みなさま、こんにちは。

 

 

しばらくブログの存在を忘れていた男です。

「そういえばブログやってたなぁ」と思い出したので、更新しようと重い腰を上げた次第です。

重い腰を上げたはいいものの、かなり久しぶりに書くので、ブログの書き方を忘れてしまいました。(笑)

書き方を忘れてしまいましたので、本日はこの辺にしておきましょう。

 

 

 

と、冗談はさておき、本題に入ろうかと思います。

 

ここ最近ですね、急に言葉の語源が気になりまして、いろいろと調べ物をしておりました。

特に気になったのが、「こんにちは」という挨拶です。

これといった理由はないのですが、なんとなく気になったため、「こんにちは」の歴史を探って行きたいと思います。

個人的な見解も含まれますので、「ふーん」ぐらいに捉えてください。(笑)

 

 

まず、「こんにちは」の意味を辞書で調べてみました。

 

【こんにちは(今日は)】

(「今日は・・・」という挨拶後の下略)

昼間の訪問または対面の時に言う挨拶語   (広辞苑 第四版より)

 

つまりは、「こんにちは、お元気ですか?」という挨拶の「お元気ですか?」が省略され、「こんにちは」が残ったということです。

普段、私たちは省略された挨拶を交わしていたわけですね。

 

少し話がそれますが、「こんにちは」と書くのか「こんにちわ」と書くのかの論争(?)が起こることがありますが、「こんにちは、○○」のように後ろの言葉の省略と考えると、「こんにちは」と書いた方が正しい事になります。

ただ、「こんにちわ」でも通じますし、そう書かれているパターンも多いので、どちらでもいいように思います。

気持ち的に若くありたい方は「こんにちわ」を積極的に使いましょう。(笑)

 

 

さて、本題に戻りたいと思います。

 

「こんにちは」という挨拶は省略された言葉であると書きました。

では、いつからこの挨拶がされているのか。

 

この挨拶の歴史は江戸時代まで遡ります。

江戸時代の初期(1603年~1700年ごろ)の都市部には、すでに朝の挨拶「おはよう」は多く見られましたが、昼と夜の挨拶というのは、会釈が一般的だったそうです。江戸時代の方は口数が少なかったのですかね?(笑)

 

また、「本日」であったり「today」を表す言葉として、

「けふ」

「こんにち」

の2つがありました。

「けふ」は日常の中で使われ、「こんにち」は公の場などの非日常に使われていたようです。

ちなみに、「こんにち」という言葉がどこから来たかというと、「こんにちさま(今日様)」ではないかと思います。

今日様というのは太陽を敬った言い方になります。お天道様と同じです。

ということは、今日様(太陽)が昇っている間(=昼間)という意味で「こんにち」が使われるようになったと考えられます。

 

日中での会合や儀式などの公の場で、人と人が会ったときに「本日は、お元気ですか?」という意味で「こんにちは、お元気ですか?」と挨拶を交わしていたと思われます。

公の場に集まる人ですから、主に上流階級の人が使っていたのではないかと。

上流階級の人から庶民へと広がり、「こんにちは、○○」という挨拶が一般的になったと思われます。

 

江戸時代後期には、式亭三馬によって「浮世床」という滑稽本が書かれました。(1813~1814年)

読んだことはないのですが、庶民の生活を題材にした小説のようなもののようです。

その中にこんな一節があります。

「ヤ旦那お出でなさい」

「アイ今日(こんにち)は」

 

今から200年以上前には、庶民の間では「こんにちは」という挨拶が交わされていたことになります。


 

ちなみになんですが、「本日」を表す言葉には「けふ」があると書きました。

この「けふ」は後の「きょう(今日)」に変化したと言われております。

 

 

普段私たちが何気なく使っている言葉には、長い歴史があったのですね。

調べているうちに妙に感動しました。(笑)

 

 

今回は長くなりましたので、ここまでとさせていただきます。

次回はいつになるかわかりませんが・・・。(笑)

 

 

それでは、また。