こんにちは。

昨日はたくさんの方に父の心配をしていただき
本当にありがとうございました。

同じような経験をされた方やいろいろな思いのコメントをいただいて
とても励みになっています。

父の容態現在は、昨日書いた通り
日に日に良くなっていると先生から言われているようで
歩くリハビリを始めています。

そして私が泣きながら電話した時、こう父に言われました。
「おまえはしっかりOO(娘)の世話をしてな。きちんと面倒をみるんやぞ」
話している途中、何回もこれを言われました。
お前にはOOがいるからな。


多分、父や母が私達子供3人をきっちり面倒見て育てたからこそ今がある、
おまえの役目はそれだからと言いたかったんだと思います。
泣いててはいけないよと。

私は最初の姉がくれたメール内容だけでは、昨日か今日は空の上でした。

その後容態は安定している。もう安心だからと言う事と、
きっちり面倒を見ろよと言われた父の言葉が頭にあり
目の前にある娘の予定に、頭を切り替える事にしました。


昨日娘はピアノでした。毎年3月4月はピアノが忙しいシーズン。

この間受けたピアノのテスト
Certificate of Meritでいい成績だった生徒が選ばれた曲を披露する
オーナーズフェスティバルがありました。


ピアノだけではなく、フルートやバイオリンなどもCertificate of Merit はあり、
この日はフルートの演奏も3組聞けて新鮮でした。

娘は最後から2番目に披露。
間違えをごまかしながらうまく弾いていました(笑)。
選ばれた曲は問題となった「Sakura」です。
これに選ばれるのは筆記もサイトリーディングも曲もイヤーテストも全てに
いい成績でないといけません。とてもプラウドな事です。

Sakuraは日本に帰国した時、娘が実家でよく弾いていましたので
父も聞いていたと思います。

今頃飛行機に乗ってたかもしれないな。
そうしたら娘のこの舞台を見れなかったな。

娘はたくさんのこういう舞台でピアノを弾いて来ましたが
娘の実父はほとんど見に来たことはありません。
休みでも自分の趣味を優先する人。友達を優先する人。

入学式、卒業式、運動会みたいな学校の行事も
全く見に来ない人でしたので
娘の晴れ舞台はいつも私だけでした。


周りの子供達はおじいちゃんおばあちゃん、
両親そろってカメラとビデオを持ち
兄弟や親戚まで花束もって華やかに見にきていても

娘には私だけ。娘もそれが当たり前になり、「来て欲しい」と誰にも言わなくなりました。

私とは一心同体というかそんな感じでやってきましたので
今回も私は見にこれて良かったと。直前まで行けるとは思っていなかったので。
行けても冷静に見れる状態ではなかった。




私は一番前の席を陣取り、演奏者の場所にいる娘を何度も見ると
私の視線がわかるのか娘と何度も目が合います。
目でうなずき目で合図し、目で「大丈夫だよ」と。いつものように口をキュっとするんです。
それを見て娘もキュっとしてくれます。

娘は立派に弾きましたが
指は最後まで震えていました。他人は多分わからないだろう震えまで私にはわかります。

いつものように私は一人でビデオをとり
いつものように私だけ娘にハグをして皆に挨拶をして
今月の娘の事1つがおわりました。こういうの今月あと5つあります。
今日はジャッジされないので精神的に楽でしたけど。

来週他のピアノコンペに出るので
先生の家に報告がてら行き、2時間フラフラになるまで猛特訓され

夕方家に戻り、高校の宿題とテスト勉強を夜中1時までしていた娘です。


きちんと面倒みなさい。
はい。

私はやるべき事をやって
父に会いに行こう。




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