和装のすすめ第2回目です。
前回はかつらについてご紹介しましたが、今回はかつらに着ける綿帽子・角隠し・かんざしについてご紹介します。
まずは綿帽子・角隠しからです。
和装かつらでの挙式を行う際は必ず綿帽子か角隠しを着用します。
≪綿帽子≫
室町時代後期以降、女性が外出する際のほこり除けや防寒具として用いられていたのが始まりだと言われています。
結婚式では式が終わるまでは新郎以外に顔を見られないようにするといった意味もあり、ベールのような役割でもあるのです。
綿帽子は和装衣装の中でも白無垢でしか着用できないものになります。
丸いシルエットが柔らかい雰囲気を出してくれますね
奥ゆかしいイメージになるかと思います。
≪角隠し≫
女性の嫉妬心や怒りを角と例え、その角を隠して夫に従順になるといった意味があるとされています。
よく帽子のように被るのかと思っていたとおっしゃる方が多いのですが、
実際は帯状の布でできていてかつらに巻き付けてこのような形を作ります。
角隠しは白無垢だけでなく色打掛や引き振袖などのすべての和装衣装に合わせることができます。
直線的なシルエットが凛とした花嫁様のイメージになるかと思います。
かんざしを見せることができるのも角隠しの魅力です
白無垢をお召しになる花嫁様ですと綿帽子のイメージをお持ちの方が多いように感じますが、角隠しは「着けてみたら意外と良かった」というお声を聞くことが多いです。
実際に着けて見れる場合は両方をつけ比べてみて決めていただくといいかと思います
続いてはかんざしについてです。
かんざしにも種類があります。「べっこうかんざし」と「色かんざし」です。
べっこうかんざし
名前の通りべっこうでできたかんざしです。
色かんざし
色も多様でシルバーやゴールドの素材も入り華やかなかんざしです。
挙式の際には格の高いと言われるべっこうかんざしを付けることが一般的ですが、近年は色かんざしを挙式から使用することも多くなってきています。
挙式会場に確認を取ってから選ぶことをお勧めします。
べっこうかんざしも色かんざしもモチーフがいろいろとあります。
「鶴」や「鳳凰(ほうおう)」、「梅」や「菊」などの縁起のいいものがモチーフとなる場合が多いです。
鶴や鳳凰などの鳥をモチーフにしたものは比較的きりっとした印象に、梅や菊といった花のモチーフの物は柔らかい印象になりやすいかと思います。
色かんざしは色合いによってもイメージは変わります。
赤やピンクの入るものは華やかでかわいらしい印象に、白を中心にしたものは清楚でで大人っぽい印象になりやすいです。
モチーフや色合いはお召しになる着物の柄や色と合わせていただくと統一感が出やすくなりますよ
このようにかつらに合わせる小物も種類がたくさんあります。
何が似合うか試しながら決めていく時間も楽しみのひとつですね
今ご紹介した簪はすべてラ スミレの商品です。
まだ他にも数十種類のご用意がございます。
花嫁様にベストな簪をご用意いたします。
では、今回はここまで
次回は和装に合わせる洋髪をご紹介しようと思います!!
是非お付き合いください