皆さま、こんばんは♪


近頃、本当に寒くなってきましたね。
夜に執筆活動少しやってて薄着だとたまにくしゃみが止まらなくなる事があります💦


本日は先日勢いで書いてしまった「昭和を愛して」
こちらの作品のガイドブック。


大体2日間くらいかけて作っています。
ガイドブックの方もコピペ繰り返したり、見やすい様に配置したり、
実は作るの大変ですw



こちら読んでいただいてから、
もう一度本編をじっくりお楽しみいただければ幸いです♪





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とにかく私は昭和の昔ながらの物が好き。
音楽世代も80,90年代。

それに昔ながらの雑貨屋、小物屋、駄菓子屋とか。
自販機や飲料もいいよね。


あの懐かしのゆっくり時が流れることにすごい憧れる。




最近、髪を切ろうと思った。





それで今回は昭和ちっくな美容室で是非とも切りたいと思ったんだけど、東京にはレトロな感じな所があっても大体残ってる店は中は器具なり新しくなってる。

これは他の昭和物にも言える事で、昔ながらの駄菓子屋さんとか自動販売機・小物屋さんも、関東よりもちょっと離れた田舎の方があったりした。

……………
これ勝手な個人的私見ですが、
結構東京の方とかだと外装は昔ながらに残ってるお店多いですが、中の器具とかは新しくなってたりするお店多くないですか?

床屋だと昔ながらの洗面台別とかもあったりはするけど。

美容室、美容院っていうか、ヘアサロン・パーマ屋って本当に都心から離れれば離れるほど、多い気がします。
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でも美容室なんて探すのは初めて。
もちろんネットに掲載されてるようなホームページがある場所はだめ🙅‍♀️

ちょっと考えてから、適当にグーゲルマップで田舎っぽそうな所をセットして、それから美容室を検索する事にした。


私はちょっとこだわる。
探してからいい感じの名前の美容室があったら、ストリートビューで外観も見る事にした。


それで一件ちょっと惹かれる美容室があった。
もうしばらく探してたけど、次の休みのヘアカットはそこでしてもらう事に決めた。






次の休み。
例えば日曜休みとかだったら嫌だったから、平日休みの週を選んで今日は水曜日。





東京駅から新幹線に乗って約2時間。
着いたのは岩手県の一ノ関駅。

ここでレンタカーを借りて、さらに北側へと走らせる。



しばらく道路を進むといよいよ近くになってきた。

最初は一旦通りすぎる。


「あっ、ここだ」


ストリートビューで見たまんまの外観の店を通り過ぎた。

本当に見たまんまの描いて通りでちょっとワクワク。
駐車場が近くになかったから、少し離れた邪魔にならないところに車を止めて歩いて向かう。


そして東京からはるばる3時間。
これの為だけにきた所についに着いた。



ちっちゃいお店のまわり、道路脇には花が沢山育てられてる。
店の入口のドアのところには大きい素敵なつるバラ。

「みどり美容室」
厚生大臣認可
安心と衛生 技術の美容室

と白黒で書かれたいかにも昭和らしさな看板。


入り口の上には古びて年季の入った紫色の丸いシェード。
中はカーテンがかかってて見えない。


普通のアルミ製のドアをドキドキしながら開ける。

…………………


今回は実際に存在する美容室を今回はモデルにしてます!

先日少し書いたかな?
帰り道でその道をちょうど通っていて、目についた美容室がここ。

外観とってもレトロで、昔は繁盛していたかの様な。
そんな感じのヘアサロンに一気に筆が進みました。
…………………



「あ、いらっしゃい」


60代くらいのまだまだ元気なおばさんが声をかけてくれる。





「予約していた真鍋さんだね、ようこそいらっしゃい」
「準備できてるからこちらへどうぞ」

…………………
ここ当然入店して「はい?」みたいな感じの表現にするか迷ったんですが、
近頃のヘアサロンは昔ながらの場所でも大抵電話予約されてることが当たり前なので、今回はそこに準じてこんな形にしました。
意外とこっちの方が自然表現ですね。
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おばさんは優しく手前の椅子を案内してくれる。
店内はもうすごく期待した通りの昭和から何も変わってなさそうな雰囲気。

おばさんはそのまま椅子に座る前に荷物を預かってくれて隣の椅子に置いた。





私が座ってる真っ赤な昭和作りの椅子。

茶色の棚が広がっていて、壁紙は少し古びたモダン調。
鏡は胸よりちょっと下くらいまで映って、とてもよく磨かれているシンプルに貼り付けられた鏡。

店内の家具やすぐそこに置いてあるワゴンの中のパーマロッドの数々。
それからパーマネント機もあって。


今ここにいる自分にとってもワクワクする。
着てきた服がもしかしたらまだ平成寄りだったかなって思うほど。

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https://seesaawiki.jp/w/makitaro999/d/%BE%BC%CF%C2%A5%EC%A5%C8%A5%ED%A4%D8%A5%E4%A1%BC%C2%CE%B8%B3%B5%AD%A3%B1


多分フェチさんなら誰でも見た事ある画像。


いつもこんな感じで画像をモデルに作ってます。今回はちょっと想像しやすい様に有名なサイトの画像から、美容室の中の描写をしました。


もうちょっとレトロな感じがよかったかな?と思いつつ、でもこれくらいでいいかな〜って感じです🙆‍♂️





鏡前の茶色の棚。

少し古びたモダン調の壁紙。

胸よりちょっと下くらいまで映って、とてもよく磨かれているシンプルに貼り付けられた鏡。


こちらの画像そのまんまの表現です。

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おばさん「はい。大丈夫?部屋暑くないかな?」

私「大丈夫です」

おばさん「今日は予約して頂いてありがとうね。失礼かもしれないけど、お客さんこの辺りの子じゃなさそうよね。どこから来たの?」

私「実は東京なんです」

おばさん「えー東京!?。そんな遠くから〜」

私「新幹線とレンタカーでそこまで」

おばさん「聞いた私がびっくりしちゃった。そっか、東京の子なんだね。今日はどうして来たの?」

私「私すごく昭和とかレトロな雰囲気が好きで、それでこのお店発見して来てみたいなって」

おばさん「あら、そうなんだ〜」

私「来てみたらすごく理想通りっていうか、いい昭和が残る雰囲気でもう嬉しくて」




おばさん「ここは私は2代目なんだけどね、80年続く美容室なんだよ」

私「えっ、80年も続いてるんですか!?」

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どうしてもこの看板が気になってしまい、こんな表現もちょっといれてみました。

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おばさん「昔はね、ちょっと有名で繁盛してたりもしたんだ。今はほらあなたくらいの子達はみんなお洒落な美容室行くからもう地元の人しか切らないけどね」

私「そうなんですね〜」

おばさん「今日こんな若い子扱うって言ったら悪いけどね、久しぶりなんだけどほんとに大丈夫?」

私「はい、もう是非お願いします」

おばさん「そっかそっか。じゃあ今日は一応電話ではカットだったけど、カットだけでできるヘアスタイルでどんな感じにしたいとかあるかな?」

私「実はもう決めてるんですけど、その昭和のヘアスタイルで、本当に今風じゃなくていいので、昔ながらの昭和で溢れてたヘアスタイル、これにできますか?」

おばさん「んっと、昭和のヘアスタイルって言ってもどういうのがいいの?」

私「それはもうお任せします。とにかく今風じゃなく、昔溢れてた昭和ながらのヘアスタイルにできたら」

おばさん「そうなの?、でも学校とかそういうのは大丈夫なのかな」

私「全然大丈夫です。職場の髪型の指定も特にないし、昭和の髪型とか特に今だったら誰もいないから個性的にもなれるし」

おばさん「分かった、じゃあ昭和のヘアスタイルね」

私「はい、お願いします!」

おばさん「先にシャンプーじゃなくてどんどん切っちゃってっていいかな?」

私「はい」



私はこの人なら大丈夫って思った。
喋り腰も、雰囲気も、昭和のゆっくりな感じがとってもする。

それにすごく当時繁盛していた時のことを思い出すように喋ってたし、昭和のヘアスタイルにとっても詳しそう。





おばさんは椅子の横の白い洋風なガラスの棚を開けて、

…………………



右奥に映る棚をイメージしてます。

もうちょっと洋風でもいいかな?

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そこから最初に、
横に点々と色んな色の線が入った手ぬぐいを出して、優しく首に後ろから巻いた。

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次にケープ。
これ!って感じの、美容室では見たこともないような。
色はさまざまにおしゃれな花が水彩で沢山描かれるケープを棚から取り出して、私の前でバサッと広げる。


いつもの癖で両手を前に出すようにして、袖を通そうとしたけど、そのままケープはするっと滑っていった。

おばさんがピタッとマジックテープを留める。

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こちらのブログではお初だし♪

中々レトロな花模様のカットクロスの写真。お気に入りです。


今回は是非ともこんなイメージな描写だったので描いてみました。


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“プシュー、スコンッ”
“プシュー、スコンッ”
“プシュー、スコンッ”

おばさんはちょっとずつ私の椅子を上げていく。

…………………
昔ながらの美容椅子は本当に空気がいい音するのばっかりです。
そんな感じをイメージして頂けたらって思います。

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それからワゴンを引っ張ってきた。
ワゴンの一番上には磨かれてるようなシザーが光ってる。




鏡には水彩で彩り美しく描かれた花模様のケープにすっぽり巻かれた私。


いよいよカットが始まる!ってどきどき。

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追加でちょっと。

こんな水彩で描かれた、おしゃれなカットクロスにロングヘアーなびいていたら、ドキドキしませんか?







おばさんがはさみを持って、

一切り目はなんとザクッと左の耳くらいで真横から✂️


バサバサッと長かった髪が落ちていく。
いきなりそんな…って拍子抜け、びっくりした以上。


おばさんはそのまま同じ高さでジョキジョキ後ろを切っていく。


あれ、この髪ってその昭和スタイルにする為にパーマやカラーを後に別日にかけようと思って伸ばしてた髪なのに…

そんなに長い髪にこだわりはないけど、どんどんあっけなく切られていく髪を見てると、自分から自分が離れていった印象がした。


そのままさらにジョキジョキと切り続け、右耳の方まですっきりと髪が一直線に切り揃えられた。







私はこの髪型は知っている。
もちろん昭和好きだからそれくらい、

だけど私がなるなんて微塵も思ってなかった。
しかもここで。

…………………

いつもの断髪小説と違うところはここ❗️

自身がその髪型まで分かってて、どうなるか知っちゃってて。
でもあからさまな抵抗はせず。

こんな小説、私は好きです。
「2人の女性の生き様」に似た感じの雰囲気もありますw

ここ共感してくれる人いたら嬉しい〜
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いよいよバリカンが出てくる。


“ブィーーン” というけたたましい音を響かせるそやつは、おばさんの慣れた手つきで一気に私の襟足に “ジョリジョリ” っと入ってった。





途中からおばさんが “ガッ” と頭を掴む。
抑えられるってより本当に掴むって感じ。

強く掴まれたその手で頭を固定されながら、ひたすらバリカンを下から上に入れ続けられる。

…………………



この小説を書くちょっと前に見た動画。

令和の時代にこんながっつり抑えられる美容師居るんだと思いつつ、この表現も描写してみました。

………………





あっという間にもう後ろの髪がなくなったのか、
鏡で反射して見える左サイドにも耳まわりにバリカンがぐいぐい入っていく。


もちろんバリカンで髪を刈り上げられるなんて事は初めて。
なんというか、不思議な感覚。




そのまま右サイドも同じように刈り上げされる。




さっきまでレトロなのにおしゃれでいいなって思ってた、おしゃれな花が水彩で沢山描かれたケープには次から次に髪が落ちていって。

ごあいにくにも髪はそのまま残らずするする落ちるだけ。


だから鏡の中の私は、
昭和らしいおしゃれレトロなケープのまま、さっきの現代風のロングヘアーから一気に半ばおかっぱ頭になってしまった。

…………………
この表現
バリカンで刈り上げされてる最中って絶え間なく髪の毛落ちていきますよね。
するする滑り落ちるのは良いクロスの性質。

そして「鏡の中の」よく私が使う表現。
今回はまさにツボで、花柄刈布のまま現代風のロングヘアーからおかっぱへってすごいながらも思い浮かべられる様な表現にできました♪

…………………




こんなのたった数分の出来事。




おばさんは特に刈り上げをきっちり綺麗にするって訳じゃなくて、でも整ったかなくらいでバリカンを止めた。

あとは本当に美容師らしく、丁寧に刈り上げのシザーでのメンテナンスや、おかっぱの断面の整え。


それから「ちょっと梳きますか?」って聞かれたから「はい」って答えた。



今のおかっぱに合う毛量になるように。

でも不思議な感覚は変わらない。
昭和の美容室に来て、昭和なカットをして、昭和レトロを味わいたい。
そう思ってきたけど、期待違いだった、だけど全然そんな気もしない自分もどこかにいる。

でもとりあえず少し時間が経っていて、これも昭和の美容室の光景だったんだろうな、ってのは思った。



そのままおばさんは仕上げに入る。

それからケープを外して、これもアンティークなこぼうきで服を払ってくれて。

それからアンティークな丸いお洒落な手鏡を渡された。




おばさん「どうかな、今風じゃなく、昔溢れてた昭和ながらのヘアスタイル」

私「はい、ありがとうございます」

おばさん「お客さん若いから、昔の子って皆んなおかっぱだった頃は本当に可愛くて似合ってたから、今の子は誰もしないしやってみたんだけど」




私「やっぱり昔は美容室でもおかっぱにする子って多かったんですか?」

おばさん「そりゃもちろん。聖子ちゃんカットとかやっぱり今でも昭和のカットってそういうイメージだけど、お客さんくらいの若い子の大半以上はすっきりしたおかっぱだったね」

私「そうなんですね〜」

…………………
昔のおかっぱって、今フェチ内で流行るおかっぱとは少し違って、今でいうショートボブな所を指してた時代。
そして昔はおかっぱ=床屋なんてイメージついてるけど、実際80年代の女の子世代は美容室に行ってた子が半々だったみたいですよ。

意外と美容院の学生さんカット=おかっぱ
定番だったんじゃないかなって。

…………………



おばさん「これでよかったのかな?」

私「あ、はい」


おばさん「でも、なんか…?」

私「あっ」

おばさん「言っていいよ」

私「本当はそのこれちゃんと言えばよかったんだけど、後日またお店きたくてその時にパーマとかお願いしたかったんです」

「だからその長い髪伸ばしてたのは今流行りだからこれはないけどウルフヘアとか、カールやパーマ使ったヘアスタイルに最終的にできてればなって」


おばさん「あっ、そうだったんだね。ごめんね」

私「あっ、いやいや、私が全くその説明不足なだけで」

おばさん「でもおかっぱも可愛いと思うし私は良いと思うよ。十分昭和のヘアスタイルだしあなたに似合ってる」

「またもし来てみたくなったら、その時はそんなヘアスタイルにしましょう?」


私「そうですね、はい」




私はちょっとおばさんの言葉マジックにかかって、
またこの昭和が残ってる美容室に来てみたくなったし、おかっぱに対しても前向きになれた。


そもそも私はおかっぱが別に嫌いじゃない。

その可愛いってのは昔の人の感覚なんだろうな〜って思う所はあるけど、
意外とこんな個性的ヘアの人って実は東京だとそこそこ居たりする。


ただ真っ黒なおかっぱスタイルは流石にダメ🙅‍♀️


これは東京の美容室でさらに個性的ヘアにして誤魔化す為にカラーでもしに行こうかな、
いや…でもあの美容室でもし指定のカラーやってもらえるなら?



そんなことを考えながら新幹線で帰った。






ー終わりー


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ここまでガイドブック、全14差し込みでお送りしました。


筆者の感想もちょっとだけ🤏

まず最近小説書きのモチベーションがちょっとだけ上がりました。
多分少しすれば、昔ほとんど書き上がっていた2作品をそれぞれREQUにて公開できると思います。

2作品ともジャンルが違って、
片方はクロスフェチの皆さんにもお楽しみ頂ける、そちら向けの作品。
もう片方は本格的な擬似小説になってて、こちらは50000字超えという大作になってますw

どちらとも文字数長い・制作期間大変かかってるのでREQUにて公開予定です。


そんな中で書いてる最中なのにできてしまったのがこの作品。
本当に帰宅途中、車を止めてそこで3時間くらいかけて書き切ってしまった話になります。

レトロな美容室ってすごいですよね。
魅力がいっぱい。

本当はもっと書きたい美容室/美容院なんて沢山あるんです。

〜〜〜

今回はちょっと皆様方が書いてないような、
そんな話になりました。


私の小説ってそもそも、断髪小説ではなくて、有名なX68000さんが書かれているような擬似小説に近い作品になります(多少なりとも影響受けてます)

だからそもそも違うんだけど、
今回は話のストーリー的にもっと違う、そんな感じになったと自覚してます。

〜〜〜

このシリーズ、現段階では続ける気はないのですが、








書きたいシチュエーションはいくらでもあるんです。

夢が広がりそうな展開ですよね。



書く気になったら、多分書いてると思います(笑)






それでは、本日はこの辺で!









先日こちらの小説を公開しました。
是非こちらもご覧になってみてください♪

(2人の女性の生き様をご購入頂いてる皆様は無料でお読み頂けます)







また今回のガイドブック良かった!

是非他作品でもガイドブック継続してほしい!


と思って頂けた方がいましたら、

こちらの作品でも10000字超えの徹底的な資料集を作ったので是非ご覧になってみて下さい♪