介護職の人は、様々な職種と密接な関わりを持っています。看護職や薬剤師、管理栄養士などと情報を共有する必要があるため、その際に間違った情報が伝わらないようにしなければなりません。利用者さんの病気や怪我の状態、処方している薬の種類や量などをしっかり伝える事は基本です。それと共に、アレルギーや持病の有無などにも目を向けなければなりません。これくらいの事なら伝えなくて良い、と軽く判断してしまわないようにしてください。



薬剤師に向けて持病の事を伝え忘れていた場合、適切な薬を処方できなくなってしまいます。その結果、症状の回復が遅くなってしまったり、悪化してしまう可能性があります。管理栄養士にアレルギーの有無を知らせなかった場合も、大変な事になってしまいます。アレルギー症状の程度によっては、命を落としてしまう可能性があるからです。介護士として働く時は、一つの情報を伝え忘れていただけで命に係わる問題が起きるという事を、頭の中に入れておく必要があります。



多職種と協力する際、利用者さんの状態によっては、作業が大変な量になってしまう事があります。伝えるべき情報がたくさんあると、まとめるのも苦労してしまいますよね。しかし、それらは大切な事です。利用者さんの中には、意思疎通ができない人も存在するという事を、忘れないでください。自分の不調を周りに人に伝える術がない人は、全ての事を介護士に任せるしかありません。面倒に感じてしまう人もいるかもしれませんが、多職種と協力する場面は、面倒がらずに行う必要があります。多職種と協力する重要性については、こちらのサイト[http://tashokushukyodo.net]を一読すると、よりわかりやすいでしょう。