今回の旅の目的はただ1つ。

 

レーストラックを見に行く事。

 

 

宿泊先だったStovepipe Wells Villageから東に9マイル(14キロ)行くと

東西と北に道が分かれる分岐点が出てきます。

 

この地点から北に片道38マイル(62キロ)。

そこから更に砂利道を片道27マイル(43キロ)。

 

合計65X2(往復)=130マイルかかります。

スペアタイヤを持ち、ガソリン満タンで行きましょう。

 

電話もネットもつながりません。

 

 

走りました。

 

夏は灼熱地獄のこの地。

1月は快適です。60〜70°Fくらい。

 

この日は空気がスカーンと透き通っていました。

 

 

途中でGRAPEVINE RANGER STATIONがあります。

誰もいませんでしたが。

 

ここにトイレがあります。ここが最後なので必ず行きましょう。

公衆電話もあります。なぜなら携帯繋がらないから。

公園内の地図も置いてあります。

 

 

さて。いよいよです。

 

 

こういう看板に「ハッ」とする。

すれ違う車もなければ、表示は殆どないので。

左クレーター(後ほど紹介します)。右Racetrack27マイル

 

きたぞ。

 

今回の旅の目的は

このレーストラックへ行く事。

 

往復54マイルガタガタ道を走らないとたどり着かないこの場所は

ずっとずっと行きたかった場所でした。

 

ここに昔来たのはキャデラック時代とプリウスだったので諦めた。

今回は夫のトラックだ。

 

来い。ガタガタ道!

 

それが想像を超えるひどい道だった。。。

 

写真じゃ行けそうでしょ?

私も軽く考えてました。

 

とにかく揺れる揺れる。砂利道を更に押さえつけてる感じで

全部が硬い。道に出来てるタイヤ後までそのまま硬い。ボコボコです。

 

車も上下ガタガタ。

スピードも出して15マイルから25マイル。

35マイル出すとかなりヤバイ揺れ方でした。

 

到着まで27マイル。

まあ砂利道だけで途中休憩いれて片道2時間コース。

 

息巻いてた夫も静かになる。かなり走ったでしょと思っても

2マイルしか進んでないという有様。

 

最初は夫がトラックを心配して

途中で点検したり休憩させたり。

 

その間ラッキーは走り回る。

 

だーれもいないなと思ってたら遠くで音がして

 

少しするとバイクが2台通りすぎます。

立ち止まって「大丈夫?」と聞いてくれます。

電話も繋がらないこういう場所では皆が仲間。

 

その後2台が手をふって通り過ぎていきます。

前を走っていたJeepはかなり爆走していました。

 

少し進むと、通り過ぎていった2台が止まっていました。

 

ボンネットを開けて点検しているようでした。

この車の前にいる黒のJeepです。隠れて見えませんが。

 

若い女の子が2人で乗っていて車も新しい。

 

夫がすぐに行き見てあげると、2箇所のオイル漏れを発見。

オイルもかなり減っており

戻ったほうがいいと判断。

彼女達は「絶景が見たかった」と残念そうに、そして夫にとても感謝して

戻っていきました。

砂利道を5マイルくらい走った所です。

 

こういう故障やタイヤがパンクする事は、ここではよくあるそうです。

パークレンジャーが

スペアタイヤは2個必要だと言っていた事を思い出しました。

 

 

ここで助けている間、

バイク2台と車5台くらいが通りすぎました。

 

みんな通りすがりに「大丈夫か」と声をかけてくれます。

 

1台だけ、こちらをじーっと見ながら通りすぎただけの車もいましたが。

 

街中ではアリだとおもうんです。みんな携帯持ってるしAAAを呼べば済む。

でもこういう所は電話もネットも通じない。

助け合わないとね。

 

 

 

 

そして先に進んでいきます。

 

途中、ジョシュアツリーが密集してる場所があります。

 

何気に絶景。

 

 

そして有名なティーケトルジャンクション。

ここからあと6マイル!

 

すぐにこれが遠くに見えてきます。

このしろーい場所がレーストラック。

 

ここは乾燥して足跡もつかない硬い地。

動物の足跡すらない場所。

なのに沢山の石が動いた後を残して移動している。

まるで石と石がレースしているみたいに。

 

リスクを背負い苦労したものだけが見れる場所。

ついに到着。


 

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