前回の続きです。
「本人に周りの人が言うような経験がないから」
について書いていきます。
基本的に人は、自分の経験を基にして思考や行動をします。
ですから、自分が経験した事もないような事を言われても、ピンっとこない事も多いのです。
自分が相手の立場と同じような経験をして、初めてその人のアドバイスの意味がわかる事もあります。
なんとなく、言われている事は頭では理解できている…
「ような気がするだけ」
で、実は本当の意味合いまで理解できていない事も多いのです。
体験談を聞いたりして、何となくそういう事もあるんだ…とは思っても、それが自分の選択肢の中に含まれるかといったら、含まれない方が多いです。
ですから、周りがいくら言っても、その意味合いが理解できているようでできていない為、本人が納得してそのアドバイスを受け入れようと思えない限り、言っても無駄な事が多いのです。
何回か前に書きましたが、それこそ依存的な事(お酒、たばこ、ギャンブルなど)だと、本人が納得して止めない限り、一時的に止める事ができても、完全に絶つ事は難しいですし、逆に止める前より酷くなってしまう事もあるのです。
本人に、
「アドバイスを受け入れてみようかな?」
と思ってもらう事が第一段階です。
ですから、アドバイスをしたいのであれば、受け入れてみようかな?と思えるような話をすると良いでしょう。
間違っても逆ギレされるような事は言わない事です。
アドバイスを受け入れる事ができない人にとっては、
案外受け入れてみて行動すると、景色が変わって見えるよ~
という事を伝えたいですね。
特に、前回に書いたような、思考癖で苦しんでいる人にとっては、
「○○しないってこんなに良い事なんだ!楽なんだ!」
と思うような事が多いですからね。
そんな世界を一度経験してもらいたいと思います。