"八十四歳。英語、イギリス、ひとり旅"

53歳で初の海外旅行に出かけ、54歳で英語を学び始め、58歳で英検2級を取得、英語の個人レッスンを受け始め、65歳でひとり旅を開始!84歳にして13回目のイギリスひとり旅へ!!

なんだかすごい人を想像してしまいそうだが、表紙を見れば一目でわかるとおり、とてもおっとりと愛らしいおばあちゃまなのだ。ひとり旅を「ひとり旅学校」と称し、自分で旅行の手配するために「清川旅行社」になりきってしまう。頑張り屋さんで前向き、緊張しつつも個人教授のG先生の教えに従い、旅で出会う人々と挨拶を交わし、会話する。そのお人柄で、誰もが彼女と打ち解け、行く先々で友人の輪が広がっていく。こんなに楽しい旅をすることが、できるなんて! 素直にいいなぁ~、と思えてしまう、そんな旅を綴ったエッセイである。

どの旅も旅の合間も、臨場感たっぷりに生き生きと書かれていて、ぐいぐい引き込まれてしまう。それにしても、なんと真摯に英語学習に取り組んでいることか。でも、本当に楽しそう。好きなことって、楽しいんだよね~、と思わせてくれる本。帯に書かれた「何かを始めるのに遅すぎることはない!」と併せて励みになりました。

a-yaの本棚-84 years old

【目次】
イギリスひとり旅を始めるまで
 私が英語を習いはじめた理由
 ひとり旅へのあこがれ

イギリスひとり旅奮闘記 上
 初めてのイギリスひとり旅 September, 1986 Age 65
 ひとり旅ふたたび September, 1989 Age 68

英語のある人生
 英語レッスンはジョークとともに
 旅で出会った思い出の言葉
 嵐の時代 1994-1995 Age 73~74
 テイク・アクション 1996 Age 75

イギリスひとり旅奮闘記 下
 ひとり旅再開 May, 1996 Age 75
 友人に囲まれてひとり旅 May, 2002 - July, 2003 Age 81-82
 八十四歳、ひとり旅 October, 2005 Age 84


著 者 : 清川 妙
出版社 : 小学館
今年最初に読み終えた本は、”火村英生に捧げる犯罪”。

ayaのブログ-himura

2008年出版なので、3年以上も前に買ったのに、もったいなくて読めなかったのです。。。
ふと手に取って読み始めたら、1日で読了。うーん、もったいない(笑)。

短編集なので、通勤途上で読むのに最適。長編のように、続きが気になって仕事に手がつかない!! なんて心配しなくて済むのです。・・・そうは言っても、結局は1日で一気読みしてしまいましたが。。。



私が読んだのは2008年9月に出版された単行本ですが、既に文庫化されています。

著 者 : 有栖川 有栖
出版社 : 文芸春秋

【目次】
 長い影
 鸚鵡返し
 あるいは四風荘殺人事件
 殺意と善意の顛末
 偽りのペア
 火村英生に捧げる犯罪
 殺風景な部屋
 雷雨の庭で