今日は、ワークショップの最中に、思いがけない再会が訪れました。
にぎわう会場の中でふと耳に届いた声。
その響きがあまりにも懐かしくて、
そのおぼろげに覚えてる立ち姿…
胸の奥がふわりとざわめきました。
そっと距離をおきながら確かめるように耳を澄ませ、「あぁ、やっぱり——」と確信した瞬間、
18年ぶりに、あの頃の仲間と出会うことができました。
娘たちが高校の吹奏楽部に所属していた頃、私は保護者会の会長、彼女は副会長。
毎日のように学校へ通い、演奏会やマーチングの緊張や喜びを分かち合い、
野球部が甲子園に出場した時には、応援の列の中で汗を流しながら並んで歩いた日々。
あの頃の私にとって彼女は、“丁寧に生きる姿” を体現している人でした。
ひとつひとつの所作が美しく、手料理もお菓子も器の選び方も、暮らしそのものに品がありました。
密かに憧れ、「いつか私も、こんなふうに生きてみたい」と思わせてくれた存在です。
久しぶりに向かい合った彼女は、やはり変わらず素敵でした。
ちょっぴり早口な話し方も健在…少し安心
昔話を重ねるうちに、「あなたのお菓子、本当に美味しかったよね」と伝えると、
「家は近いから、帰る頃に持っていくね」と、迷いなくそう言ってくれました。
そして本当に、箱いっぱいに詰めた手作りのお菓子をそっと差し出してくれたのです。
懐かしい味わいが胸にしみわたり、選ばれた包装紙や紐の結び方に至るまで、彼女らしい丁寧さが隅々に宿っていました。
それを前に「敵わない」と思うのではなく、“あぁ、私が憧れた人は、今も変わらず美しく在り続けている”と、心の底から嬉しくなりました。
再会は、突然訪れることがあります。
でも今日のそれは、長い時間を静かに越えて、私の中の記憶をそっと照らす、柔らかな光のようでした。
今日という日を運んでくれたご縁に、深く感謝しています。






