子宮動脈塞栓術の覚書




第二子出産後の1か月検診の時



エコーで影がみつかり


総合病院でMRIを撮り


胎盤ポリープと診断されました。





その後


別の大学病院で診察を受けCTを撮り


胎盤ポリープにかなり血流があることから



子宮動脈塞栓術を受けることになりました。



約1週間の入院とのこと。



4歳のムスメと1か月のムスコがいるのに‥





でも手術を受けないと大量出血の危険もあるとのことで、すぐに入院することにしました。





そして手術当日。




ネットで体験談を読みあさって恐怖心で押しつぶされそうな中迎えました。




まずは病室で点滴の針を入れる。

血管見つけづらい体のようで、3回刺されてようやくルート確保。

体験談読んでても点滴の針刺しのことはほぼ書いてなかったけど、私は何気にこれがつらかった‥




続いて朝9時頃

麻酔科で硬膜外麻酔の管を入れにいきました。


体験談によると、硬膜外麻酔を打つ前の局所麻酔が激痛だと。


優しそうな看護師さんと、女医さんが迎えてくれて、緊張しながらベッドに横になり、背中を丸め待ちました。



いざ局所麻酔!背中につーんと痛みが。



でも想像していたより全然!全然痛くない!


なんなら点滴の針刺す方が痛かった‥


局所麻酔の後、硬膜外麻酔の管を入れて行くのだけど


この時は背中に何かが入って行く違和感がすこーしあったけど痛いってほどではなかったです。


女医さん上手だったのかな。


ものすごい痛みを想像していたけど大丈夫でした。


採血や点滴の針刺しくらいの痛み。
怖がらなくて大丈夫!


その後15分くらいベッドで横になって看護師さんに車椅子で病室まで運んでもらいました。


ベッドから立ち上がる時少しふわっと変な感覚になりました。




病室に戻ってから、膀胱に管を入れました。


これは出産時に導尿を経験してるのでなんとなく覚えていました。痛みはほぼない。


これも力を抜いておけばつーんと違和感がある程度で大丈夫!





そしていざ手術室へ!
(この動脈塞栓術、実は手術室ではやらないんです。処置室?検査室?でやりました)


車椅子で運んでもらい、


あれよあれよと処置台にのぼり、






病衣をめくられ下半身丸出し。





担当の女医さん以外は皆男性‥


優しく声をかけてくれる心の支えとなる女性看護師さんを想像していたら、


男性看護師さんでした‥


手術への恐怖から気にしてるようで気にしてませんでしたが。






そしてもろもろ準備をして、エコーも確認して



「それでは始めます」






体験談ではこれまた激痛と言ってる人が多かった鼠径部への局所麻酔!


これがね、本当にね、痛くなかった。


もちろん無痛ではないけど採血の時の痛みくらい。


全然大丈夫!






局所麻酔が効いて、いざカテーテル挿入!


この時少し違和感がありました。


鼠径部にぐいぐい入っていくのがなんとなくわかる。


痛くはないんだけどなんとも言えない違和感。


これから痛くなるんじゃないかという恐怖心もあったから敏感になっていたと思います。


でも数分で気にならなくなりました。






手術と関係あるのかないのか不明ですが、

動かしてはいけない両腕の肘の裏がなぜか痛くて(ずっと動かさないでいると痛くなる、あれだったのかな)つらかったです。


そこから記憶が曖昧ですが、

たびたび呼吸を止めるように言われ従ってはうとうと、造影剤が入って熱くなるときたまに腰のあたりがじわーっと痛くなりました。


でも大丈夫。


今思うと全然耐えられる痛み。




術中、


血管が細いのか変な形なのか、なかなか子宮動脈に入っていかなかったみたいで、


先生たちの声が聞こえるのがつらかったです。


途中で硬膜外麻酔に薬をいれにきてくれた麻酔科の方が痛みの確認に来てくれて、


腰の痛みを伝えると、もう詰め物詰め始めてますからね、少し痛み始めると思いますと。




え!もう塞栓し始めてたの?!


なんにも教えてくれないんだよ。



そういえばこの検査室入った時も、温かい雰囲気ではなくなんだかサバサバしてて特に挨拶もなくって感じだった。




そうこうしているうちに、2時間ほどで、終わりましたよの声が。




ふー。



緊張で疲れた。





終わりましたよのあとに、これから抜いていきますね、抜いてから刺したところ10分くらい手で押さえますねと。



抜くのもあっという間で、痛みはなく終わりました。




手術中、思い返してみると緊張と怖さでかなり疲れましたが、痛みでいうとぜーんぜん痛くない!






インフルエンザの予防接種に耐えられる人なら大丈夫と私は思いました。






病室にもどって4時間ほど足を動かしてはいけない時間がありました。


動脈刺してるから血が止まるまでです。


女医さんが確認に来てくれて動いていい許可が出ましたが、なんとなく怖くてしばらくはベッドで上向いてました。



体験談によると術中からお腹の痛みが出る人もいるようですが、私はありませんでした。



病室に戻ってからも10段階の0.1くらいの痛みというか違和感がお腹に出てきたくらいで、今のところ大丈夫です。



吐き気も全くありませんでした。



お腹がぺこぺこでしたが、もしかしたらこれから吐き気がくるかもと思うと怖くて食べられませんでした。




私は入院前に体験談を読みまくり、


どんどん怖くなり手術が嫌で嫌で仕方なかったのですが、

実際やってみて思ったほどではなかったので、


もしこれから同じ手術をする人がいれば少しでも安心して挑んでほしいと思いここに記しました。



また、今回私が受けた子宮動脈塞栓術は子宮筋腫の患者さんも行うことがあるそうで、少しでも役に立てればと思います。


以上私の子宮動脈塞栓術体験記でした