常に100%成功する事はあり得ないのですが、これも、重要度はそれぞれに違うわけでして、
「手術を失敗して患者が死んじゃったけど、こんな事もあるさ」
と言うわけにはいきません。
さすがに、命に係わるような事は、失敗しない方が良いに決まっています。
しかし、命に係わるような事ではない事に対しても、
「一度も失敗は許されない」
という環境になってしまっている事が多いような気がします。
「失敗に大して寛大ではない」
「他人の失敗は許せない」
人が多いのです。
ですから、例えば…
仕事でも、ほんの少し間違えただけで
「あいつは、使えない」
と言う上司がいるのです。
「間違えた部下の尻拭い」
をしなければいけないような役職の人は、
「自分がやった事ではないのに、自分の責任になる」
のが嫌なので、ますます、部下の失敗を許さなくなるのです。
もう少し大きな話で言うと、
「うちの仕事をおたくに分けてやっているんだから」
「ミスが多いなら、この仕事は他に回しますから」
と言った上から目線で、下請けの会社に重圧をかけるのです。