体罰が当たり前だった時代、教師や親は
「言葉で説得する」
「なぜそれがいけないのかを説明をする」
という事をしなくて済みました。
問答無用で体罰を与えればいいのですから。
私は、実際に教師の口から
「お前らの頃は楽で良かった。
今は、殴るわけにはいかないから、生徒を説得するのが大変」
と聞いた事があります w
まぁ、教師には、塾の講師向きの人も沢山いますね。
塾の講師なら、勉強を教えればいいのですから。
正直言って、社会に出た事もない教師が、社会の仕組みや団体行動を教える事は難しいと思います。
私も、教育免許を取っているのでわかるのですが…。
ちょっとした心理学系の勉強もするのですが、圧倒的に学ぶ事が少ないんですよね。
他の仕事でもそうですが、現場に入って様々な問題にぶち当たるわけです。
そこで、体罰をしていれば良かった時代だったら、説得や説明なんていらないので楽ですよね。
それに慣れてしまうと、他のやり方を考える事って難しかったりします。
話を戻して…
こういった中で育って行くと、将来は
「自分の意見が言えなくなる」
という事態が起こりやすいです。
「何でこういう事をしたんだ!説明しろ」
って言われれば、それでも言い訳を考えるでしょうが w
言い訳もさせてもらえないのはよくないですね。
社会に出ると、自分の意見が言えない事って致命傷になる事もありますからね。
体罰がないにしても、
「問答無用で怒る(叱る)」
という事は、極力避けたい事の1つなのです。
とりあえず、話を聞く
納得できるような説明をする
という事が必要なのです。
「問答無用で殴られるだけ」
では、殴られた方も
「どうして殴られているのか理由もわからない」
という事もありますからね。
一方的に押し付けるやり方を続ければ、刃向う事は減るかもしれません。
しかし、それではその子の為ではなく、自分の為だけしかないのです。
生徒や子供は、教師や親の奴隷ではないのですからね。