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こんにちは
当ブログは昔の恋人のことを熱く綴っているのですが(笑)、ときどきテーマを外れて趣味の登山のことも綴っています。今回はいつもと違う登山…目の不自由な方と一緒の登山を経験しましたので、少し文体を変えて、できるだけ事実ベースで客観的に報告、記録を残したいと思います。当ブログのリピーターの方には少し堅苦しく単調に感じるかもしれません。最後までご笑読いただけると嬉しいです
2021年10月15日金曜日、快晴、気温約20度、高尾山
1. 計画
いつもの登山の計画段階で友人のK君から、今回は高尾山、視覚障害の方も一緒で良いかとの相談があったのは二週間ほど前のことだった
当ブログのフォロワーの方はご存知と思うが私の妹も車椅子、寝たきりの身体障碍者だった
私は迷わず快諾。その代わり当人の程度がまったくわからないので今回はK君に、コース、時間配分など全てお任せした。とりあえず目標は標準の一号路で高尾山山頂まで、で基本計画を組んだ。ところが直前になって、息子さんも一緒でいいか?となり、えっ~?、じっとしてない悪ガキだったらどうするんだ!なんてことはいっさい考えずに、もちろんOK、親子で登山なんて素晴らしい。K君も私と同じ考えだった。とにかく一号路で山頂まで行って、その後はそのときの状況で考えようとなった
2. 準備
事前の準備でネットで体験談を調べた。先導のボランティアの会「六つ星山の会」というのがあるのもわかった。登山のグレードもある。それによると
山行の方法(サポートの仕方・され方)
視覚障害者一名と健常者二人とがペアとなって歩きます。
視覚障害者は前を歩く健常者のザックに結び付けられたロープを軽く握って方向と上下の動きを把握し、前後の健常者は道の状態や周囲の景色を言葉で説明しながら安全に誘導していきます。
グレード
となり、
今回の高尾山はグレード1(G1)
となることがわかった
ロープはまじか?と思ったが、まさかこんな時に必要になるとは…と、ベランダの奥にずっとしまってあったカラビナとスイングライン(ハンググライダーの機体とフライヤーを繋ぐ命綱です。下の画像)、それと音も便利だということでクマよけのベルを用意した。このことをK君に自慢げに話すと彼もまったく同じ、カラビナとロープを用意してました(笑)
3. 待ち合わせ
集合時間は10時。はたして時間通りに来れるのか?そんな心配とはまったく関係なく、白い杖とサングラスの若い男性(以後Mさん)と小さなお子さん(園児、以後ゆう君)が一緒に時間通りに現れた。これが悪ガキと想像しそうになった自分が恥ずかしい、、すごく明るく元気な素直な男の子だった。さきにコンビニで買ったお菓子のパックンチョを渡すといっきに場が和んだ…のはきっと天気のせいだろう。秋の爽やかな朝だった。さっそくK君のザックについたロープをMさんが左手で持ち、右手はしっかりゆう君の手。皆でケーブルカー乗り場をめざす
赤くなるんだよ、と言ったらもう夢中(撮影:ゆう君)
4. ケーブルカー乗り場
身体障碍者と付き添い一人が半額と知った。窓口のお姉さんがすごく親切だった。ケーブルカーの入線を待ち、並んでいると改札のお兄さんが「手前に乗って降りるとすぐにEVがあります」と優しく教えてくれた。そんなEVがあったんだ、と初めて知った。高尾山は何度も来ているが知らなかったです。皆優しくて、親切設計!いいですね
5. 一号路を歩く
K君も私も、なにしろ初めての経験だ。とにかく一号路を頂上まで。それだけが目標だった。高尾山の一号路は皆さんご存知のように幅が広くて緩やか、ほとんどが舗装路、ウッドデッキのステップ、登山道もほぼ平坦な土の道。階段も手すりが完備。ワンちゃんもOK。大勢の方が往き来する。これが登山だ!と勘違いされるとガッカリだが、それでも空気や聞こえてくる鳥の声や風の音など自然が素晴らしい。その度合いは一歩一歩上るたびに実感する。そして頂上。時計を見ると1時間もかからずにアタックできたことがわかった。頂上からの眺望を言葉で伝える。雲に覆われ富士山は見えないこと、云々。。
本人、寝っ転がって撮った空の写真(撮影:ゆう君)
6. もみじ台まで
持参のお弁当と飲み物で昼食を済ませ、この後もみじ台まで行くかどうか迷っていた。行くとなるとつづら折りの石の長い階段を往復することになる。Mさん本人は体力的に大丈夫とのこと、我々も足元の状況を細かく伝えることで大丈夫と判断し、もみじ台をめざすことになった。湿った落ち葉があります。濡れた石があります。この先ステップがあって右に90度です。ここは苔がむしてすごいです。イレギュラーな階段が少し、で最後です。。階段の話しだけではなく、尾根を歩いてます。稜線を風が抜けます。夏はここは真っ白な山ユリがたくさんでした、秋の紅葉は見事です、天気いいと正面は富士山です。広葉樹が綺麗です。そんな会話も入れてもみじ台に到着。奥のウッドベンチでコーヒータイムにしました
蝶々だけで30数枚。その中の一枚(撮影:ゆう君)
7. 吊り橋のある四号路で
これなら大丈夫。私はMさんとK君に下りは吊り橋のある四号路を提案した。降りはじめだけが急で、右に折れたらあとは幅は狭くなるが緩やかで足元はそれほど難しくない、左側の谷間に注意して前後で誘導すれば大丈夫。MさんもK君も賛成、ゆう君も吊り橋を見たい!とのことで四号路に決まった。もし岩場や砂場があれば相当の注意が必要だが四号路にはない。安心だ。これは結果的に良かったと思っている。しかし反省もあった。健常人ならスニーカーでも多分大丈夫のコースだが、木の根っこ等を考えるとハイキングシューズなど、足元をしっかりガードする靴が良かったのかもしれない。Mさんはスニーカー以外は想定外だったので、と笑っていたがこれは反省です。それからザックにつけたカラビナが左右に揺れると方向がわかりずらくなる、とわかったのは下りのケーブルカーで感想を聞いたときだった。もう少し早くわかれば良かったがこれも反省です
どんぐり駒を回して、と言うから回すとこの仕上がり(撮影:ゆう君)
8. 登山を終えて忘れていたこと
頂上で肩車の写真を撮ろう
これは計画時の目標だった
そんなことをすっかり忘れていたのを思い出し、K君に相談
K君に後ろで支えてもらい、二人の肩車の写真を撮ろう、とMさんに伝えると支えは不要
そして一番喜んだのはゆう君だった
高尾山のケーブルカー乗り場をバックに父と子の肩車を一枚、撮りました
9. 帰りの電車で、小さな案内人
高尾山の登山も無事に終わり、四人で帰りの電車に乗った
私は新宿まで
友人のKは途中駅
そしてMさんとゆう君は隣の高尾駅でJRに乗り換え
高尾駅に到着して、
ドアが開くと、
園児のゆう君がお父さんの手を引いて駅の雑踏の向こうに消えていった
頼もしいなあ。。
白杖のお父さんの手を引く小さなゆう君
その光景を見ていると逆に元気と明るさを貰った…
そんな高尾山登山だった
XOXO
La réminiscence, ixprime 2021
それでは
またお会いしましょう
良い秋の日を
Au revoir tout le monde.
これは撮影私(笑)
P.S.
♡拙ブログ記事 メモリー(日記)
#1708✿六つ星の高尾山
#1710✿六つ星の高尾山2…小さなカメラマン
#1711✿六つ星の高尾山3…小さな案内人
から再構成しました
♡六つ星…点字のこと。六つの点で表すことから
♡白杖…目が不自由な方が白い杖になります
♡登山日:2021年10月15日金曜日
♡高尾山での写真はほとんど園児のゆう君が撮った写真です
♡落合(新宿区)はカノジョのマンションがあったところ。一緒に帰ろ…それがスタート
♡当ブログのほとんどの画像はコピーガードの意味合いで "La réminiscence via ixprime" を入れてます
♡当ブログは Réminiscence レミニセンス EMBRACE XOXO LOL ILOVEYOU 愛してる❤ をコンセプトとして構成してます
♡ Réminiscence レミニセンスとは、記憶が戻り、回想、追想の意味です。余韻を残します。逆はOubli、忘却、記憶の消滅です
♡ Embrace は抱擁。愛情をこめて抱きしめることです
♡ XOXO は kiss and hug キス&ハグの意味
♡ LOLは、ここでは Loves of Love、たくさんの愛を、の意味
♡ I love you はアイシテルの意味です。月が綺麗ですね、でも良いですが違います。ダイレクトに "愛してる"
XOXO
La réminiscence, ixprime 2021