8月10日の新月の日、銀座のain sophというビーガンカフェにて、
『新月の祈りプロジェクト』第二回が大盛況のうちに終了しました。
午前・午後・夜と三部構成でお届け致しました。
総勢で約80名の方にご参加頂き、平和へ祈りをささげると共に、
ひとりひとりがまた新たなスタートを切るにふさわしいワークをさせて頂きました。
来てくださった方、
応援してくださった方、
本当にありがとうございました。
世界的に、核兵器廃絶の動きが高まっている今年、『GATE』という映画を二度に渡り
お届けする事ができた事も、本当に意味があったと思います。
明日は終戦記念日ですね。
これまで、正直なところあまりに自分とかけ離れているように感じていた日でしたが、
今年は違います。
今日、おいしいご飯が食べられるのも、安心して家に住んでいられるのも、
好きな仕事をさせて頂けるのも、
たくさんの人が見える形で、見えない形で、平和な社会を作り出してくださっているから。
本当にありがとうございます。
ここからまた、新しい第一歩ですね。
当日、朗読させて頂いた詩をご紹介します。
当日は私の思いを乗せて少しアレンジしたバージョンをさせて頂きましたが、
こちらは原文の和約です。
9.11の同時多発テロの慰霊式典で読まれた詩です。(作者不明)
『もし知っていたら』
あなたが眠りに就くのを見るのは、もしこれが最後だと知っていたら
あなたの身体を毛布でしっかりとくるみ、
あなたの魂が遠くに行ってしまわないように
神様に祈ったのに。
あなたが出かける後姿を見るのは、もしこれが最後だと知っていたら
あなたを抱きしめ、キスをして、
そしてもう一度あなたを私の腕に呼び戻したのに。
あなたがお祈りをしている声を聞くのは、もしこれが最後だと知っていたら
あなたの動作と言葉を残さずビデオに収めて、
来る日も来る日も繰り返して見ることが出来たのに。
もしこの瞬間が最後だとわかっていたら、あなたは私が愛してることを十分承知し
ているはずだからと、あらたまって「愛してるよ」「大好きだよ」という僅かな時
間を惜しんだりしなかったのに。
もしこの日が最後だとわかっていたら、あなたの傍で、あなたの一日を共に過ごし
たのに。
わたしがあなたの傍で過ごす日はこの先何日もあると確信しているから、
一日ぐらい許されるよね、たとえ知らぬ間に時が過ぎ去ったとしても、
常に明日があるから、過ちを埋め合わせる時間だって、
元通りにするチャンスだって、必ず二度目がやって来るから。
「愛してるよ」と言うチャンスはいつだってあると思うし、
「何か私に出来ることは?」と尋ねる機会だってきっとあるさ。
でももしこの思い込みと確信が間違いだったら、今日が私に残された最後のチャン
スになるかもしれない、その時のために、あなたをどれ程愛しているか、あなたを
決して忘れないよと、心を込めて言ってみよう。
明日は老人にも若い人にも、誰にも約束されていない。
だから、大切な人をしっかりと引き寄せるチャンスは
今日が最後かもしれない。
だから明日を待たないで、今日それを実行しようよ。
何故なら、
明日は来ないかもしれないし、もし来なかったら過ぎ去った日をきっと後悔するか
もしれないから。
微笑みと、抱擁と、キスをする僅かな時間を惜しんだこと、
大切な人の最後の望みだったかもしれない事を、忙しさを理由に叶えてあげなかっ
たことを、きっと後悔するかもしれないから。
だから今、この時、あなたの愛する人をしっかり抱き締めて、
その耳元で、どれ程愛しているか、どんなに大切に思っているか、囁いてみようよ。
少しの時間を割いて、「あの時はごめんなさい」「許してください」「ありがとう」
「もう大丈夫だよ」と言ってみようよ。
そうすれば、たとえ明日が来なくても、今日を後悔することはないと思うよ。