昨夜、2年振り(期間はかなり曖昧)

に、彼氏以外の男性とデートをした。


同棲生活を解消したことを告げると


“オレがいる”だの“いつでも駆けつける”だの

頼んでもいないアイディアを次々とプラン化し

勝手に暴走している彼にかける言葉は無かった。


夕方頃に自宅近くまで迎えに来てもらい

すこしドライブをした。


私は朝から何も食べていなかったため

空腹だったのだが、


お互いのことも、よく知らないのに

ドラマでも聞かなくなった

阿呆のようなセリフを詐欺師のように

ペラペラと発する“彼”のせいで

私の腹に食物を詰め込む予定は無くなった。


「あーどうしよう、頭がものすごく痛い」


と、可愛い私の胃腸のためくだらない嘘をついたが


「じゃ、家来る?」


と、嘘よりくだらないことを言われたので


「私、偏頭痛持ちなんだ。でも、なんてことないよ。帰るけど。」


と、あえて雰囲気を壊すデストロイヤーと化し、

家に到着するまで、ずっと寝たふりを続けた。


寝たふりをしている最中

今日は家族でお母さんの作ったご飯か…

そんなのいつ振りだろう…


などと完全に脳内でサザエさん一家のワカメに

自分を当てはめ、アットホームな雰囲気の

脳内家族との夕食に現を抜かしていた。


「じゃ」

と、冷たく別れを告げ、そそくさと家に帰ると

私が寝ている客間で母と兄がテレビを見ていた。


母は私の顔を見るなり


「アンタのご飯はないよ。お母さんとお兄ちゃんはピザをとったから。

L一枚だからアンタの分はないよ」


と、あっさりと私の計画をバキバキに打ち砕いてくれた。

計画と共に私のハートまでバキバキにした母は

一番のデストロイヤーに違いない。