このブログでちょいちょいお話ししていた
私の従姉妹が8月に側弯症の手術をしました。






やっぱり8月は側弯手術の学生さんだらけ。





従姉妹もそのひとり。






手術室の扉をくぐるまで手を振ってお見送り。






なんとその日は同じ側弯手術の患者さんが3人もいたそうな。






4時間後に手術は無事に終了。





背骨のカーブは10度以下になり
万々歳です。






若さゆえに骨が柔らかいのですな。








とはいえ、やはり私と同様に術後すぐは
食欲もなく吐き気に苦しみ、、、
息苦しさに苦しみ、、
刺すような痛みで苦しみ、、



2日間は一睡もできずに



ナースコールの連打ラッシュ



という話しを聞いた。






仕方ないですな。






術前は そりゃあもう怖がって怖がって





私はどうなるんだああぁぁ   と頭を抱えていた
従姉妹も、、、










終わってしまえば

ソンナコトモ アリマシタナー

状態( ˙-˙ )







これでまた一つ、従姉妹も強くなりました。








案ずるよりも産むが易し





自分で選択して乗り越えていくのって
ホント大事。





そんな感じで、従姉妹は自宅療養中。







ごろ寝の従姉妹「ランチちゃんはどんなリハビリしたのー?」






戸愚呂 姉(私)「うーん、そもそも私は入院中に理学療法士が手伝ってくれるリハビリはサボってたし、、、。あ!だけどバイクはこいだよ。」






大したリハビリやってないのでちょっとだけ
私がやった内容を紹介しマッスル。






術後2〜5日
・無理がなければ歩行器を使って歩く(コルセットがあれば沢山歩いた方がいいらしいが、なければほどほどに)


・椅子に座ってみる


・1人でシャワー(立派なリハビリどす)



術後7日頃
・歩行器を使いつつも、無理がなければ歩行器なしでも歩いてみる(もちろんコルセット着用)


・もも上げ  片足30回を左右  ×  3セット


・バイクこぎ  負荷かけて20分  ×  2セット


・院内売店でオヤツを買いにいく 自力で



術後10日頃
・問題なければ歩行器なしで歩く(コルセット着用)。


・階段の登り降り


・スクワット  30回  ×  3セット
腕を胸の前でクロスして足を肩幅に広げる
前屈みにならないように注意


・ゴムチューブトレーニング
輪っかにしたゴムチューブを両足にかけて
広げたり戻したりして、ももを鍛える


・お尻を地面につけて座る→立ち上がる
可能であれば手を使わずに立つ


・廊下でいろんな人と世間話をする




帰宅してから
・家の近所を30分程度 散歩する。
慣れてきたら時間をのばす


・階段の登り降り


・プール(水)の中で歩く


・座ってTVを見る


・できる限りの家事をする


・側弯症で悩んでいる人の為の力になる
(これがイチバン大事)







術後しばらくの間やめた方がいいこと

・身体を捻る動作

・転ぶこと

・ぶつかること

・重いものを持ち上げること

・自転車に乗ること

・飲酒

・激しいセックス

・トリプルアクセルからのダブルループ

・バックドロップキック

・前方宙返り

・ピンポンダッシュ

・パンクした際のスペアタイヤへのはめ替え







細かいことを挙げるときりがないが、
個人的に紹介できるのはこんな感じ。




もちろんプロの方の意見を優先して下され。



私のはあくまで参考程度なので
責任もてませぬぞ。





あとスポーツ選手の様に、、、

己の限界まで挑戦だー!



という根性は今はいりません。




まじで身体壊します。















プロの殺し屋でさえ、自身の健康意識は高いのです。






健康の為のリハビリであってもらいたいどす。








ボルトとロッドで固定したところの更なる変形は、よほどのことがない限りしない、、とのこと。




よほどというのは、ボルトが抜けた、ボルトが折れた、手術した医師の技術的な問題、、など。






あとは固定せずに済んでいる背骨に関しては、今後も変形する可能性はあるそうな。








手術したのに更に悪くなったらどうしようー



と今から悩んでもしょうがないです。





なったらなったで、その時考えましょ。









気は心。













「女は度胸だ。」












この名ゼリフを心に刻んで生きている




来月31歳になる女  ランチどす。










いやー本当ね、女は度胸がすわっていれば





人生何があっても生きていけるよ。









手術が痛くても、、





旦那がいなくなっても、、





貯金がなくなっても、、






親が玉突き事故の被害者になっても、、
(3台玉突きの真ん中   しかも私の入院中)















まじで厄年っスね。






友達が心配して「お祓いにいこう!」って言ってくれましたw








けど なんてゆーか、、、






過ぎてしまえば
いい思い出ですな。







私の上司が言っていたことですが、




嫌なことが起こっても
お勉強だと思って前向きにとらえるしかない







本当っス。







悲劇だー  不幸だー  人生終わったー




と思ったところで意味ないっス。








人生これからっスよ。















そんなこんなで術後1ヶ月を過ぎ、
1.5ヶ月くらい経った頃 久しぶりに車を運転した。





ドキドキ〜(´-`)





しかし背中がピーン!としている為、
シートの背もたれが合わない、、、。






シートと背中に半円の空洞ができている。





クッションを間に挟まないと、
納得のいく座り心地を得られない。






生活に困るか、困らないか、、と聞かれたら



困らない。






けれども、些細なことで不便を感じる身体になってしまったのは否定できない。







うん、不便不便。




私ったらオブラートに包めない。






だって固定範囲が広いと、背骨がほぼ金属だもん。





慣れるまで大変よ、まじで。











そんなこんなで、ゆっくりと安全運転できたが
身体の衰えを改めて感じた。






スーパーで日用品を買い足してから帰宅。







荷物を冷蔵庫やらタンスにしまってから
ソファーで横になる。






ふうぅぅぅーーーひぃぃぃぃーーー。






手術前なら なんてことないのに
些細なことにさえ疲労を感じてヒーヒー言っていた。








おばーさんか 私は。






いや、背筋は真っ直ぐなんだからロボットか?

































いやいやいや、、、(変な妄想を消し去る)




絶対もっと良くなるはず。





けど努力しないと私の身体は良くならない。







そうして私は出来る限り家事をするように心がけた。







洗濯物を取り込んで、みそ汁を作り、皿を洗って、風呂の用意をした。






特に子どもの準備に骨が折れた。





嫌がる歯磨きに悪戦苦闘。




着替えを手伝うにもしゃがんでやらなきゃならない。





コルセットをしていても辛い、、、。







けれども元の生活に戻るには、こういったことを当たり前にできなければならない。





無理をしてはいけないが、自分に甘くしていてもいけないのだ。








身体を捻らないように、転ばないように、、



子どもとぶつかり稽古をしないように、、








ただ淡々と日常生活というリハビリを行った。






背筋ピーン!としながら。








私はロボットか、、、

































いやいやいや、、、(変な妄想を消し去る)








おはようござんす、皆の衆。




お盆休みは楽しんでるかい?





私はすんごい楽しんでるよ(^ ^)






現在R1.08.12でのお話しをすると




今が人生の中でイチバン幸せ




なのですw(強がりじゃないどす)











側弯のブログは今から約5ヶ月前の内容を書いているので、時間軸がちょっとズレてるのだなー
(ブログをサボった私の責任でござんす)






元気になって仕事も復帰しているし
副業としてやっている
ハンドメイドのアクセサリーの販売と
LINEスタンプの販売と
私が日々描いている《不思議なイラスト》も
(なぜか分かんないけど人気でた、、、)
ぼちぼち売れ行きが伸びとりマッスル。



そのあたりの話しも追い追いしマッスル。









そこんとこはさておき、、、

ではその5ヶ月前に遡り記載させていただく。











この頃は旦那さんのLINEが集中砲火のごとく
療養中の私に降りかかった。







旦那さんのことをひどい男と思いつつも
本音を言うと会いたくて仕方なかった。






もう一度言うが、私は旦那さんを愛していた。







だから、きっと旦那さんだってほんの少しの愛情くらい残っているはずだ、、、と。






だがビビりな旦那さんは電話をしてこない。





言葉につまるからLINEで端的に伝えてくる。





私はずーっと無視していたが、ぼちぼち向き合わなきゃならないと思った。





《やり直したい。その為に説得しよう。》



そう心に決めた。







そしてある日、旦那さんと喫茶店で会うことになった。






できる限りのオシャレをして。





必死になってタイツをはいた。




タイツをはくのも2人がかり、しかも5分くらい時間がかかった。





やってみればわかるが、背中を曲げられないのだ。






病院からの注意書きにある
《足の爪が切りにくくなります》
ってのも本当だった。





背中を丸められないんだから、足の爪なんかよく見えない。





私生活てちょびっと苦労するところがでてきた。






息切れしながらタイツを履いた。










コルセットが見えるとちょっとダサいから、今回だけはつけないでおこう。






うん、まあまあ綺麗になった!







ずっと座っていられるかな?





旦那さんは私のこと、少しは労ってくれるかな?





頑張ったな!って言ってくれるかな?






なんかドキドキする!














そして久しぶりに旦那さんと顔を合わせた。








久しぶりの2人でコーヒー。







久しぶりの2人でお出かけ。








久しぶりの、、、


















「離婚してくれ。」






















↑ 
多分、旦那さんこんな顔してた。











私「こ、、子どもたちは?」






旦那さん「俺は育てられないから。」







私「ぇーと、、子どもたちに謝りなさいよ。」







旦那さん「、、、。」







私「、、、(背中しんどい)、、、。」








旦那さんの顔を見た時、もう説得するのは
不可能だと思った。







あまり覚えていないが、確か大した会話もなくお開きになったと思う。






その後、静かに帰宅した私は 待っていた母に
「離婚することになったから。」
と一言伝えた。





母は「そう。」と呟くだけだった。






その後すぐに父に電話した。







詳細を知らない父はビックリ仰天。



後に激怒。







旦那さんと話しさせろ!と怒鳴ってたものの
「ちょっと待ってろ。」と言葉を残して電話を切った。






5分後、、、再び父から電話が鳴る。











弁護士と話しをつけた、徹底的にやるぞ。と。









頭に血が上って、それから冷静になった後の父は恐ろしいほど冷徹なことをよく知っていた。







仕事柄なのか、この手の話しに父は詳しい。






頼もしいような、恐ろしいような、、、








事実、この後の旦那さんの生活は




崖へと突っ走ってゆくような




転落の末路をたどることとなる、、、







誤解する前にお伝えすると、





私が旦那さんに何か脅迫めいたプレッシャーを与えたワケではなく、、、






旦那さん自らが望んで転落していったのだ。






まあそんなことは側弯とは何の関係もありませんがな。






お目汚し記事で申し訳ないどす。










そして私は今まで以上に抜け殻状態となった。





自律神経の乱れが長引き、吐き気、目眩、頭痛が酷かった。





食欲もあまりなく、岩下の新生姜 ばかり食べていた。





1ヶ月経っても寝てばかりだった。






そして1人の時間が欲しかった為に、一緒に頑張ってくれた母に冷たく接するようになった。






最初は母も しょうがないわねー という感じだったが、日に日にしんどそうな顔になり、さらには私と子どもと一緒にいるのが嫌になっている様子だった。





精神的なストレスで、日にち薬 と呼ばれる特効薬の効き目もイマイチな気がした。












旦那さんは自由になった。






けど私は今だに側弯症で苦しんでいる。








別居中、旦那さんは私がコツコツ貯めていた貯金を全て遊ぶ金に替えてしまっていた。










私の努力は何だったのか。









旦那さんは真っ黒だった髪が金髪のボサボサになり、昔の真面目にコツコツ働いていた姿カタチはもうどこにもなかった。









私もボサボサで、顔もゲッソリ、痩細って本当にオバケのようだ。
























私も旦那さんも真面目だった。







そして どちらも心がとても弱かった。








楽な方へと流れていくということは
大事なものを捨てて生きていくということだ。









側弯を治す為の手術を決めたあの日から、
私の生活は一変してしまった。






背骨は元に戻っても、人生は元に戻らない。












抜いた鼻毛はもう鼻に戻ることはないのだ。














だが皆の衆、安心して頂きたい。









どれだけ傷ついても、心の支えを失っても、、






術後は誰しも
絶対に回復するのである。






人間の回復能力とは凄いのだ。





私はロキソニンとリリカ75と睡眠導入剤で
しんどい時期を乗り越えることができた。






いっとき薬に頼ることはあっても
必ず自力で立ち上がるのだ。





辛いことから逃げるのではなく



乗り越えることが人の道なのである。