フリマアプリが人気ですね。
安いし、見てるだけでも楽しい。
物には良くも悪くも人の思いが宿ると言われています。
あまり嬉しくないものでは「呪いの◯◯」なんて言われますね。
呪いのチャコペンや呪いのスマホケースもあるかもしれません。
今回は
小袖の手(こそでのて)
小袖(袖の狭い着物)から手が伸びている妖怪。
一説では
江戸時代、京都に住んでいた男が娘に小袖を買ってきた。
それから娘は病にかかり、床に伏せってしまう。
ある日、男は家のなかで同じ小袖を着た幽霊にあう。
気味が悪いので掛けておくと袖から手が。
よくよく見ると肩の辺りが不自然に縫い合わせてある。
元々は武家屋敷に仕えていたが
そこで切られ、命を落とした女性が着ていたものだそう。
小袖は寺で供養され、娘の病気も治ったのだとか。
また
江戸の大火災「明暦の大火」にも着物が関わっている。
恋愛のもつれで亡くなった女性が着ていた着物が
着た者の命を次々と奪っていった。
これを危惧した寺の者が
この着物を焼いた。
突然風がたち
どんどん火は大きくなり
寺をたちまち覆いつくした。
ついには江戸の大半を焼き尽くす大火事になったのだとか。
このことから
「振袖火事」とも呼ばれている。
思いはどこに残るか分かりませんね。
気持ちは分かりますが、
自分としてはあんまり迷惑はかけたくないものです。
「ダウン火事」とか困りますね。