ワインに溺れる男の言いたい放題…今夜も夜更かし記憶なし

ワインに溺れる男の言いたい放題…今夜も夜更かし記憶なし

Bar à Vin La Nuit Blanche , Ginza - Tokyo
2008年6月 銀座に開業した Wine Bar La Nuit Blanche の酒に対して自制心のない店主の戯言です。

8月10日 土曜日 今夜はお席に余裕がございます。
みなさまのご来店をお待ちしております。
*今週末は11日 日曜日も営業いたします。


我々は時に " 隠れ家だね。 " といわれてしまうこともある 小さなお店ですが 
自然派ワインだからとか 自然派じゃないとか そんなことにはこだわらず
旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうか ということを何よりも大切にしています。 
深夜まで楽しめるイタリア料理と本当に美味しいワインをご堪能くださいませ。
Amebaでブログを始めよう!

って 引っ越したわけじゃないんですが 無料HP作って そちらにブログを投稿するとアメブロにも連携されていたんですが なぜか連携できなくなっちゃったので そう多くはないと思いますが これまでこのブログを楽しんでくださった方 また たまたまこのページに来ちゃったからブログを覗いてみるかという方は こちら をクリックしご覧ください。

今後 新たに書いたブログはHPでお楽しみください。

古いブログは相変わらずこのアメブロにございます。

 

今日はシャンパーニュの試飲会に行ってきました。

一ヶ月ほど前だったかにメールで案内が来て 参加を申し込んでいたんですが…

本来はインポーター すなわちワインを輸入できる会社 や自社輸入してネットや通販で売るようなところが参加する試飲会だったようです。

 

確かに 案内のメールを読んだ時点で 日本でのエージェントが決まっていない生産者がいくつもブースを出すような試飲会なんだろうなぁ とは思っていましたが ホント飲食店の人間は皆無でしたからねぇ。

途中で オレ ここに来て良かったの??? とも思いましたが 直接 案内もらってるし全然オッケー と都合良く解釈して試飲してきました。

 

全然 知らない造り手ばかり。

M・テ・シャンドンとかV-ヴ・クリコとかPメリーとかHリオとか その他のどーしようもない大手よりはマシだけど もうちょっと頑張ってよ ってところもありましたが シャンパーニュ地方の新陳代謝の良さを感じる なかなかいいね な生産者もいたり。

そういう人たちにはこれからも頑張って欲しいし 日本でも飲めたらいいですよね。

 

まぁしかし この手の試飲会はフランス政府系の援助もあるんでしょうが 一生産者ごとに一人の通訳の方が付いている。

僕はできませんが 生産者は英語ができるし 英語で問題のない日本の関係者も多い。

 

とはいえ通訳の人を介さなければって人も当然いる。

 

なのに そんな時 たまたま担当になった通訳の人次第で結構な違いが出るんですよねぇ。

 

どんなにフランス語ができてもワインの事情に詳しくないとね。

ま 今回の通訳の人はそれなりに勉強させられたのか? いわゆる醸造用語とかを問題とすることはなかったのはいいと思う。

当たり前なんだけど。

 

でもなんというか…

やたらハッスルしてるけど それ違うんですけど的なこともあるんだなと。

 

誰だか全く知らない人が 日本では最後にシャンパーニュを飲んだりもします的なことを言ったら 通訳の人が デザートと一緒にシャンパーニュを楽しむと生産者に伝えてる。

それで生真面目な生産者が デザートと一緒に楽しむなら…

なんて一生懸命に説明してる。

でも そうじゃない。

だから デザートと一緒って意味じゃなくて 最後にリフレッシュするためにシャンパーニュを飲むってことだよ って生産者に言っても 通訳がデザートとシャンパーニュだって被せてくる。

 

ま そうなるとフラ語力で惨敗なんで生産者はやっぱりデザートとシャンパーニュについてしゃべる。

 

美味しかねーだろう 甘いものとシャンパーニュなんて。

誰がそんな飲み方してるの???

 

もちろん 好みの問題ですが デザートに合わせるなら遅摘みや貴腐ワインの方が100億倍の幸福をもたらしますよ。

 

でも伝えきれない 通訳に負けたハバネロ先生。

運転免許再取得のための勉強以上にもっとフラ語勉強しろ~って感じですね。

 

 

今夜のおまけ画像

アラン・ユドゥロ=ノエラの2001年 シャンボール・ミュズィニ

 

センスと才能と忍耐を持つ新しい生産者の台頭が活発なシャンパーニュ地方ならとっくに淘汰されてるかもですね。

でもブルゴーニュは昔からの勢力が今でも確固たる力を持っている。

売れて売れて いくら気候変動の影響で生産量が激減したからといっても 高値で売れてウハウハなブルゴーニュの有名生産者。

 

つい20数年前までのワインが売れなかった時代なんて遠い昔って感じなんでしょう。

本当に素晴らしいワインはその時代に造られていたってのは何とも皮肉です。


via La Nuit Blanche
Your own website,
Ameba Ownd

多かれ少なかれ波があるニュイ・ブランシュ。

もちろん 一般的に優良な飲食店は 毎日きっちり予約で満席 というのが理想なのかもしれませんが ワインバーってまたちょっと違いますからねぇ。

毎日 程良く ってのが理想かな。

 

そんなわけで日々の売上げに対し一喜一憂することってほとんどありません。

今日良くても明日はどうなるか分からない。

逆に今日がイマイチでも翌日はドカンってこともある。

 

短期的にどうこうってどーでもいいかなと。

長い期間で均してみてどんなもんかってことだと思うし。

 

ただ それでも一ヶ月単位では あぁ今月は良かったなぁ とか 来月は巻き返したいなぁ とか思ったりします。

 

ま たまたまいい感じの日が多いとその月が矢鱈と売上が高くなることがあります。

昨年の9月がそうでしたね。

D.R.C. が2本。

そてにアルマン・ルソーのシャンベルタンやクロ・サン・ジャックがかなり出たと思います。

 

ヤバい。

こんなペースでルソーが出まくっちゃったら将来 枯渇しちゃう...

 

そんな心配はちゃんと杞憂で終わるんですよねぇ。

その後はルソーのグラン・クリュなんて出やしない。

これで帳尻合わせって感じでしょうか。

 

まぁでも9月はなぜか高額ワインが出る時だったんでしょうね。

 

ある日 外国人客が一人でやってきた。

サンフランシスコから仕事で来てると。

 

グラスで白を飲んだ後にワインリストからボトルで赤ワインを選ぶ。

" このワインはあるの? "

ってなことを訊かれたんですが…

あと1本 残っていたかどうか微妙。

" ちょっと確認してきます。 " 的な英語が言葉にできず 大平元総理状態...

あぁ…うぅ...

 

あまり英語力のなさにあきらめたのか?

" じゃ これは? " って さっきは1万円程のワインだったのに ヴォギュエの1990年のボンヌ・マール指さしてきた。

突如の高額ワイン指名。

仕手筋介入銘柄的な急上昇⤴

 

またこれがバッチリあるわけです。

 

英語できなくて逆に高額ワイン売れてラッキ~

 

なんてこともあったのですが 先週はその逆。

 

" 8万円ぐらいの予算でって言ったのに 8.000円のボトルだったけど このワインはとても興味深かったんで良かったよ。 " 的な言われ方を会計の際にされました。

 

マジか!

エイティー・サウザンドって言ってたのかよ...

 

ま 柳の下の泥鰌 ってっことですね。

 

 

今夜のおまけ画像

 

珍しくエマニュエル・ルジェ。

アップしといてなんですが 当分寝かせなきゃな 2016年のヴォーヌ・ロマネです。


via La Nuit Blanche
Your own website,
Ameba Ownd

真っ当なニュース番組というものが消滅して久しい我が国。

興味のない芸No人の話題などどーでもいい。

でもそういうものが垂れ流されている。

だったらと 朝はNHKのBSで世界各地のニュースを見たりしています。

ま 垂れ流してるだけですが。

 

正直 盗人猛々しい侵略国家のプロパガンダ放送まで流しちゃうのはどうかと思うし かの国はニュースキャスターからして いかにも悪人面。

あんな奴等とまともに交渉しても金をむしり取られるだけで 我が国の領土など永遠に戻ってこないと思います。

正攻法じゃ無理。

今の政府の叶う相手じゃない。

 

ま それはともかく BSの世界のニュースで一番 気になるのがやはり France 2 の Journal de 20 heures。

今週はミシュランの発表。

そしてフランス各地が雪化粧した話題などがあったのですが その中で興味深かった一つが渡り鳥の話題。

 

本来 冬場は中部かそれより南のアフリカ大陸で越冬していた渡り鳥が近年はイスラエルでいっぱい越冬しているそうです。

全く知らなかったのですが ペリカンって渡り鳥なんですねぇ。

あんな体形で何千キロも飛べるなんて…

ハバネロ先生 偏見を猛省。

 

ポーランドとかロシアあたりから冬場は遠いアフリカの中部や南部まで。

が 気候変動によりアフリカの砂漠がこれまでよりはるかに大きくなり それにより越冬地があまりに遠くなったこと。

また 気温の上昇でイスラエルで十分 越冬できちゃうんでペリカン以外にも何だったか忘れちゃったけど黒っぽい鶴だったかが大量飛来。

餌をくれてやらないと農作物や水産資源に大きな損害が出ちゃう状況となっているそうです。

 

気候変動の影響はホント計り知れないですね。

イスラエルの人も困っているなら あの国を何とかしないと。

あの国に対する影響力は大きいと思うんですけどねぇ。

 

人間はなかなか行動に移せない気候変動問題も動物たちは人間以上にその現実を感じ取っているんだなぁ と思わされたニュースでした。

 

 

今夜のおまけ画像

これも渡り鳥です。

シベリアあたりから冬場に飛来し越冬するようです。

岐阜で獲れた 小鴨のロースト。

 

子供の鴨じゃなくて 小鴨。

日本にやってくるカモ類の中で最も小型の鴨。

フランス語でいうとサルセル。

鴨の中でも特に美味しい。。。

 

今なら間に合います。

アルバ産 白トリュフもまだ間に合う。


via La Nuit Blanche
Your own website,
Ameba Ownd

毎年のことながら 年末の怒涛の勢いは完全に消え去ったニュイ・ブランシュです。

 

お店にいただいたお菓子なんかがあると必ずあげるからか 忙しいわりにいつも軽くおしゃべりしていくTツミの配達の兄ちゃんのおしゃべりの時間も増えてます。

彼らも年末とのギャップに苦しんでいる。

 

そんな時だからこそ面接の時間も作れるのに 年末に求人サイトで応募してきたガテン系男子は応答ナシ...

だったらWEBで応募しないでくれ~

おかげで また無駄に費用が発生してしまいました。

 

応募する前にネットでいろいろ調べたりしないのかな?

ITオンチのハバネロ先生がこしらえた ニュイ・ブランシュの手作り0円ホームページ 見てくれよ。

メールでも応募できるんだから。

(アドレスはコピペしなきゃだけどね。)

 

ま いいんですけどね。

求人サイト側のサクラじゃないのか? という疑念もゼロじゃないけど。

 

そんなわけで試飲会はやたらと多いけど 時間があるっちゃあるんで珍しく料理でも紹介しようかなと。

 

メスの真鴨のロースト

今年はスコットランドの雷鳥が(ニュイ・ブランシュには)全く入らなくて やたらとフランスの山ウズラが出てましたが 真鴨のメスもいいですよ~

内臓を使ったしっかりとコクのあるソースですが 赤ワインとポルトでまろやかになってます。

 

脂ののった鯖 皮目を軽く炙って木苺ヴィネガーマリネ

画像では鯖で隠れちゃってますが 熊本のめちゃ美味しい苺 ゆうべに とリコッタチーズが実は下にあります。

鯖とゆうべにとリコッタ。

三位一体で楽しんでみてください。

旨いよ~

 

*今週 12日土曜日はお休みをいただきます。

13日日曜はハッピーマンデーが絡むので営業し また14日成人の日にお休みしちゃいます。


via La Nuit Blanche
Your own website,
Ameba Ownd