看護師という仕事を志す人は元々上昇志向が強く、常に成長したいと思い続けている人が多くいます。ですから一旦看護師になったとしても、そこで満足するわけではなく、もっと成長したい、もっとよい看護を提供したいと常に強い向上心を持っています。資格を取ったらそれで終わりというわけではなく、さらにその資格を活かしてもっとよい看護師になろうと考えるようです。そういった看護師におすすめしたい職場は総合病院です。総合病院のメリットをみていきましょう。

1. 資格取得
総合病院ではほとんどのところが看護師の資格取得を応援してくれます。資格の試験代ははもちろん、中には資格取得に必要な書籍代や、さらには試験会場までの交通費を支給してくれる病院も存在します。病院にとっては看護師のスキルアップはひいては看護の充実につながり、患者さんの満足・病院自身の利益となるので、積極的に応援してくれているのだと思います。上昇志向が強い人にとっては、そのような資格取得を積極的に応援してくれる病院が「良い職場」ですよね。もしクリニックなどに勤めてしまうと、毎日がルーティーンになっていまうため満足いく働き方はできないでしょう。

2. 各種セミナー
総合病院ではセミナーなどへの参加を積極的に応援してくれます。セミナー費用を出してくれるところが大半ですし、そのために時間を融通してくれるところもあります。また情報が早いという特典も。例えばガン治療のセミナーが開かれるといった情報もいち早く手に入れることができます。ときには、強制的に参加させられるセミナーさえあったりします。そうなれば、自分がものぐさであったとしても、病院の側からスキルアップをさせてもらえます。

3. 転科
総合病院ではいろいろな科があるため、数年に一度くらいのペースで違う科に配属になったりします。特定の科だけを特に勉強したいという場合にはあまり向いていませんが、いろんな科を経験して、幅広い知識を身に付けたいと考えている人にとっては「良い職場」と考えられるかもしれません。また身体的な病気に関わる診療科目のみならず、精神科も共に入っている病院が多いので、体・心両方の看護に精通することが可能ですよ。看護のスペシャリストを目指す方にはまさにぴったりな環境が整っています。転科すると、その科のことをまた一から勉強し直しですが、それも自分の知見を広めるのに役立っていると考えればそれほど苦痛にも思わないでしょう。さまざまな知識を身に付けて、転職する際も有利に事を運べるようにしたいですね。