こんにちは。

 

子育てシリーズ第3弾です。

 

長いので興味のある方のみ

お読み下さい。

 

チューリップ

 

 

子育てはそれぞれ。

 

ここでは

1経験を書いているだけで

 

ここに書くことは正解でも何でもない

これを読むことによって

何か見つかる事があれば良いと思います。

 

今日は補習校についてです。

 

 

ちょうど1年前に記事を書きました。

補習校について興味が有る方は

最後に載せます

是非過去記事をご覧ください。

 

(補習校=海外にある日本語補習授業校)

 

 

 

 

補習校に通わせる親御さんの考えは

それぞれ違うと思います。

 

一緒に学ぶ子供達のレベルも全く違う。

 

パーフェクトに出来るお子さんもいれば

テストは毎回20点以下という子もいる。

 

現地校やスポーツなどに力を入れ

補習校は行ってるだけという子もいます。

 

それらを全員まとめて同じクラスで勉強するのが

補習校です。

 

現地校はレベルわけがあります。

特に中学からはレギュラー、オーナーズ、更に上と

どんどん出来る子は先へ進む。

 

補習校は「補習」です。日本語教育をする先生も足りていない状況だし

やめていく先生も多い。

特に一生懸命、生徒のために頑張ってる先生ほど

やめてしまう人が多いかなと感じました。(個人的見解)

 

がっかりするんでしょうね。これは予想ですけど

学校にも親にも。

 

日本の教師とは進ませ方が違います。

1週間に1日しかないので教える方も「そういう進み方」をしなければ

教科書おわりません。

 

先生の募集は

教員免許を持っているか

大卒だったと思います。

 

 

ここまで書くと

そんな補習校っていいの?になりますが

 

我が家にとってはいい経験をさせていただいたと思っています。

親子で。

 

まず、何が良かったかといえば

毎週土曜日、アメリカに住んでいながら

日本の学校が体験出来るという事です。

 

学校に期待してはいけない。

アメリカで、こういう場所を提供して頂いてると思うようにしていました。

 

+++++++

 

 

アメリカの現地校は独特です。

毎日授業前に

国旗の前に胸に手をおき

私はアメリカに忠誠を尽くします。と

全員で声を揃えて言います。

 

++++++

 

『Pledge of Allegiznce』(忠誠の誓い)

 

私はアメリカ合衆国国旗と、

それが象徴する、万民のための自由と正義を備えた、

神の下の分割すべからざる一国家である共和国に、忠誠を誓います。

 

これを毎朝英語で言うのです。

 

+++++++

 

これを見て、日本人の私は違和感しか感じませんでした。

子供はアメリカで生まれたのでアメリカ人ですけど、

私は日本人であり子供も日本人だと思っています。

 

娘は自分はアメリカ人だとはっきり言いますが。

 

だからこそ、補習校に行ける環境にいるのだから

入れてみようと思った。

 

日本語で起立礼。

国語や歴史から日本の文化や様々な事が学べます。

日本独特の行事もあります。

小学生の間だけでもいい。

 

あと、英語で話す生徒がいるとキリキリする親も多いですが

まあ・・それに先生も必死になっていては

1週間分の授業が進みません。

決められた時間内に1ページでも多く本を読みたい。

先生は英語を話す1生徒のために、貴重な授業時間をさくことになります。

 

現地校では、授業を妨害していると判断されると

イエローカードを出し、それが何枚かたまるとキックアウト。

転校させられます。

 

友達と喧嘩をしたり合わないと判断されると

途中でもクラスをかえて離してくれます。

アメリカは修正しようとしません。

環境をかえるのです。

 

補習校はそれがないように思います。そこは日本ですから。

授業を邪魔する生徒がいても

皆で一緒に学んで行こう。協力、助け合い。

なんとか修正しようとする。修正できなくてもね。

 

(それがいいのか悪いのかの議論は、テーマから外れるのでしません)

 

 

まあ、英語で話すくらいいいじゃないと思う親もいるし、

そこだけでも考え方はそれぞれ。

そういう中で、自分をしっかりもって

まわりに影響されず気にせず

自分の道を進める子があってるのかもしれません。

 

親もキリキリしないことです。

キリキリするなら届けを出せば見学に行けるし

役員になって学校に直接意見する勢いでいきましょう。

文句を言うだけではなく親も参加しましょう。

 

 

入学するのは子供の意志ではありません。

親が入れようと思わなければ子供はそんな所があることすら

知りません。

補習校は親の影響ややる気がものすごく大きいと思います。

お金もかかりますしね。

 

 

いいなと思ったのは

アメリカ人の中で過ごしてきた娘にとって

同じ環境の子供が沢山いたこと。

家で日本語、日本食、日本の遊びや歌を共有できる。

 

運動会もあるしイベントも楽しい。

相撲や歌舞伎などの公演に、補習校で参加させてもらえた。

 

 

そして・・・

 

補習校はテストが多いです。

その子がどれだけ理解出来ているかを知るためです。

そして子供達はテストの為だけに勉強をするようになります。

 

「テストの為に勉強するのではありません。」

娘のピアノの先生に言われた言葉です。

 

何の為に日本語を勉強するのか。

何の為に?

 

漢字もテストの為に丸覚えをして

すぐに忘れていく。

 

宿題も答えを丸写ししていく。

 

大きな学年になるにつれ、そういうのを見てきて

どうなんだろうなと思ったこともありました。

 

 

せっかくお金を払って時間を費やしているのだから

やらないと勿体ないじゃないかと

自ら考えて身につけている立派な子もいました。

 

何の為に時間とお金をかけてやってるのか。

テストの為なのか。

 

 

この辺が難しいです。

それからやっと開放されたのが高校の2年間で

本当に楽しめたのは高校になってからでした。

 

テストは高校でもありますし

追試もありましたが

仲間と助け合って自分達で乗り越えていました。

 

 

 

++++++

 

子供が補習校で得たものは

 

多分

 

同じ環境で育つ仲間です。

 

 

中学生より高校生の方が

友達との関係はより深くなり

全員がより身近になりました。

 

高校では信じられないほど

日本語が成長しました。皆そうでした。

 

 

日本語能力は

敬語は全然だしビジネスで使えるかといえば

全くだめだと思います。

日本語がまあまあ出来る外国人という感じ。

 

結果はそれでも

 

彼女は日本人としての意識が

強くなり、

アメリカ人、日本人にとらわれず

国際人としていきたい

そんな仕事をしたいと言います。

 

バイリンガルとは日本語の読み書きが出来るだけではなく

日本人とは?という事を知ることも大切。

文化や歴史、考え方や振る舞い、

日本人独特の表現の仕方や口に出さない美徳など

 

日本を知ることも

バイリンガルだと思う。

仮に通訳などもそれを知らないと出来ないと思うのです。

 

娘は日本人ならこう考えるよね、アメリカ人はこうだけど、、とか

日本人はこういうけれど、本当はこういう意味とか

外人にはわからない日本人独特の表現の仕方なども

理解出来ています。

 

読み書きレベルは低いですけど。

 

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リブログしている記事にも書いていますが

補習校はすすめません。

だって大変なんだもの。

 

それでも娘は補習校に行って良かったと

今でも言います。

 

最後の高校2年間は本当に

楽しかったって。

 

 

バイリンガル教育に補習校は必要か。

親である私は必要ではないと思う。本気で思う。

日本語読み書きだけなら、公文などに行けば

高いレベルで習得できると思うから。

 

じゃあ補習校とは何なのか。

 

何がいいのよ?

娘に聞くと

 

「運動会」だそうです。笑

それと・・

 

 

 

11年間一緒に過ごした

仲間。

 

 

 

 

子育てシリーズ

1、家では日本語

2、6才までにひらがな、カナカナをマスターしておく

 

 

 

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