「生け花は、心の枝葉を剪ること」だと。余分な枝を切り落とすように、心の中のざわつきもそっと手放す——今日はそんなことを考えながら花を生けていました。

使ったのは、透き通るような白い磁器の花瓶。そこに、軽やかなグリーンのアンスリウムを数本、そして噴泉草と雪柳を合わせてみました。

アンスリウムの大きな花びらは、春風にふわりと舞うスカートの裾のよう。噴泉草の細かい穂は、風が草原を渡るときにできる草波。そして雪柳の小さな葉っぱは、頬をかすめる風の、あのなんとも言えない涼やかさを運んできてくれます。

一枝一葉が自然に伸びやかに、しなやかな曲線を描く。見ていると、本当に風がこの部屋を通り抜け、そっとひとときの静けさを置いていってくれたような気持ちになります。

この春の風にのせて、ほんの少しの清々しさを、あなたのもとへ届けられますように。