部下がいる人たちから

 

「今の子達は、指示待ちな子が多い」

 

「言われた事しかやらない」

 

と言うぼやきをよく聞きます。

 

 

なぜ、指示された事しかやらないのか?

 

それは

 

「余分な事をして怒られるのが嫌だから」

 

逆に言えば、言われた事だけしていれば怒られる事はないですし

 

「何か言われたら、指示した人のせいにできるから」

 

という思考。

 

「言われた事をやっただけでしょ!」

 

と自分を正当化するのです。

 

 

もう少し、具体的な話を聞いたので書きますと…

 

全員の前で

 

「○○をやるように」

 

と言っても、動く子は少ないのだそうです。

 

「名指しをされれば動く」

 

のだそうで、不特定多数だと

 

「自分が言われているわけではないから、自分はやらなくていい」

 

と判断する。

 

…そういう子が多いのだそうです。

 

 

仕事をするにあたって、仕事を覚える段階であれば、

 

1つ終わったら次を教えてもらう

 

という事は問題ありませんが、

 

覚える段階が過ぎても、1つ1つ細かく指示をしないと動かない

 

のであれば、上司たちがぼやくのも仕方がないですね。

 

この辺も、その時代時代、その子その子にあわせて指導していかなければいけないのでしょうが、

 

・ギリギリの人数で仕事をしているので、育てる余裕がない

 

・中途で採用するなら即戦力第一

 

・できれば、1回説明しただけで覚えてもらえる人がほしい

 

といった

 

それだけ余裕のある企業が少ない

 

というのが現状なのでしょうね。

 

 

指示待ちな子でも

 

「終わったら、指示を仰ぎに行くタイプ」

 

だったらまだいいのですが、

 

「次の指示があるまで黙っているタイプ」

 

だと、社会に出ると辛そうですね。

 

 

そんな

 

「指示待ち」

 

も、親のしつけによるところが大きいのですけどね。