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La Belle Equipe

エキップメンバーのつれづれブログです。

本番後総括担当、Bass フジモトゴーです。

シュテファン多忙のため、連続投稿です(笑)。


Equipeは昨日、11/10に第12回東京都男声合唱フェスティバルに出場しました。

『男フェス』と略されて、すっかり東京都合唱連盟の主催事業として定着していますね。


Equipeは今回で連続9回目の出場です。

我々、会場の浜離宮朝日ホールが大好きなんですね。

できるのであれば、ここでChorus Live開催しちゃいたいぐらいの気持ちです。


曲目は、9月のコンクールと同様ですが、若干の変更ありです。

今回、出場した時間は13:19と昼食後のお客様が多数。

どう考えても一番眠たくてしんどい、聴き手に優しくない時間帯でしょ?(笑)

うーん、どうしたらいいかなあ?

1曲目。

G.Rossiniの『The Barber of Seville Oveture』は、速度の変わり目がポイント。

お客様に眠い目を覚ましてもらうには、予定調和の音楽では夢の中にいってしまいます。


全体のテンポ見直しはもちろんですが、

一番の見所のフィナーレで、コンクールと大きなver.変更をしました。

カンタンにクルマの運転で例えるならば、

『全員でどこまでもアクセル踏んで、~~おりゃ!急ブレーキ踏んで~ハイ、また、アクセル~~!』っていう感じです。

ただし、野蛮に遊んでいたわけではありません。

クラシカルに遊んでいました。

多少は目覚ましになったでしょうか?


それが、それが。

目覚ましどころか、望外の喜びに接することができました。

お客様から曲間でいただいた拍手です。

これについては、メンバー一同感激でした。


調子にのって2曲目です(笑)。

The Beatlesの『Honey Pie』。

今年3度目の演奏です。

フラれた女への未練タラタラのダメ男とは何か。

Equipeの飽くなき追求…歌えば歌うほど深まるばかりです。


誰もがうらやむ超いい女とつき合い始めることができたのにあっさりポイ捨てられたり、

元カノが好き過ぎて忘れられなかったり、、

自分の逃した魚が余りにも大きかったり、、、あああっ…!!


歌い手に実体験あり、想像ありで、歌えば歌うほどどんどん女々しさが追求されていきます。

聴き手の方に、その女々しさが伝わったかどうかはナゾのままですが、

全員でダメ男を全力で演じきることができました。


思いを吐き出し、演じきったダメ男は、片時も脳裏から離れない大好きなあなたへ一輪の輝く白バラを…。

というわけで、上手に立っていた僕は女の子3人組のいたあたりの客席に投げました。

本当はお姫様に跪く、ダメな王子様みたいに渡したかったんですが、時間の関係もあり、投げざるを得ませんでした(笑)。

受け取ってくれた人、本当にありがとうございます。


さて、毎年出演団体の互選による人気投票が行われます。

Equipeは、得票数5票、出演52団体中第2位をいただきました。

人気投票結果を見ましたが、僕たちより遙かに技術が優れている他団体の方々がいらっしゃる中で、ご投票くださったことに大変感激しています。

ありがとうございました。


さあ、次の本番は、

12/2 第2回全日本男声合唱フェスティバル in ふくしま

會津風雅堂 福島県会津若松市) です。


会津の地でEquipeの演奏にどんな反応があるのかとても楽しみです。



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追記:


実はバラ投げは昨年もやりました。

その時は赤バラ。

今年は白バラ。

来年は何バラを投げようかな、と今から考えちゃってます。

Equipeの演奏を上手の前の方の席で構えて聴いていただければ、高確率でゲットできますよ(笑)。



上手より愛をこめて



フジモトゴー。


La Belle Equipe

Bass フジモトゴーです。

いつの間にか本番後の総括担当になっていました(笑)。


Equipeは先日9/17に東京都合唱コンクールに出場しました。

7月の合唱祭から2ヶ月間、下記の3曲をひたすら練習してきました。


まずは、課題曲。

松下耕先生作曲 「はらへたまつていく かなしみ」(『秋の瞳』から)。

前半の一糸乱れぬホモフォニー、中盤からの各パートのフレーズの掛け合い、ドラマティックな事細かな強弱。

そして、この曲のピカルディ終止に対するメンバーそれぞれの解釈。

様々なポイントがあり、歌いこみ甲斐のある曲でした。


次に、The Beatlesの『Honey Pie』.

今年の春に演奏した曲ですが、Equipeの歌う曲は常に生きています。

それゆえ、若干のマイナーチェンジを加え、再演です。

この曲はおそらく死ぬまで歌い続けるスタンダードナンバーになるので、今後も毎回同じ演奏にはならないでしょうね(笑)。


最後に、G.Rossiniの『The Barber of Seville Oveture』.

どこかで一度は耳にしたことのあるであろう『セビリアの理髪師の序曲』です。


前々から、コンクールでやってみたいと音楽監督と話していて、

今のベテランと若手のうまく融合したメンバーなら、歌いきれると思い、今回歌う曲に提案しました。


全パート歌詞なし、スキャットでひたすら刻みまくります。

コーラスではキングスシンガーズのバージョンが有名です。


クラシックはどうも苦手なメンバーばかりですが、杞憂でした。


キングスの楽譜のライナーノーツの冒頭には、こう書いてありました。


“This arrangement is all adout two things : virtuosity and visuals.”
(このアレンジは妙技と見た目に満ち溢れているよ)


そして、結びの言葉には、


“you are free to interpret it in whatever way works best for you.Enjoy ! ”

(好きなように解釈して、キミたち好みで楽しんでくれ!)


どうやら堅苦しくやる必要は全くなさそうです。

メンバー一人ひとりが、いろんなアイデアを出し合って、みんなで作り上げました。

もちろん、原曲の良さも散りばめてね。

この曲もHoney Pieと同様死ぬまで歌い続けるでしょう。


さて、本番ですが・・・


課題曲です。

前半はEquipeらしさを存分に出せました。

中盤のフレーズの掛け合いから、曲の盛り上がるくだりがもう少し必要だったかなあ、なんて本番直後は思いました。

練習でやってきたことは出し切れました。


一気に切り替えて、Honey Pieは、真面目にふざけまくりました。

個人的には客席を見るのが実に楽しかったです。

これは上手ウイングに偉そうに陣取る人間の特権です。

演奏中、上手に、可愛い女の子がいることに気がつき、

目が合った(目を合わせにいった!)ので、テンション最高潮で演奏しました。

ハニかむレスポンスが、超可愛くて、いやあ、ヤバかった!!


別に私がただの変態野郎というわけではなく、そういう曲なんで仕方ありません。

昔の彼女に未練があって、情けなくて、でもなんか憎めないオトコ…。
そんな様式感ってヤツをフルに出しすぎたのでしょうか(笑)。


曲後、みんな客席は完全に笑いをこらえてました。

結果、『ややウケ』です。

ええ、いいんですよ。また、別のところで聴いてくだされば。

その時に爆笑していただければ結構です。


そして、The Barber of Seville Ovetureです。

前半戦は抑えて抑えて・・・フツーだなあと思うこの曲。

Equipeは、ライナーノーツに即して、中盤から最後までやりたい放題。


ソプラノの超絶技巧&突き抜けるハイトーン、

アルトのぶっ壊れたようなゼンマイ人形の奇妙奇天烈な声、

歌に大したところを歌ってないのに、なぜかセンターに陣取ってた、リアクション芸人みたいなヤツ、

テナーのコミカル&挙動不審な動き、

バリトンの弾ける旋律と、クライマックス前のアッチェレランド、

終止弛みなく刻み続けるベース、


現在Equipeの持っているものは全て出し尽くしましたね。


楽屋に戻ったら、メンバーの『全て出しきった感』が充実してました。

なぜか自然と円形になって、あーだ、こーだと語り合ってましたが、

その時には悔いの色が全くなかったです。


結果ですが、

実に品がなかったのでしょうか、センセイ方には全く受けず、賞外でした。

残念!どうやら、お気に召さなかったようです(苦笑)。


ただ、あの笑うことすら許されない、クソ堅苦しい客席で、ややウケをとれたのは大収穫でした。

そして、毎回の舞台で悔いなく力を出し切れたことも収穫。

個人的には女の子のハニカミを引き出せたことも大・大・大・収穫でした!(笑)

あー、楽しかった!


さて、次のバトンはシュテファンに回します。

若い女の子大好きだもんね(笑)。