さよなら宝塚ホテル 宝塚ホテルの思い出1 | J'aime・・・

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私の好きな台湾、五月天、そして宝塚。
好きなものに囲まれた日常の出来事を書き留めていきます。

 私の一番好きなホテル「宝塚ホテル」が、建物の老朽化に伴う取り壊しおよび移転のため、2020年3月31日に今の場所での93年に渡る営業を終えます。
 
宝塚ホテル
その響きは、夢と憧れの世界への誘いです
たくさんの思い出が詰まった宝塚ホテル
その思い出を忘れないためにも、ここに記しておこうと思います

 

 
宝塚ホテル
武庫川の右岸にに位置し、阪急電鉄宝塚南口の目の前にあります

兵庫県宝塚市梅野町1-46

創業は1926年(大正15年)、旧館は創業時の建物で古塚正治氏による設計です。西洋の伝統的な建築様式と新しい洋式をうまく取り入れた独自のスタイルを持ち、阪神間モダニズムの建造物としても有名です。

2015年には県指定景観形成重要建造物に指定されましたが、耐震性の問題から今回の移転後に取り壊しが決まっています。せめて建物だけでも残してほしかったのですがとても残念です。

 

 

正面玄関

 
 
最近は何度も訪れ、色んな角度から写真を撮りその思い出を残すようにしました。
 
 
 
 
こちらは、武庫川沿いのホテルの側面
昔から変わらない風景です

 

 
 
正面玄関へ
ここを歩くだけで背筋が伸びます

宝塚歌劇団のオフィシャルホテルに指定されているので、タカラジェンヌの催し物が行われたり、館内でジェンヌさんを見かけることが良くあります。ホテルへのこの道は宝塚やジェンヌさんに少し近づけるような気持ちになれるのです。

この光景は、夢と憧れの世界への誘いなのです。
右手には、カフェレストラン「SOLARES」の入り口があります。
 
 
「SOLARES」入り口の右手には宝塚歌劇の公演ポスターが掲示されます。

 

 
この日は1月雪組公演 『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』、その下には2月星組公演『眩耀げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』が。
クラシカルな中にアールデコを感じる装飾が施された外観、
 
 
3月には、花組公演『はいからさんが通る』と、107期生お披露目公演に当たる4月月組『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』 ミュージカル 『ピガール狂騒曲』のポスターがあります。
いつでも宝塚と共にあった宝塚ホテル。歌劇ファンにとっては聖地でもあります。

 

 

この眺めも好き

 

 

正面玄関を入ると豪華ななシャンデリア飾られたエントランス
 
 
ディスプレイは季節ごとに変わります

こちらは2020年1月

正面奥の階段は、宝塚歌劇の大階段を思わせるもの。この階段を上る時、降りる時、気分はタカラジェンヌです。
 
2017年お正月
 
2018年お正月
 その時の記事は⇒こちら
 
 
こちらは2019年8月
エントランスはガラス貼りなので夏の日差しが燦燦と入ってキラキラ眩しいです。
 
2階からエントランス正面の階段を眺めてみる
優雅だ~
 
 
見事なシャンデリア
キラキラ輝いていて、王宮を思わす装飾品
安っぽい見せ掛けだけののゴージャス感とは違く品の良さがあります

 

 

 

 
閉館前に訪れた時には、館内に宝塚ホテルの歴史を語る写真が飾られていました。これは1924年大正13年に宝塚歌劇が開業した時の写真。旧大劇場です。宝塚ホテルと歌劇の繋がりはとても深いのです。
 
 
開業初期のホテルの外観
 
 
私が最後に訪れたのは3月24日(火)。宝塚の公演もなく、宿泊客は少ないようですが、消えゆく宝塚ホテルを惜しむ方々がカメラ片手に訪れていました。
エントランスを左手に進めばケーキショップやレストランへ。2階は結婚式や宴会受付です。
 
 
93年か…
感謝を述べたいのは私の方です
 
 
正面右手には旧館2階へ通じる階段があります。
白い壁と柱、真紅のぶ厚い絨毯。
大正ロマンが漂います。

 

 

2階には憧れの仏蘭西料理「プルミエ」
コンセプトは「宮殿風に設えられた上質な空間で非日常的なひとときを愉しむ。大正ロマン漂う館内で頂く本格フレンチ」

 

 

2017年1月、Bossのご招待がありました。最初で最後のプルミエディナー。その時の画像です
 
 
 
 
緊張したな~(笑)
 
 
食器の輝きが半端ない。重たいフォークとナイフの感触が贅沢な食を感じさせてくれました。
 
 
シャンパン、美味しかった。

 

 
忘れないように残しておこう。
頂いたものアレコレ。
 
 
 
 
 
 
 
プルミエ特製のケーキと珈琲
 
 
プルミエ近くにはクラッシックな調度品もあり、開業当時の面影をしのばせています。
 
 
歴史を感じます。取り壊されるのは、身を切られるように辛いです。
 
 
大正モダニズム、阪神間モダニズムといわれる天井が高い造りです。とても落ち着き、優雅な気持ちになれます
 
 
プルミエの正面には、木目調のモダンな雰囲気のビアレストラン「ビアケラー」があります。
毎年、元旦にはここに集まって親しい仲間と新年会を開いていました。
思い出一杯。私が元旦を地元で過ごすには理由があります。ビアケラーで過ごすお正月を大切にしたいからです。
 
これは2016年のお正月
ビアケラーの内装です
 
 
窓の造りが大好きでした
 
 
落ち着くシャンデリア
 
 
ビアケラーのお料理も豪華で美味しかった~
 
 
サーモン、毎年のお正月のお楽しみ
 
 
ビールやワインにはチーズ
 
 
大蒜たっぷりのソースがかかったローストビーフ。宝塚ホテルのローストビーフ、美味しいです。夏はビアガーデンのオシのメニュー。
 
 
ワイン通のジェントルマンのお蔭で、美味しいワインを頂いてました。赤ワイン、フランス産も美味しいですが、スペインやチリのワインも美味しいです。深みと渋みが好きな私。「金のかかる女やの~」と笑いがこぼれた場面でした。
 
 
 
 
 
 
好きすぎるビアケラーのクラブハウスサンド。堅めのポテトチップスも大好き!!
 
 
プルミエの渡り廊下
フランスのお姫様が歩いていそうな雰囲気
 
 
渡り廊下から見えるお庭。
まさに貴族の洋館。
現実からは慣れられるこの雰囲気が好きでした。
 
 
歩いた廊下を振り返る…
さよなら、宝塚ホテル。
 
 
20代の頃から連れてきてもらったホテルのバー「Kusunoki」
オトナの世界でした
 
 
閉館前にバーの営業は終了。新ホテルに移転はあるのかな?
 
 
バー「Kusunoki」の懐かしい画像がありました。
 
 
 
 
ここでウイスキーを覚えたな…
ピアノがあるころはリクエストもできました。いつも「テネシーワルツ」をリクエストする棟梁にもよく連れて行って貰いました。
 
 
オトナのお酒の飲み方を教えて貰ったのもこの店
 
 
バーボンの最高峰「Booker's」アルコール度数は63%
チビチビ呑むお酒を知ったのも「Kusunoki」です
常連さんんに連れられ教えて貰ったお酒の呑み方。私の青春が詰まった「Kusunoki」ともお別れです。
 
 
「Kusunoki」を超えると新館入口へ。入り口からの眺めは見事!
 
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