマーカー化(昆虫)
・種の識別(昆虫)
・配列が酷似した遺伝子を個別に発現解析するためのプライマー(昆虫)
・導入遺伝子と内在遺伝子を個別に発現解析するためのプライマー(イネ)
・ポジショナルクローニングのためのSNPsのマーカー化(イネ)
・準同質遺伝子系統作出のためのSNPsのマーカー化(イネ)
・複数のハプロタイプの相互識別(家禽)
・品種の識別のためのSNPsのマーカー化(イネ、ナシ)
・品種の識別のための、2塩基欠失のマーカー化(ダイズ)
・系統の識別のためのSNPsのマーカー化(菌)
・亜種の識別のためのSNPsのマーカー化(昆虫)
・指定領域のSNPsの探索からマーカー化まで(イネ)
このほかにも、いろいろな生物種で、いろいろな目的でのご依頼をお受けして
おります。
まさに、「すにっぷす 使いこなせば 百人力!」です。
問合せ・資料請求はこちら
へ。
(詳しいパンフレットをお送りします)