放課後に髪はみだれ

?やっとしっくりいくタイトルが思いついた!

            変更ばかりでごめんなさい。

            今後も末長くよろしくお願いしますね。

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キレイな毒

タイミング悪いわ。


私が空いている日はあなたは仕事。

私が用事のある日は、早く帰ってくる。


土日の夜も奪われて、私たちに同じ夜はないのね。



不在なのは最初からだったから、今更だけれど、

やっぱりなんだか寂しいと思ってしまう。



でも、たまにあるときめきが日々の潤い。

無邪気な顔で笑うから、私からも毒が抜けていく。

キレイな瞳に思わず見入ってしまうから、

気をつけなくちゃ。


無邪気な人は他人から毒を吸い取ってくれるけれど、

それを自分で吸収して、

強烈な毒を発するもの。



射されたら動けなくなる。



だから、真っ直ぐじゃなくて斜め後ろから見ているの。


憂鬱な週末のみだれ髪

週末は憂鬱。

帰ってもひとりきりだと思うと、なんだか帰りたくない。

だから遅くまで学校に残ってお仕事。


先生ってお得ね。

テニスコートも卓球台もなんでもあるから、無料でなんでもし放題。

きょうはベテランの先生に、優しくテニスレッスンを。  


遅くまで残っているのも、悪くないわね。

おかげでテニスもできたし、仕事もはかどった。


それに、独りの週末も、なかなか捨てたものじゃないわ。

いつもと違う駅から帰るのには、それなりに理由があるのよ。

惹かれるものが、そこにある。



心の中にほのかに芽生えた小さな芽。

誰にも知られないように、誰にもわからないように、

こっそりと、大切に、慈しんで育てよう。


だって、同じ花ばかりじゃ、物足りないでしょう。

小さな秘密があるからこそ、人生は甘美になる。



いつもと違う帰り道には、いつもと違う花が咲いているものだわ。


海猫のように

『海猫』を観た。

なんだか、自分にとってリアルな問題な気がして、複雑な気分。


私の前の彼氏は、強く気高い獅子のような人で、

やさしいところももちろんあるけれど、

私は彼に恐怖心も抱いていたし、圧政を敷かれていた。


征服欲の塊で、まさに’男’っていう感じの人。

自分の心の穴を埋めるため、性欲を満たすため、

何かがあると私を求めて、拒むことは許されなかった。


望まぬSEXのむなしさは、なんとも言い難いものがある。

事を終えた後、たまらなく寂しい。


そこに居合わせたのがたまたま私であって、

私でなくてもよかったこと。

彼女や妻って、そういうときお手軽でいいわよね。


でも、いくら自分の彼女でも、

好きなときに好きなようにできると思われるのは心外だったわ。


そんな疑問を感じ続けたある日出会ったのが、今の彼。

こんなにやさしい人がいるなんて、知らなかった。

こんな男の人もいるなんて、知らなかった。


私はあるもので満足し、幸せを感じることが上手だと思うけど、

もっと大きな幸せがあることを、

人生22年目にして初めて知った。



誰も悪くはないのに、状況ばかりが悪化し続けて、

そんな中で何のせいにもできずに苦しみ続けるのは、なんてつらいの。

やさしい人は、人知れぬ苦悩をたくさん抱えているもの。

理解できてしまうために、自分は我慢するしかない。


みんながちょっとずつ我慢すれば、もっとうまくいくのに・・・

我慢するのはいつも同じ人。

いつも同じ人ばかりが泣いている。



そんな理不尽な世の中で、

小さな幸せと小さな希望を抱いて生きている。

そんな中で、もっと大きな希望と大きな幸せがあることを知ってしまったら・・・




たった一瞬でいいから、生きていることを実感したい。

教えてほしい、生の輝き。

だから、





私もあなたに抱かれに行きました。



恋はあたたかく罪深い

「恋の満足を味わっている人は、

もっと暖かい声を出すものです。」


夏目漱石の「こころ」の一節。




そう、恋で満たされている人の声はやさしく響く。

だって、誰かを好きになるって、とってもすごいこと。



他人に対して注げる愛情なんて、たかが知れている。

やさしい人はたくさんいれども、

一番大切なのはやっぱり自分。


なのに恋をしたとき、人は自分以上に大切なものができる。


外の世界に大切なものを得た人は、

大切なものを大切に扱う方法を知っていくわ。



だから、恋で満たされている人の声はあったかいの。



壊れ物にふれるとき、

触る直前に一旦、差し出した手を止めて、ゆっくりと差し伸べていくでしょう。


恋をしている人は、

大切な人を傷つけないように、

声を一旦自分の手のひらにのせて、綿毛を吹くときのようにそっと息を吹きかけて送るの。



あなたの声があたたかいのは、

そういうわけね。



でも、


「然し……然し君、恋は罪悪ですよ。解っていますか。」


知りたくなかったことをひとつ知ってしまった。

こんなことで胸が痛いなんて、

自分の小ささにうんざり。


相手を愛しいと思えば思うほど、

増していく不快感。


結局は自分に自身がないだけなの。

名前が自分よりもかわいかったことだけで、落ち込んでしまう。


知りたくなかった。

あなたが名前を呼ぶところを、想像できてしまうじゃない。

まだ顔を知らないことが、唯一の救い。


ゴミ箱に捨てられたたくさんの写真。

バカね。

ゴミ箱はちゃんと空にしないと、私だって何か捨てるかもしれないじゃない。

そのときに開いちゃうかもしれないじゃない。


ふたりで行った海外。

名前のついたフォルダが二つ。

「部屋にて」とタイトルのついたフォルダ。


PCに残っている写真の少なさと、

ゴミ箱に捨てられた写真の多さとに、

二人の歴史を見てしまったわ。


私にはない時間を過ごして、くだらないジェラシー。



私が初めてだという。

実家につれて行きたいと思ったこと。

一緒に住みたいと思ったこと。


私と似ている彼だからこそ、それは本当だろうけど、

愛の重さが秤で計れるなら、

どうか教えてください。



本当に私が一番だって、わからせて。



嫌なこと思い出してしまった。

前の彼の部屋でみつけた、キス写真。

その場は下手に出てくれたけど、

しばらく後にけんかしたときに、

「勝手に見つけ出して勝手に騒いで、でもおまえが悲しそうだったから、下手に出てやった」

みたいなことを言われたこと。


そのとき別れようって、考え始めた。



私はしっかり者だけど、

自分を立たせていることに、ものすごいパワーを使っているの。

本当はちょっとしたことで倒れそうになってる。



でも、倒れたいのに倒れられない。

いっそのこと、倒してください。

週末のひと波乱

週末の朝はすがすがしく、週末の夕方は憂鬱。

誰も待っていてはくれない家になんて、帰りたくないわ。

こんな日に限って誰も空いてない。週末だものね。普通は予定があるものね。

それでも、あの人と過ごす楽しい夜を想像して、

家の掃除や洗濯を済ませて彼の家へ。

最近借りた「冬のソナタ」を読みながら彼を待つ。ひたすら待つ。

楽しみにしていた週末。

彼はまたもや不在。

連絡もなし。

飲み会とは聞いていたけど、こんなに遅くなるものかしら?

メールもなし。電話もつながらない。

心配だったり、寂しかったり、腹立たしかったり、むなしかったり、悔しかったり、

久しぶりに声を上げて泣いた。

溜め込んだ日常のストレスもあいまって。

泣くこと数十分。

やっと連絡がついたけど、彼の言う一言一言に腹が立ち、

私のために途中で飲み会を抜けてきたことにも腹が立ち、

もう何も聞きたくないし、会いたくないと思った。

だめだ、頭を冷やさなきゃ。

そう思って、何も持たずに、深夜の道を歩いた。

家に帰ると、心配そうに涙目になって、私を必死で探すかれとバッタリ会った。

そんな情けない姿を見ていたら、

許せてしまった。

自分がかわいそうだった時間以上に、

今彼がかわいそうだと思った。

ごめんね。

もう何も言わないで電話を切ったりしないし、家を出たりしないわ。

だから、

連絡もなしに遅く帰ってきたりしないで。

私にとって週末の時間が、どんなに大切か、知っているくせに。

でもね、今回のことで、改めて気づいた。

彼のあの心配っぷり、相当私への愛に溢れていたこと。

そして、いくら大人だといっても、彼も人間なのだということ。

悲しき人

いつまでたっても、胸が痛い思い出がある。

消化したつもりになって、

ただ、蓋をしていただけの思い出たち。

私には背負いきれないくらい、人生は果てしないわ。

これからもそんな思い出を重ねていくと思うと、

ものすごい疲労感を感じたりもする。

もっとシンプルに生きられたら。

捨てられない手紙がひとつ。

私にひどい裏切り行為をはたらいた男からの、限りなく純粋な手紙。

捨てられない写真。

私を圧迫し続けながら、私がいなくなる恐怖と戦っていた臆病な戦士。

捨てられない痛み。

年下のくせに私を翻弄し、自分の殻に引きこもり続けた愛人。

人生で何度、最後の恋を決意すればいいのでしょう。

男は誰にでもそういうのか、

私だからそういうのか。

愛を誓いながらも、愛してくれなかったのが真実か、

私が望みすぎだったのか。

考えてもわからないことを考えてしまうのが、私の悪い癖。

小さい頃からの悩み。

たったひとつだけの悩みなのに、いまだに答えはでない。

人は悲しいものでしょうか。

人は孤独なものでしょうか。

大人になれば、寂しくなんてなくなると、そうであってほしいと願ってきたけれど、

結局寂しいじゃない。

ふとした瞬間に、勝手にこぼれている涙。

ますますひねくれ者になった自分を実感。

もう、泣きたくて泣ける年じゃない。

悲しいは、複雑すぎて。

男のかわいさ

私が通ると教室から出てきて、挨拶をしてくれる男の子がいる。

わざわざ出てきて、「先生おはよう。」って。

試験、よくできてたよって言ったら、

「本当に?だっておれがんばったもん。」だって。

普段すかしているくせに、たまに見せるこういう隙がたまらなくかわいい。

高校生の男の子に限らず、男の人ってそう。

そんな男の人のすてきな部分を剥き出しにしている彼らが、

なんだかまぶしい。

無償の愛をください

幸せなんだけど、

簡単には説明できない複雑な心境のときもある。

人間は、どうにもならない自分の運命を自覚したとき、

ふたつ、とるべき道があると思う。

死ぬか、自分で意義を見出して納得して生きていくか。

私は高校生のときに、自分の運命のようなものを自覚して、

死にたいと思った。

私は私にしかなれないの。

なのに、そんな私ではダメだと、大好きな人に言われた。

その大好きな人が、私の大好きな友達を好きだと知ってしまった。

私が私である意味は、何なのかわからなくなった。

そんなとき人がとるべき道は、ひとつしかないでしょう。

私は死を考えた。

でも、死ぬ前に、自分で意味付けをしようとやってみた。

だから今、こうして生きているの。



自分の価値を上げるために必死だった。

そのことを思うと今でも涙がでる。

必死で何かと戦ってきた。


でも、それでもまだまだな自分。

たまに、自信もなくなってしまう。


人がうらやましくもなる。

ねたましいときだってある。


でも私は私にしかなれないもの。



だからお願い。

もう二度と、あんな思いはさせないで。

再びあんな思いをしてしまったとき、私がとるべき道は、ひとつしかないもの。



最近、あなたとの距離が遠いのは、あのときの彼女の存在があるからかもしれない。



もう疲れたわ。

いつまで、私は闘えばいいの?

何と、私は闘えばいいの?


わからないまま、わたしはまた必死に走り続けるのでしょう。

幸せなんだけど、辛いのは、そういうわけなんです。


何もしなければ、私には何もないかもしれない、

そんな恐怖を消すためがんばってる。


生きることは苦手だけど。


いい女

2度の浮気の告白。

しかも、自分も知っている相手。

それでも彼女と別れなかった、あなたが痛い。

私だったら発狂してるわ。

許せたというよりは、冷めた、とあなたは言う。

彼女に対しても、人生に対しても。

あぁ、あの時のあの言葉は、そういうことだったのね。

自分と似ている彼だから、

同じように私も痛い。

どうして、あんなにやさしい人を、傷つける人がいるの?

どうして?

痛いと同時に腹が立った。

強くて、頼もしくて、大きくて、あたたかい、そんな彼。

「なんでも受け止めてもらえる気がした」なんて傲慢だわ。

一体、約一ヶ月前、どんな顔をして、彼を引き止めていたのかしら。

どんな神経をしていれば、自分のしたことをそんなに棚にあげられるのかしら。

仕事で忙しい彼の貴重な時間を使ってまで。

会えない時間に涙した、私もかわいそう。

人を傷つける事実は、自分が死ぬまで抱えていくべきです。

許す人の痛みを、どうしてわかってあげないの?

強いからって、痛くないわけじゃないのにね。

大きいからって、なんでも入るわけじゃないのにね。

温かくたって、冷たさだって感じるのにね。

「生きていてよかった。」

彼が言った。

彼は相手が誰であっても、ある程度の幸せはきっと得られる人。

自分でもそう自覚しているみたい。

そんな人生、つまらないわ。

でも、私を選んだことは、彼にとってきっと一番の正解よ。

ある程度なんかじゃなくて、最高の幸せを手にいれよう。

私があなたの冷めた気持ちを、あたためてあげるから。

この前みたいに、「最高にいい女だ」って、もっともっと言って。